[CML 001385] 補足2
鈴木俊彦
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2009年 9月 17日 (木) 19:49:24 JST
長船様 東本様
千葉の鈴木です。先日は社民党についての私の駄文に目を通して下さり、
ありがとうございました。温かな励ましも嬉しく思いました。
パソコンの修理が長引き、そのまま返信をしそびれてしまいました。
保坂展人さんは社民党の副幹事長と広報委員を続投するということです。
私は彼の離党による新たな活動を願っていたのですが、彼が続ける社民党
ではなく、社民党を続ける彼を支持していきたいと考えています。
2月に彼と話をする機会がありました。その時二つお願いをしました。
一つは「裁判員制度見直し」です。「必ずやります」と答えてくれました。
もう一つは、郵政疑獄では「小泉元首相の証人喚問」を実現してほしい、
というものです。彼は言葉にはしませんでしたが私の目を見て大きくうな
ずいてくれました。「簡保の保坂」(保坂さんのパーティーでの亀井静香氏
の表現)として、議員でなくとも新政権を突き動かしてほしいものです。
実は東本さんからもう一つ宿題を与えられていました。
「民主主義の対極にある公明党と共産党は論外です」書いたことに対して
の疑問にはお答えしていませんでした。このままでお許し頂けるかなとも
考えていましたが、喉に小骨がささったような気持ちですので今更ながら
再度「補足」させて頂きます。(お目障りの方はこのまま消去して下さい)
私は党の政策や主張について触れていません。党の体質を言っています。
東本さんも「公明党は論外として」と述べていらっしゃいますが、まさに
その公明党と同じ体質が共産党にもあるように感じます。
例えば党内議論が表に現れないことです。議論があったことが分かるのは
除名者が出た時だけです。あの自民党ですら地方の幹事長会議や両院議員
総会では様々な議論が出て、それが公開されています。公明・共産の両党
では考えられないことです。
政党は同じ志を持つ者が集まって作り上げていくものです。その過程では、
下からの意見が集約されていくことが大切です。しかしこの両党にボトム
アップの気配はなく、あるのは徹底した上意下達だけです。
かつて学生時代に自治会で「米ソ核実験反対」のスローガンを提起したら、
他の執行委員全員から批判されました。皆さん全て共産党の人たちでした。
私への批判には驚きませんでしたが、皆さんが次々同じことを同じ口調で
話したことに驚きました。金太郎飴の恐怖、とでもいうのでしょうか。
(この頃にもう学生でしたから、東本さんより少し−かなり?−年長です)
その政策や綱領に共鳴すれば政党には誰でも入れると思うのですが、この
両党は私がいかに努力しても入党が許されそうにありません。何か近寄り
がたいエリート集団のようです。
「閉鎖性・非公開性・エリート性」といったものは、以前新左翼と呼ばれ
た諸党派にも感じられました。私はこのような党を民主主義の対極にある
と表現したのですが…
自民党の分解、さらには民主党の分裂といった時代がくるかもしれません。
民主主義に正対した政党が出現するチャンスかもしれませんが、強権的で
危険な政党が出現するかもしれません。政党をその体質を見ずに主張だけ
で評価したらどうなるか、それは20世紀の歴史が我々に教えてくれている
ように思います。
鈴木俊彦
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