[CML 001818] メディアール11月の目玉講座紹介
Akira Matsubara
mgg01231 at nifty.ne.jp
2009年 10月 27日 (火) 12:46:32 JST
松原@メディアール理事です。複数のメーリングリストに投稿します。転送大歓迎です。
メディアを市民・民衆・労働者の手に!
東京・高田馬場に昨年生まれたメディアール(http://medir.jp)の2009年後期講座(全14講座)は、
11月にスタートします。以下、11月にスタートする講座ふたつを紹介します。
ひとつは「ビデオ初級講座」です。初めての人でもビデオを撮れ、
ユーチューブにアップできるようになると評判です。
それから「テレビドキュメンタリー講座」。観る機会がない
ローカル局のすぐれた作品を集めました。制作者が毎回参加し、ディスカッション
します。ふたつとも受講申込み締切が、今週末と迫っています。
当日参加も可ですが、予約申込みが確実です。
またことし6月に「労働情報」に投稿したメディアールの紹介文章「むかしガリ版 いまネット」
も添付させていただきました。
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●講座名: ビデオ初級講座~あなたもつくれる3分ビデオ
申し込み締切り: 第一次締切り10月31日(随意参加可)
オススメ: まったくビデオが初めての方、お勧めです。あなたもYouTubeが使えるようになります。
講座回数: 8回
場所 メディアール(東京・高田馬場) http://vpress.la.coocan.jp/medir-map.html
隔週月曜日 19時~21時 (1/11以外)
(1) 11月2日 何を伝えたいのか・映像の仕組み
(2) 11月16日 撮影の基本(カメラを手にしてみる)
(3) 11月30日 撮影の基本(インタビューを撮ってみる)
(4) 12月14日 編集の基本(取り込みからカット編集まで)
(5) 12月21日 編集の基本(ナレーションを入れる)
(6) 1月11日(月・休)※10時半~17時 作品構成を考える~実際の編集作業
(7) 1月25日 ユーチューブにアップする
(8) 2月8日 3分ビデオ作品上映・合評会
受講料: 通し15000円(会員12000円) 単発2000円(1500円)
講座概要: MediRのチョー人気講座。まったくビデオが初めての人が対象で、撮
影・編集の基礎を学びます。ビデオって実は簡単で、こんなに面白い。
街頭でインタビューをとったり、実践的に身につく講座です。
講師:土屋トカチ(「フツーの仕事がしたい」監督)・松原明(ビデオプレス)
→申込み http://medir.jp/course_2009late
問い合わせ TEL03-6382-9646
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●「TVドキュメンタリーを見て制作者と語ろう」講座
11月7日(土)14時~17時 信越放送・池上英樹ディレクターによる番組上映+レクチャー
場所 メディアール(東京・高田馬場) http://vpress.la.coocan.jp/medir-map.html
面白いドキュメンタリーには、ディレクターの思い込みを超える予想外の状況(すなわち「裏切り」)が必要だ! 「お約束」が裏切られたとき、取材者はど
うするべきか? ローカルでドキュメンタリーを作ってきた自分が、現場で「裏切られた」経験を通じてドキュメンタリー制作の楽しさ、深さを考えてみたい
と思います。
◎上映作品 SBCスペシャル 「がんばらないアーティストたち 風の工房より」
(内容)
長野県の真田町(=取材当時、現在は上田市)にあるアトリエ「風の工房」では、
知的障害を持った人々が自由なアート活動に取り組んでいた。
スケジュールも、制作のノルマもなく、それぞれの個性あふれる作品が生みだされていく。彼らの個性を引き出すために、スタッフも、最大限ありのままの姿
を受け入れ、尊重し、接している。
しかし、このスタイルを確立するまでには実は、紆余曲折があったのだ・・・。
家庭用のデジカムを持ったDが、単身どっぷりと現場に入り込み、彼らのありのままの日常を追った。
*2003年8月に信越放送にて放送したドキュメンタリーで、放送は信越放送のみ。
→申込み http://medir.jp/course_2009late
問い合わせ TEL03-6382-9646
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●むかしガリ版 いまネット
市民メディアセンターMediRを活用してください 松原 明
私が初めてビラを作ったのは、1970年だった。ベトナム反戦のビラで、タイトルは「安保は戦争への道」だった。そのときのビラは、ガリ版で刷ってい
た。ガリ版とは、鉄筆とロウ原紙、そして謄写版の3点セットの手作り印刷機。このガリ版は、まちがいなく当時の「運動の武器」だった。
以来、ビラや通信などをつくり続けたが、その後は、ロウ原紙がボールペン原紙になり、ワープロになり、コピーになった。そして、1995年からはワープ
ロからパソコンに変わった。いま一番よく使うのは「ネット」である。私が関わっている「レイバーネット」のホームページには、1日約1600のアクセス
がある。だから、ある意味で1600枚のビラ配りをしていることになる。
ネットの強みは、お金がほとんどかからないこと、そして瞬時に全国・全世界に伝えることができることだ。いまでは文章だけでなく、写真や動画の配信もで
きるようになった。私はネットやビデオを民衆側・労働側の運動の武器として、もっと活用すべきだと思っている。実際、東京東部労組・首都圏青年ユニオ
ン・ガテン系連帯・フリーター全般労組など反貧困・非正規労働運動をリードしている労組はどこもネットに力を入れ、成果を上げている。
しかし、問題は「やる人」である。東京・高田馬場に昨年6月にオープンした「市民メディアセンターMediR」(メディアール)は、そうしたメディアア
クティビストを養成する「常設空間」である。私もビデオ講師として参加しているが、MediRには学生からロートルまで、年代も職業も分野も様々な人た
ちが、「メディア」という一点で集う貴重なコミニュケーションの場になっている。メディアはクルマと同じで、だれでも使えるが、いきなりやると事故を起
こす。少しだけ「教習所」で習う必要があるのだ。MediRの教え方は「シンプルイズベスト」で、難しいことはやらず、必要な最低限度のことを教えてい
る。だからパソコン嫌いも機械オンチでも大丈夫だ。
昨年このビデオ講座を受けた東京東部労組の三塚日出男さんは、めきめき腕をあげ、組合のイベントや行動があるたびにそれを3分ビデオにまとめ、ユニオン
チューブ(レイバーネットの動画投稿サイト)にアップしている。組合員も支援者も、それを見ることで、情報を共有し次の運動へとつながっている。これ
は、未来の「組合教宣部」の姿を先取りしている事例だろう。労働運動や社会運動を活性化するためにも「市民メディアセンターMediR」に、みなさんの
参加と協力を呼びかけたい。なお今後は、労組などへの「出前講座」も予定している。(レイバーネット日本共同代表・MediR理事)
*「労働情報」768号(2009年6月1日)に掲載
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松原 明 mgg01231 at nifty.ne.jp
http://www.vpress.jp/ ビデオプレス
http://www.labornetjp.org/ レイバーネット
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