[CML 001414] 転載 私たちは加害の記憶にいかに向き合うのか(京都) と 冬の兵士、沖縄県民と連帯
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2009年 9月 21日 (月) 07:21:42 JST
転送・転載歓迎
京都の菊池です。
市民社会フォーラム (HP http://sites.google.com/site/civilesocoietyforum/
ブログ http://civilesocietyforum.com/)
のMLを通して、
岡さんのよびかけを
そして、
ビデオプレスの映画「君が代不起立」の上映運動から生まれた、
きみネット
(関連ホームページ
ビデオプレス
http://www.vpress.jp/)
を通して、
向井さんに
冬の兵士、沖縄県民と連帯
を
教えていただきました。
(関連
※映画「沈黙を破る」公式サイト
http://www.cine.co.jp/chinmoku/
※岡さんの文中の
映画「南京引き裂かれた記憶」
(『南京 引き裂かれた記憶』オフィシャルサイト
http://nanking-hikisakaretakioku.com/)
、京都で上映会があるそうです。チラシより
京都大学11月祭企画
南京引き裂かれた記憶
映画「南京引き裂かれた記憶」上映
講演 松岡環さん
日時 11/22日曜15:00〜16:30(映画上映のみ)
23月曜13:00〜14:30(映画上映)
14:40〜15:40(講演)
16:00〜17:30(映画上映)
場所 未定(京都大学の構内)
(※9/12にチラシを受け取りました。
上映講演場所は連絡先に問い合わせください)
主催 社会問題を考えるサークルピース☆ナビ
共催 アジェンダ・プロジェクト京都
(http://www3.to/agenda/)
連絡先
電話 080-6153-6308
E-mail kyodai_skk at yahoo.co.jp
※琉球新報の
「基地の存在が問題」イラク帰還兵が指摘 米政策の実態を証言2009年9月20日
の記事を教えていただきました。
記事URL
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-150095-storytopic-1.html)
岡さんのよびかけ、向井さんの報告を
転載します。
[civilsocietyforum21] 私たちは加害の記憶にいかに向き合うのか(京都)
【転送・転載歓迎】
京都および周辺のみなさま、
京都のおかです。
複数のMLにお送りしております。重複して受信される方、申し訳ありません。
今春、土井敏邦監督の『沈黙を破る』が公開されました。
パレスチナ占領の暴力を告発した、もとイスラエル将兵たちのドキュメンタリーです。
占領軍の兵士として任務に携わるうちに、パレスチナ人をいたぶることがやがて快感となっていく、
知らず知らずのうちに、人間としてあるべき一線を越えてしまう・・・
そして、モンスターになる、
そのことに気づいた若者たちが、もういちど、人間になるために、
奪われた人間性を取り戻すために、
自分たちが犯した罪に向き合い、
証言する姿が刻まれています。
イスラエル社会には、彼らの証言に耳を傾け、問題を共有していこうとする大勢の市民の存在があります。
翻って、日本はどうなのか、と土井監督は提起しました。
自分たちの加害の記憶に向き合って、証言してきた元兵士たちがどれだけいたのか、
その証言に耳を傾け、問題を共有していこうとする姿勢は、
戦後60年間、どれだけあったのか・・・。
(中国帰還兵たちは「洗脳」「アカ」といった偏見にさらされました。)
土井さんの問題提起に呼応するかのように、
この夏、大阪のシネヌーヴォで武田倫和監督の『南京 引き裂かれた記憶』が
公開されました。
南京大虐殺のサヴァイヴァーたちが出来事の記憶を語ります。
それは、70年もたっているとは思えない、現在進行形の痛みに満ちた証言であり、
70年前の出来事が、心とからだに、癒しがたい傷と痛みを刻みつけたことを観る者に訴えます。
彼、彼女らがこの70年間をいかなる痛みのうちに生きてきたのかを
思わざるをえません。
映画は同時に、もと日本兵にもインタビューしています。
みな、90歳以上です。
「人間のすることじゃない」と過去の自分を振り返りつつも、
結局は「仕方なかった」、「みんなやってた」「戦争が悪い」に
還元されていく証言・・・。
「仕方なかった」の一言で、戦後、すべてを許してきたので
あろう姿がかいま見えます。
戦争が悪いにしても、「人間のすることじゃない」ことを自分がしたということ、
すなわち「罪」を犯したということ、
そのことに一個の人間として向きあい、
その罪を問い、
自分の罪の犠牲となった被害者の痛みを思い、
許しを求める姿勢は、そこにはみじんもありません。
「引き裂かれた記憶」というタイトルのゆえんです。
罪が罪として認識されなければ、罪を悔いるということもありませんし、
加害者がおのれの罪を悔いなければ、そこに赦しも和解もあろうはずがありません。
土井さんの『沈黙を破る』に、胸動かされる場面があります。
軍の命令でパレスチナ人のオリーブ畑の木をすべて根こそぎにして、
パレスチナ人の老人を失意のどん底に突き落とすという暴力を実行した青年が、
除隊後、占領地を訪れ、母親といっしょに、パレスチナ人のオリーヴの収穫を手伝う場面です。
「上官の命令だったから仕方なかった」「安全保障上、必要なことだった」・・・と
自分の行為を正当化しようと思えば、いくらでもできます。
でも、彼はそうしなかった。
「上官の命令」であれ、「必要なこと」であれ、自分がしたことは人を深く傷つけることであり、
人間として、してはいけないことだった、
そのことに向き合い、青年は、パレスチナ人が大切にするオリーヴの実の収穫に赴くのです。
あなたにとって大切なものは、私にとって大切なものだ、というメッセージです。
そして、それは、あなたは私にとって大切な存在だというメッセージでもあります。
他者の痛みを思う気持ちが、人間と人間の出会いを可能にします。
いま、
人間として、してはならないことをしてしまった痛みに向き合い、
自分が犯してしまった罪に向き合い、
その罪を告発し、
人間として、自分たちが傷つけた者たちと出会いなおし、
別の未来をともに創り出していこうとしている
アメリカ人の青年たちが日本に来ています。
イラクで、アフガニスタンで、占領の任についた彼らは、
いま、帰還米兵として、その暴力を告発する証言を各地で続けています。
明日、21日(月)、夜6時半より、その証言集会が、京都のひとまち交流館であります。
証言のため来日されたアダムさんとリックさんは、京都に来られる前は、沖縄で、
米軍基地の暴力に触れ、米軍の「占領」と闘う沖縄の人々と交流をもちました。
占領の暴力の記憶を、自分自身のことばとして語る彼らの肉声に、
触れてきたいと思います。
そして、「仕方なかった」「戦争が悪い」という共有された紋切り型のことばで、
すべてが不問に付されてゆくこの社会で、私たち一人ひとりが、どのようにして、
罪に向き合い、自分のことばで、「加害の記憶」を語ることができるのか、
そして、他者の痛みを自分の痛みとして想像することができるのか、考えたいと思います。
以下、明日(9/21月曜)の集会の詳細です。
証言集会は今日は大阪で、京都のあとは名古屋、東京でも予定されています。
おか まり
・・・・以下転送転載大歓迎・・・・
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ピースムービーメントの松本と申します。
「冬の兵士」証言集会ツアーin京都の
ご案内です。
また、この日は同じ場所で
京都『アメリカ帰還兵・IVAW イラクに誓う』上映会(2回上映)
10 時〜、14 時〜が催されます。
末尾に転載しました。
まさに京都は終日「イラク反戦デー」となります。
ぜひご参加ください。
***************
【転送歓迎です】
―――◇―――◇ <ご案内> ◇―――◇―――――
戦争!それは終わることなき「人間の業」なのでしょうか?
決してそうではないはずです。
あのイラク戦争で何が起こったのか。その真実を知ることで
戦争の愚かしさに気づき、世界が非戦を叫び実現していくこ
とを祈ります。
そのためにも、ぜひ、「冬の兵士」の訴えに耳を傾けてください。
またとない機会です。
政権交代は実現しましたが、
時代は平和へと突き進んでいくのでしょうか?
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―◆―「冬の兵士」全国ツアーin・京都―◆―
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・・・
続き
くわしくは
9月21日「冬の兵士」証言集会ツアーin 京都 (09/10)
http://civilesocietyforum.com/?eid=2231
をご参照ください。
※日時場所など抜粋します
イラク帰還兵証言映画『冬の兵士』上映+証言集会
09年9月21日(月・祝)開場6:20 開演6:30~9:00 \1000
ひと・まち交流館京都(大会議室)
主催:ピースムービーメント実行委員会 090-2359-9278(松本)
協賛:「冬の兵士」京都プロジェクト
中南米と交流する京都の会
[kimi-net:2196] 冬の兵士、沖縄県民と連帯−18日辺野古新基地建設反対の集会に参加
皆様、冬の兵士日本ツアーにご協力くださっている皆様
各地を巡る証言ツアーが16日の院内集会(約90名参加)に続き、
18日院内集会、19日沖縄証言集会、と大きな連帯の輪をはぐくみながら進行しています。
NHK BSでも取り上げられました。
「占領がすべての問題の根源、米国の対外政策を根本的に変えないかぎり問題は解決しない」という現地での体験と目撃に基づいたクリアなメッセージを伝えるものだった点が、これまでのテレビでの報道番組にはなかった特筆すべき点だと感じました。
さて、このツアーに同行している立場の者として、途中ですが、
沖縄への訪問の中でとりわけ印象的なものとなった場面をかいつまんで報告させていただきます。
証言集会前日18日
この日、那覇では、
「政権交代」を受け、民主党が「普天間県外移設」を公約していることを踏まえて、
再度しっかりと県民の意思を表明して、この公約を実現させるための緊急集会が開催されました(約600名参加)。
イラク、アフガニスタン帰還兵リックとアダムは、この集会を「見たい」と言いました。
行ってみると、整然、決然と集会が行われており、説明を受けるなかで、連帯の気持ちを強くもったようでした。
集会主催者もこの二人を歓迎し、「イラクとアフガニスタンの占領は間違っていることを伝えるために各地をまわっておられる帰還兵です」と集会参加者全員に紹介していただき、大きな拍手を浴びました。
二人はピース・ウォーク参加を希望し、皆さんと一緒に、普天間を返せ、辺野古基地建設反対、環境破壊のアセスを中止せよ、のコールに合わせて力いっぱいこぶしを突き上げていました。
この県民集会は、
山内議員、赤嶺議員との心のこもった交流、冬の兵士上映運動サポーターとの対話ができ、
人々の整然、決然とした様子をまのあたりにするともに、温かい心が通い合う場ともなりました。
そして、イラク、アフガニスタンに焦点をあててきたアダムとリックが、日米同盟の問題も視野において洞察を深めるためのステップともなりました。
19日は普天間基地の全貌を高台から俯瞰し、文民施設のまっただ中に基地が無遠慮に配置されている様子に衝撃を受けていました。
政府に訴える、と写真をパチパチ。
辺野古を訪れて、台風の影響で水がにごっているにもかかわらず、その美しさに感銘を受け、同時に、漁港の隣に水陸両用機の訓練場がある様子も記録していました。
19日午後の証言集会では、活発な意見交換があり、
イラクとアフガニスタンの占領の実相、米国の対外政策、そして、日本の現実を結びつけて理解を深める場となりました。
参加者と帰還兵がともに、米国政府の帝国主義的対外政策の転換を実現するため、手をつなぐことが大切と確認する場となりました。
持ち込んだDVDと証言集は完売。
とり急ぎのご報告です。写真はあとで提供します。
今日20日から連日、大阪、京都、名古屋、東京の順で証言集会を展開していきます。各地の皆様、お誘い合わせの上、おでかけください。
向井
菊池
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