[CML 001476] 外務省ホームページに鳩山首相の国連演説の日本語版と英語版が掲載されています。

higashimoto takashi taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
2009年 9月 26日 (土) 11:29:37 JST


外務省ホームページに鳩山首相の国連総会一般討論演説の日本語版と英語版が掲載されています。

■第64回国連総会における鳩山総理大臣一般討論演説(日本語版 2009年9月24日 ニューヨーク)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/21/ehat_0924c.html
■第64回国連総会における鳩山総理大臣一般討論演説(英語版 2009年9月24日 ニューヨーク)
http://www.mofa.go.jp/policy/un/assembly2009/pm0924-2.html

みなさんすでにご存知のとおり、「友愛」という言葉は同演説で5箇所用いられていますが、その英訳は
どれも“yu-ai, or "fraternity"”。同演説原稿中に"fraternity"という語句の持つ「女性排除性」について
の特段の注釈はありませんでした。

同演説で鳩山さんは“yu-ai, or "fraternity"”とは、「自分の自由と自分の人格の尊厳を尊重すると同時
に、他人の自由と他人の人格の尊厳をも尊重する考え方」である旨説明しています。ですから、鳩山さん
のいう“yu-ai, or "fraternity"”という理念が国際社会における「女性差別」を固定化し、かつ助長する理
念とはおそらく誰も思わないでしょうが、この「自由」、また「人格の尊厳」は"fraternity"という語句の歴史
的な用いられ方から見て、これまで「男の自由」、また「男の人格の尊厳」ということでしかなかったこと、
女はこの「自由」「人権」の見事なまでの埒外者であったこと、をごくごく簡単にでも注として演説していれ
ば、世界中の指導者、人びとから尊敬を集めることになっただろうに、と惜しまれます。

 
東本高志@大分
taka.h77 at basil.ocn.ne.jp 



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