[CML 001194] アジアを考えるための本(13)

Kensaku Kawauchi kenkawauchi at nifty.com
2009年 9月 1日 (火) 17:52:15 JST


 河内謙策と申します。(この情報を重複して受け取られた方は、失礼をお許し下さい。転載・転送は自由です。)

*杉山正明ほか『人類はどこへ行くのか』(『興亡の世界史』第20巻)小学館
*佐藤卓己『歴史学(ヒューマニティーズ)』岩波書店
 私は、今年の夏は歴史関係の勉強をし直そうと考えました。上記2冊は、私が読んだうちで、歴史学の現在の問題意識を知る上で役にたつ本です。特に、人類学と歴史学の統一をはかろうとする杉山正明論文はお勧めです。

*中田安彦『アメリカを支配するパワーエリート解体新書』PHP研究所
 アメリカの人脈を知る上では、必読の本と思います。最近支持率が急落しつつあるオバマについても厳しい評価です。賛成です。

*三浦朱門、渡辺利夫『日本の活路ー気鋭対論』海竜社
 これは、日本の保守の国を思う心が伝わってくる本です。私は、賛成でない部分も多いのですが、国や日本民族を思う気持ちは同じだと思っています。

*梅原猛『神殺しの日本』朝日新聞社
 この本は、2006年に出た本です。梅原先生を私は尊敬していますが、その理論の概略が良く分かる本なので、お勧めします。

*副島隆彦『あと5年で中国が世界を制覇する』ビジネス社
 このような本は、いつか出ると思っていたのですが、ついに副島氏がその役を買ってでたようです。私は、副島氏の見解に、文明論の見地から反対ですが、
議論をする価値は十分にある本です。じっと身をちぢめて中国問題をやりすごそうとしている「左翼知識人」「平和運動家」は、この本をどう読むのでしょか、それとも、またやりすごそうとするだけなのでしょうか。私は、民主党政権は中国問題で大失敗をするような気がします。

*堺屋太一ほか『日本 米国 中国 団塊の世代』出版文化社
*鹿島茂『吉本隆明1968』(平凡社新書)
*とよだもとゆき『村上春樹と小阪修平の1968年』
*絓秀実『1968年』(ちくま新書)
 1968年が静かなブームを呼んでいるようです。私も偶然の機会かえがら上記4冊を手にすることになりました。しかし、自己(あるいは運動体)の否定面の掘り下げが弱いこと、堺屋の本を除いては、政治的あるいは社会的な面の分析がおざなりな感じがします。また、団塊の世代の社会に出てからの苦闘についても、とよだ氏を除いては十分でないと思います。なお、私は読んでいませんが、
小熊英二『1968』上・下(新曜社)も話題をよんでいますので、紹介させていただきます。

河内謙策

Kensaku Kawauchi
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