[CML 001800] 10/25 政治討論集会「民主党政権下での市民運動の課題」のご報告

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2009年 10月 26日 (月) 04:43:53 JST


 紅林進と申します。
  昨日10月25日(日)、「政治の変革をめざす市民連帯」(略称:市民連帯)と
  「基地のない平和な沖縄をめざす会」、「草の実アカデミー」の3団体共催
  による政治討論集会「民主党政権下での市民運動の課題」が33人の
  参加者をもって、文京区民センターで開催されましたので、簡単にご報告
  させていただきます。
   ただしこれはあくまで、私の個人的な捉え方であり、誤解や曲解、
  聞き違い等あるかも知れませんので、お含み置きください。
   
   
    政治討論集会「民主党政権下での市民運動の課題」
   
  日時:10月25日(日) 午後1時30分〜5時
   
  会場:文京区民センター
   
  参加者33人  
   
  報告 : 村岡 到(政治の変革をめざす市民連帯事務局長)
        林 克明(草の実アカデミー)
  
司会:石井孝夫(政治の変革をめざす市民連帯)
  
フロアーをを交えての意見表明や討論
   
   
   先ず村岡到さんが、最初の報告をされましたが、
  村岡さんの報告に関しては、レジュメがあるので、
  それを以下、添付させていただきます。
   
  (以下、村岡到さんのレジュメより)
   
  1.民主党政権の誕生1ヵ月で新しく分かったこと。
    ・官僚による行政の腐敗・硬直の実態の暴露
    ・その打破の可能性とその大きな意義
      マスコミで国家予算の額、使い方などが大きく報道されるように
      なったのはプラス
    ・新しい課題への着手による世論の支持率の保持 60〜70%
    ・運動圏での戸惑い←→「革命」と過大評価  
                     「革命」の原義 NOT 大きな変化
   
  2.政権移動のカラクリ---小選挙区制の問題点
    ・308議席の制度的仕組み---47%の得票で74%の議席(選挙区)
       投票者の11%=800万票の移動による変化
    ・民意の歪曲が著しい
    ・政権移動=自民党への懲罰 NOT 民主党への支持 だから祝勝騒ぎなし
    ・自民党再建の困難さ 公明党も
    ・「経済成長」路線の破綻と認識するかどうかが分岐点 高村薫の見識
    ・人為的な二大政党制でよいのか---政治意識の多様化に逆行
      1994年の小選挙区制導入の大失敗  細川連立政権 
      「93年政変」と過大評価の誤り
   
  3.左派の認識枠組みの転換を
    ・鳩山政権評価のブレ  支持表明の人民の力派〜打倒派まで  
                   その中間に是々非々派
    ・「階級国家」論を捨てよう:フロントの朝日健太郎
    ・「政府はブルジョワジーの委員会に過ぎない」(共産党宣言)は正しいのか?
    ・民主政:国民の多数の意志によって政治は運営
      現実には選挙制度の歪曲、
      マスコミ(第4の権力)の大きな影響力
         だが、ワーキングプアー:NOTマスコミ BUT資本制経済が作り出した
      例:小沢の秘書逮捕について 検察ファッショ説の誤り
        検察や闇の力が政治を動かしているのではない 
        敗戦直後のGHQ占領下との違い  「国策捜査」批判の一面性
      
  4.民主党政権が直面する難題
    ・世界経済恐慌→労働法制をどうする?
    ・世界の構造的変化→国際政策定まらず 対米外交
    ・日本政治の制度疲労・劣化→対応策なし むしろ国会軽視は危険
   
  5.市民運動の新しい課題
    ・鳩山政権の「支持か、打倒か」ではなく、可能性を引き出し拡大することこそ課題
    ・課題の明確化、実態認識の深化、対案の提示、大衆運動の展開
    ・労働法制、医療保険、環境、教育、平和
    ・活憲  憲法168条=9条14条25条28条92条の一体的活用
    ・<生存権所得>の実現  「ベーシックインカム」より適切  25条との連想
    ・一例:沖縄基地問題
      大衆運動の高揚なしに、アメリカの態度を変えることはできない  
      NOT 民主党の姿勢・力 BUT 市民運動の低調 こそ問題
      県民の意志は県内移設反対だが、06年の知事選では革新派(糸数)敗北
   
  6.来年7月参議院選挙をどうする
    ・労働法制の改善
    ・小選挙区制反対   民主党:衆院比例区180を100にとマニフェストに明示
    ・日米安保反対、米軍基地の撤去・縮小
    ・道州制反対・地方自治の拡充
    ---を明確にする候補を支持する
    ・とくに東京選挙区定員5議席の一角を左派に 
    
   
   次に 林克明さんが、報告されました。
  林さんも政権交代自体は評価した上で、民主党の政策で応援すべきこと、
  監視やチェックをして行かなければいけないことの、事業仕分けをする必要
  を述べました。
   インド洋給油をやめることは評価するが、アフガン派兵や沖縄基地問題
  では注意と監視が必要であり、情報公開や取調べの可視化は後押しして
  ゆくことが必要だと話されました。共謀罪や治安立法では、民主党の下
  でも注意と監視が必要だと指摘されました。
   また民主党は右から左までさまざまな議員がいるが、そして松下政経塾
  出身者も多く、注意が必要だが、議会外でのデモや大衆運動が重要であり、
  それによって圧力をかけてゆく必要がある。民主主義は議会だけではない、
  デモ等も重要であるということを強調されていました。
   また閣内不一致が言われるが、閣内不一致、大いに結構、これまでは
  官僚主導でやってきたが、政治主導でやってゆくことが必要であると述べました。
  また小選挙区制や議員定数削減の問題も問題にされました。

   
   その後、休憩を挟んで、フロアーからの自由な意見表明、討論が
  5時の終了時刻間際まで活発に行われました。
   政権交代を評価する意見がある一方で、鳩山政権は国会軽視、
  翼賛体制、ファッショ的でより危険だとの意見も出されました。
  大衆運動を盛り上げて圧力をかけて行く必要性も語られました。
   共催団体の「基地のない平和な沖縄をめざす会」の方からは、
  沖縄の基地問題は沖縄だけの問題ではないこと、この間、沖縄の
  基地問題がクローズアップされ、11月8日にはオバマ来日を前に
  沖縄では5万人規模の県民集会が計画されていること、東京でも
  その日には、代々木公園で集会があること(他の方からは水谷橋公園
  での集会とデモのアナウンスも)、村岡さんの報告の中で2006年の
  沖縄知事選での糸数敗北の話があったが、最近の沖縄の選挙では
  革新派が勝ち続けていること、先の衆院選では、沖縄では自民、
  公明党議員は全敗して一人もいなくなったことなどが報告されました。
   また経済政策や財源、税の在り方の問題も出され、政府発行紙幣の
  発行を主張する人もおり、私自身はそれに反対なのですが、議論に
  なりました。同様に国債発行の是非の問題も議論になりました。
   私はこの間、著しく引き下げられてきた所得税の累進税率や法人税
  の税率を引き上げる必要性、少なくとも元に戻す必要性や、資産課税の
  強化の必要性を提起しましたが、村岡さんの紹介した中谷巌氏の
  提唱する「還付金付消費税」の問題をも含めて、消費税の問題も議論に
  なりました。
   また私は今回の経済危機で露になった資本主義そのものに対する
  批判や対案を出してゆく必要性も提起しました。
   労働運動に関わっている人からは、労働法制の問題や民主党が財界
  と結びついている問題などが出されました。
   今回の討論会には、意見広告運動を行っている方など、様々な具体的な
  運動に関わっている方もそうでない方も参加されたようです。
   
   いずれにしても、政権に頼るのではなく、下からの大衆運動を盛り上げ、
  政権に圧力をかけ、また積極的な対案を出して行くことが必要と私は思います。
   
   
   

  
 
 

 
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