[CML 001858] J-Flash137: 同盟国のレーダー等のシステムをつなぐ新・ミサイル配備計画

ピープルズ・プラン研究所 muto at jca.apc.org
2009年 10月 30日 (金) 16:41:47 JST


ーー【APA‐Jフラッシュ No.137】ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
「5年前ならあり得なかったようなこと」が出来るようになりコストも下がった
という。それでも新しいミサイル防衛計画は、一基1000万ドル!(M)
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同盟国のレーダー等のシステムをつなぐ新・ミサイル配備計画
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米国政府関係筋によると、世界中に配備されたレーダーやセンサーを連携させ、
初期段階で弾道ミサイルを攻撃可能にする画期的な戦略は、オバマ政権の新・ミ
サイル防衛計画の要となっている。

オバマ政権は先月、ブッシュ政権時代の計画を廃止することを発表した。廃止の
目的は、イランのどのような形のミサイル攻撃からもヨーロッパ諸国や駐留米軍
を将来的に守ることにある。政府関係筋によると、大陸間弾道ミサイルに対抗す
るため、ポーランドに10基の迎撃ミサイルを配備したりチェコ共和国にレー
ダーを設置したりする代わりに、イランの短・中距離弾道ミサイル発射能力を制
限することに焦点を絞っている。

米国防総省のミサイル防衛庁長官パトリック・オライリー中将は7日、この決定
について、米国と同盟国のレーダーシステムを衛星やその他のセンサーとつなげ
ば、発射されたミサイルの飛行中の軌道を担当官が追跡できると語った。

超党派のシンクタンク、大西洋評議会主催のシンポジウムで、オライリー中将
は、「5年前ならあり得なかったようなこと」と説明している。

同中将は、2011年までにはこのシステムの第一段階が軍艦数隻上で機能し、
さらに、2015年までには、地上にSM3対空ミサイルを設置するのが目標だ
と述べた。

エレン・タウシャー軍縮・国際安全保障担当国務次官は同シンポジウムにおい
て、ポーランドへのミサイル配備に関する同国との協議は既に進行中で、さらに
チェコ共和国とは指令本部および制御部門設置のための協議を始めていると語った。

タウシャー国務次官によると、欧州の同盟国は当初、ブッシュ前大統領時代のシ
ステムを廃止するという発表が急いでなされたことに困惑していたが、オバマ政
権の戦略の方が早期の配備と広範な適用範囲を可能にするとして支持するように
なった。

同国務次官は、「これはNATO全域にまたがる欧州防衛システムであり、二国
間のミサイル防衛システムではないことをご理解いただきたい」と述べ、今後も
同盟諸国にはミサイル防衛に参加する機会があると語った。たとえば、ブッシュ
前大統領の計画の一部でもあった陸上配備型レーダーシステムの欧州南東部への
配備が必要とされる。

オライリー中将は、この新しいミサイル防衛計画はこれまで以上に低コストのた
め、はるかに多くの防衛ミサイルの配備が可能だと語った。暫定計画では、30
基のSM3迎撃ミサイルが一基1000万ドルでポーランドに配備されるが、
ブッシュ前大統領の計画では一基7000万ドルで10基のみの配備が可能で
あった。

同中将はさらに、ポーランドのミサイル防衛基地は、ブッシュ前大統領時代の計
画によれば完成までに5年を見込んでいたが、1年以内で完成できること、ま
た、前大統領時代の計画では400人必要とされた米国側の人員を100人以下
にできることなどを付け加えた。
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出典:世界反基地ネットワークより(2009年10月8日)
翻訳協力:四季(APA‐J翻訳チーム)
翻訳チェック:岩川保久 監修:APA‐Jデスクチーム
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