[CML 001379] Re: 鳩山内閣早くも公約違反!記者クラブ開放の公約を反故に
鈴木俊彦
tosihico at u01.gate01.com
2009年 9月 17日 (木) 15:54:20 JST
今朝の「東京新聞」では、記事の中で公約違反について触れていました。
”…鳩山氏は記者クラブ加盟社以外にも首相会見を公開すると公約していたのに、内
閣発足初日から
実現せず。会見場に入れなかった上杉氏は、怒りを込めて「公約はきちんと実現して
ほしい。でなけ
れば(ありきたりの)ドバト内閣だ」とくぎを刺した”
同紙には次のような記事もありました。一部を引用します。
”気象庁は十六日、十七日に予定していた桜井邦雄長官の定例記者会見の会見を見合
わせると、報道
各社に通告した。警視庁も十六日、十七日の安藤隆春長官の記者会見の中止を通告し
た。いずれも、
民主党が各省庁の事務次官の定例会見を廃止していることに配慮したという。記者ク
ラブ側は、受け
入れられないとして開催するよう申し入れた”
記者クラブの官製情報への執着や、それが利権化している状況は見逃せません。記者
クラブを廃止し、
そのことで大手マスコミを敵に回して知事の座を失った田中康夫氏のことが思い出さ
れます。
鈴木俊彦
-----Original Message-----
From: cml-bounces+tosihico=u01.gate01.com at list.jca.apc.org
[mailto:cml-bounces+tosihico=u01.gate01.com at list.jca.apc.org] On Behalf Of
higashimoto takashi
Sent: Thursday, September 17, 2009 9:47 AM
To: 市民のML
Subject: [CML 001373] 鳩山内閣早くも公約違反!記者クラブ開放の公約を反故に
鳩山内閣が早くも公約違反、というニュースです。
大手メディアはこの公約違反の共犯者というべきですから、決して報道しません。ご
注目ください。
■鳩山内閣早くも公約違反? 隠れた官僚支配の温床壊せず(日経ビジネスオンライ
ン 2009年9月17日)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090916/204933/?P=1
民主党代表などの会見はこれまで外国メディア、フリー記者らにも開放されてきまし
た。民主党の
鳩山代表(現首相)、小沢一郎現民主党幹事長、岡田克也前民主党幹事長(現外務大
臣)もこれま
で記者クラブの開放について政権奪取の後もそれを続けると明言してきました。民主
党幹部が揃っ
て同じことを明言している以上、これも立派な「公約」というべきです。
それが政権奪取後の総理大臣としての最初の記者会見からの「公約」反故です。この
「公約」反故
は下記の 神保、上杉両氏も指摘しているように霞ヶ関の官僚にうまいように取り込
まれた結果とし
てあります。これでは鳩山政権のいう「官僚打破の政治」は絵に描いたモチ、すなわ
ちウソにしかな
りません。民主党の今後の政権運営(なし崩し的な「公約」反故)を私は強く危ぶん
でいますが、そう
した次から次への「公約」反故を許さないためにもここは下記の神保、上杉両氏の問
題提起に真摯
に耳を傾けるところではないでしょうか?
この国会の記者会見・非オープンの民主主義の問題に関わる問題性については下記の
神保哲生
氏(ビデオジャーナリスト)と上杉隆氏(フリーランスジャーナリスト)のインタ
ビュー対談(映像)を観
る(聴く)とよく理解できると思います。この映像の中にはこれまで鳩山氏、小沢
氏、岡田氏が記者
クラブ開放を「公約」してきたことが明白な証拠映像もあります。
■民主党 記者クラブ開放の公約を反故に 神保哲生 x 上杉隆(神保哲生ブログ
2009年9月16日)
http://www.jimbo.tv/commentary/000580.php
次の記事もご参照ください。
■なぜ記者会見がオープンでなければならないのか(神保哲生ブログ 2009年9月15
日)
http://www.jimbo.tv/commentary/000573.php
■記者クラブ開放問題と、そのキモ(ニュースの現場で考えること 2009年9月7日)
http://newsnews.exblog.jp/d2009-09-07
「記者会見がオープンでなければならないわけ。それは、会見の出席に制限がある
と、記者会見
が真剣勝負の場にならないからです。特定の社だけを相手にする記者会見を許せば、
記者会見
が政治権力とメディアの真剣勝負の場にならないばかりか、両者の関係が癒着と堕落
の温床に
なることが、最初からわかりきっているからです」
「会見がオープンになり参加に条件がなくなると、どんなに相手が嫌がる質問をして
も、会見に出
る資格を失う心配はしなくてもよくなるので、容赦無く何でも聞くことが可能なる。
それがいつもぼ
くの言っている、記者会見が真剣勝負の場になる、ということの意味なんです」
「その前提が崩れると、記者会見は単なるセレモニーの場になります。統治権力が一
応会見を
やってるふりをする儀式にメディアもみんなで付き合ってあげて、本当に聞きたいこ
とは、その後
の番記者懇談や夜回りで聞く。もちろんそれはそのまま記事にはできないし、何らか
の思惑があ
ってあえて実名で書くように言われた場合以外は、実名報道も行われない。発言者も
そういう場
での発言には責任を問われることもない」
「それがまさに自民党下で長年にわたり進行してきたメディアの癌化現象の根源で
す。民主党は
その癌を治癒できるかは、まず記者会見の開放がその第一歩にはるはずだったのです
が、第
一歩目からつまずいた状態です」(「神保哲生ブログ 2009年9月15日」より)
東本高志@大分
taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
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