[CML 001423] 東京平和創造塾 SPCT 第1回のご報告

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2009年 9月 22日 (火) 02:22:44 JST


  紅林進と申します。
  東京平和創造塾SPCTの第1回目が、9月20日(日)、文京区民センターで
  開催されましたので、簡単にご報告させていただきます。
   
   東京平和創造塾SPCTはその呼びかけ文に以下
   
   人間と自然が大切にされ、非核と平和を世界に発信する活憲都市・東京を創り
あげていくために、憲法第9条(戦争放棄)と第25条(生存権)が貫かれ、市民
自治のためには第92条(地方自治)が、労働運動では第28条(勤労者の権利)が
活かされなくてはなりません。それらの課題を横断的に連携することが求められ
ています。その第一歩として、さまざまな立場を越えて率直に学びあい、語り合
う場として「東京平和創造塾」を開講したいと思います。
   
   とあるように、さまざまな立場を越えて率直に学びあい、語り合う場として開講
  されました。
   
   9/20の第1回は、32人が参加しました。第1回目ということで、最初に「創立
  記念懇話会」が開かれました。コーヒーやお茶菓子も出され、、呼びかけ人の
  岡本磐男東洋大学名誉教授や賛同人で、次回第2回の講師である吉田万三
  元足立区長、同じく賛同人でジャーナリストの林克明さんらも出席されました。
  最初に村岡到『プランB』編集長が開講に当たっての挨拶をし、その後呼びかけ人
  や賛同人、塾生や受講者の自己紹介などをしました。1時間半ほど懇談した後、
  休憩を挟んで、石渡博明さん(安藤昌益の会事務局長)による「安藤昌益の
  平和思想」と題する第1回目の塾(講座)が行われました。

   
   石渡博明さんは海外の研修生に対する技術研修の仕事や職場の労働組合
  活動をされながら、安藤昌益の研究を長年続けられ、安藤昌益全集の編纂
  では中心的役割を果たされた方です。この日は石渡さんの話を聞きに北海道
  からはるばる来られた女性もいました。質疑応答も活発に行われました。
   
   以下、簡単に石渡さんの講義の内容をご紹介しますが、あくまで私の理解ですので、
  誤解や誤った解釈やご紹介がないとは言えませんが、ご了承ください。
   
   安藤昌益は1703年(元禄16年)に、羽州比内二井田村(現、秋田県大館市
  二井田)に草分け百姓の2男として生まれ、京へ上り、仏門や医学の修行を
  した後、南部八戸城下で待ち医者として活躍した江戸中期の人で、
  刊本および稿本『自然真営道』、写本『統道真伝』などの著作がある。
   
   昌益の自然哲学も、従来の学説を批判したユニークなもので、壮大な宇宙
  生命誌といった趣のあるものであったが、江戸幕府と天皇の権威と結びついた
  官製の「暦」が農民のためになっていないとして昌益は批判したために出版弾圧
  も受けたとのこと。
   
   そして昌益の社会思想は、江戸時代の封建社会にあって、武士の支配、
  身分社会を鋭く批判し、「万々人にして一人、一人にして万々人」という
  平等観と個性の尊重、男女平等を説き、直耕(農業労働)に基づく平等な
  社会を築こうとした。また儒教・仏教等の伝統的イデオロギーが人々の真実を
  見抜く力を曇らせているとして糾弾した。
   
   また昌益が生きた時代は、直接的な暴力が支配する下克上の戦国の世
  (乱世)ではなく、徳川による太平の世(治世)であったが、昌益にとって、
  それは見せかけの太平の世(治世)でしかなく、上下の身分制度に縛られた
  男権社会、年貢の徴収が農民を苦しめ、しかも飢饉の際は生産者である
  農民が真っ先に苦しむ社会、金銭が人々の欲望を募らせ困窮に陥らせる
  社会であった。昌益は直接的な暴力だけでなく、平和学のヨハン・ガルトゥング
  の唱えた「構造的暴力」や「文化的暴力」に当たるものを見抜いていたのである。
  昌益が生まれる前年に起こった赤穂浪士の討ち入りは「忠臣蔵」として
  もてはやされ、あだ討ちが美徳とされた時代であるが、昌益は仇討ちは仇討ちを
  呼び、仇討ちには際限がないとして、暴力の応酬ー暴力の連鎖を批判した。
  また軍備が常に「自衛」を言いながら、その実、権力者の権益・既得権を擁護
  するための民衆抑圧の暴力装置であることを昌益は見抜き、軍備の全廃を
  主張した。また豊臣秀吉の朝鮮侵略や松前藩のアイヌ侵略・支配、薩摩藩
  による琉球支配も批判しているとのこと。昌益の知りうるあらゆる侵略行為を
  批判しているのである。
   
   安藤昌益については、私は昔、教科書で習ったくらいの知識しかありません   でしたが、石渡さんの講義を聴いて、昌益が封建時代、鎖国時代の日本に
  ありながら、虐げられた者の立場に立つ正義感と洞察力に富む、非常に
  スケールの大きい、卓越した、先駆的な思想家であったことを改めて認識しました。
   
   最後に東京平和創造塾SPCT第2回の講師である、吉田万三さん(元足立区長、
  医療団体役員)が、11月22日(日)に行われる次回第2回塾の紹介をされました。
   
  なお今回は第1回のため、最初に自己紹介も兼ねて懇話会を最初にやりましたが、
  次回からは、最初に1時から4時まで塾(講座)をやり、その後懇話会を行います。
   
  塾生による簡単な塾報『SPCT通信』も出す予定です。
   
   
    東京平和創造塾SPCTは隔月第3日曜日の午後1時〜4時に開催します。

  次回以降の予定は下記のとおりです。
   
   
  次回第2回 東京平和創造塾SPCT
    日時:11月22日(日) 午後1時〜4時

  テーマ:「医療崩壊から社会保障型社会への転換」
  講師:吉田万三さん(元足立区長、医療団体役員)
  会場:未定(第1回は文京区民センターでしたが、変わる可能性もあります)
  参加費:1000円(塾生は無料)
  講座の内容:貧困の拡大によって、保険料を払えない無保険者が急増し、
  後期高齢者医療制度も破綻している。加えて医師不足も広がっている。
  医療費抑制が重なり、日本の医療保険制度は今や破綻しつつある。
  その実態を克明に明らかにして、さらにどうすればよいのかについて現場の声
  に立脚して提言する。
   
  
第3回
  テーマ:朝日訴訟と生存権の意義
  講師:朝日健二さん(朝日訴訟の会理事) 
日時:2010年1月31日(日) 午後1時〜4時
会場:未定(第1回は文京区民センターでしたが、変わる可能性もあります)
    参加費:1000円(塾生は無料)
  講座の内容:1957年に朝日茂が生活保護をめぐって提訴した「朝日訴訟」は
  〈人間裁判〉として展開された。訴訟を引き継ぐために養子縁組した朝日健二
  さんは、裁判終了後も社会保障運動の先頭で闘い抜いている。この闘いの
  歩みとその軸に据えられている〈生存権〉の意義について講義する。
  

第4回
  テーマ:世界経済恐慌のメカニズムと意味
  講師:建部正義さん(中央大学教授)
  日時:2010年3月21日(日) 午後1時〜4時
会場:未定(第1回は文京区民センターでしたが、変わる可能性もあります)
      参加費:1000円(塾生は無料)
  講座の内容: 現下の経済危機は世界恐慌と呼ぶに値する。そのメカニズムを
  「カジノ型金融資本」をキーワードにして解明し、資本制経済の現局面の特徴
  をえぐり出す。その歴史的位置を明らかにして、変革の展望がどこにあるかを探る。
論文:「世界大恐慌と現代資本主義の歴史的位相」(『プランB』第22号)
  

第5回
  テーマ:東京都政はどうなっているのか
  講師:福士敬子さん(都議会議員(自治市民’93))
日時:2010年5月16日(日) 午後1時〜4時
会場:未定(第1回は文京区民センターでしたが、変わる可能性もあります)
      参加費:1000円(塾生は無料)
  講座の内容:2009年7月の都議会選挙で民主党が第1党になり、石原都政は
  どうなるのか。築地市場移転は? 新銀行東京は? 激戦を勝ち抜き4期目の
  当選を果たした「自治市民’93」の福士敬子都議が、新しい都議会の実態を
  明らかにし、都政の当面する課題を提起する。都政への関心を高めよう。






   
   

  ※各回講座終了後、1時間ほど懇話会(出席自由。参加費500円。塾生は無料)
    を行います。
   
   
   
  東京平和創造塾 SPCT
School for Peace Creation in Tokyo のご案内

  呼びかけ      2009.8.1
 東京都は日本の首都であり、1200万人を超える人口を抱える大都市で、その年
間予算は特別会計を含めて約13兆円で、カナダ一国の予算に匹敵するほどです。
 2003年から始まった石原都政は現在3期目に入っていますが、その行きづまり
は誰の目にも明らかになりつつあります。新銀行東京の経営破綻をはじめ、福祉
の切り捨て、土壌汚染問題を抱えたままの築地市場移転の推進、教育現場への露
骨な介入など、都民にとって耐えがたいものになってきました。
 7月12日の都議会選挙では、麻生太郎自公政権の極度の無責任と低迷によって
民主党が第一党になり、自民党と公明党を加えても過半数を割り、石原都政には
厳しい結果となりました。 国政では「政権交代」の可能性が高まっていますが
、むしろ問題は「政権交代」後がどうなり、そこで労働者・市民の切実な生活要
求が実現されるのか否かにあります。
 人間と自然が大切にされ、非核と平和を世界に発信する活憲都市・東京を創り
あげていくために、憲法第9条(戦争放棄)と第25条(生存権)が貫かれ、市民
自治のためには第92条(地方自治)が、労働運動では第28条(勤労者の権利)が
活かされなくてはなりません。それらの課題を横断的に連携することが求められ
ています。その第一歩として、さまざまな立場を越えて率直に学びあい、語り合
う場として「東京平和創造塾」を開講したいと思います。

 呼びかけ人
岡本磐男 東洋大学名誉教授
鶴田満彦 中央大学名誉教授
西川伸一 明治大学教授
松田健二 社会評論社
村岡 到 『プランB』編集長 
  
 賛同人 
大久保雅充 基地のない平和な沖縄をめざす会
片山光広  東京都職員/組合役員
紅林 進  政治の変革をめざす市民連帯
佐藤和之  労働者ユニオンLIAF執行委員
佐々木直哉 予備校講師
柴垣和夫  東京大学名誉教授
柴田義松  東京大学名誉教授
林 克明  ジャーナリスト/草の実アカデミー
平岡 厚  杏林大学准教授
福士敬子  東京都議会議員
水上正貴  金融労働調査時報編集長
吉田万三  元足立区長/医療団体役員 

 SPCTの良いところ
1 厳しい現実を直視しながら、同時に希望の方向を見出す姿勢で学ぶ。
2 各テーマについて専門的知識が豊富な講師が話す。
3 塾生には事前に講義のレジュメを配布して、質問を用意できるようにする。
4 講師の話を聞くだけではなく、活発な質疑・討論をこそ大切にする。
5 毎回、塾生のなかから意見発表の時間を確保して、自分でも話せるように
    努力する。 
6 塾生の編集による「塾報」を発行して受講生のあいだの親睦を図り、
    書く力を養う。 
7 塾だけではなく、時局に合わせて、研究会や講演会も開く。塾の後に、
    懇話会をおこなう。何でも話そう。
8 東京平和創造塾としての提言も発する。

  募っています
賛同人 1口:2000円
  懇話会、研究会、講演会に無料で出席できます。
塾 生 5000円
  5回の塾・懇話会、研究会、講演会に無料で出席できます。
支援者 年間:1000円
  「塾報」を配布します。
   
  郵便振込 口座番号 00160-7-749877
       口座名  東京平和創造塾

 5回講座 (隔月)   
・隔月 第3日曜日午後1時〜4時  
・場所:文京区民センター(予定)
   (第1回は文京区民センターでしたが、変わる可能性もあります)   
・受講料 各回:1000円(塾生は無料)
   
  ☆開講日、会場はその都度お知らせします。概ね講座は午後1時から3時間、    懇話会はその後1時間30分を予定しています。
☆第1回のみ1時より懇話会、2時30分より講座となります。

平和創造懇話会
 塾の後に、受講生を中心に塾のテーマとは離れて懇談する場を設けます。
   賛同人は、懇話会だけに出席することもできます(塾生と賛同人は無料)。
 懇話会だけの出席は500円。
プラスを見出す実りの〈場〉にしましょう!

東京平和創造塾 SPCT
School for Peace Creation in Tokyo

〒113-0033 東京都文京区本郷2-6-11-301
       TEL.03-5840-8525
URL http://www18.ocn.ne.jp/~logosnet/spct.html
   
  参加のお申し込み、ご意見はこちらへどうぞ logos at lake.ocn.ne.jp


  

   

 

 
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