[CML 003705] 二子玉川再開発差し止め訴訟控訴審証人尋問(下)

Hayariki hedomura2 at hotmail.co.jp
2010年 4月 15日 (木) 23:08:18 JST


【PJニュース 2010年4月15日】(上)からのつづき。3人目は再開発地域の近隣に居住する木村氏である。今の場所に住み始めた1980年代は両隣も畑で自然が残されていたと証言する。タヌキやハクビジンもいた。5年前にもタヌキを見た。

自宅のある場所は周辺で最も低い場所である。近くの交差点は水が溜まり、普通の雨でも長靴を履かないと靴の中に水が入るほどである。激しい雨では道路上を雨水が流れていくのが見える。玉川高校の方では雨水の逆流でマンホールが飛ぶこともある。
http://www.pjnews.net/news/794/20100414_2
http://news.livedoor.com/article/detail/4719036/
再開発地域の高層マンション「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」は約7メートルの人工地盤、二子玉川公園(仮称)は約10メートルの盛り土でかさ上げする。人工地盤は水を吸わず、再開発地域の上に降った雨は脇に流れる。盛り土により高くなった公園の上に降った雨も脇に流れる。周辺道路に水が溜まることは必然である。

再開発組合は「洪水時は駐車場に水が入る」と主張するが、駐車場の入口は道路よりも1.5メートル以上も高い場所にある。周囲が1.5メートルの浸水にならなければ駐車場には水は入らない。だから駐車場を貯水槽とする主張は水害被害の軽減にならない。

道路の拡幅によって排気ガスも溜まる。一方には国分寺崖線があり、他方に二子玉川公園(仮称)の盛り土ができれば谷間になる。滞留する排気ガスによる空気の汚染が酷くなる。

主尋問の最後では控訴審から補助参加人として裁判に参加した思いを述べた。再開発工事が進み、これまでの二子玉川では考えられない建物が乱立している。危機感・恐怖感から黙っていられなくなって参加した。自然があった場所には自然を戻すべきである。住民は風致地区の規制を守っている。再開発地域だけ高層ビルを建てることは不合理である。裁判官に「住民の切実な思いを汲み上げて欲しい」と要望して主尋問を終えた。

反対尋問では多摩川や丸子川の洪水被害を防ぐための請願などをしているかとの質問がなされた。丸子川では請願をしたと回答した。さらに再開発組合側弁護士は多摩川暫定堤防の建設への反対運動について質問をした。木村氏は「(反対運動の当事者でない)私が答える問題ではない」と述べたが、再開発組合側弁護士は知っている範囲で回答することを要求した。これに対し、住民側弁護士が異議を唱え、質問の撤回を要求した。裁判官は第三者が知っている範囲での答えたもので、正確性は担保されないものとして扱うとし、証人尋問は終了した。【了】

林田力(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者)
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