[CML 001734] TV番組「ブラタモリ」と再開発で失われるニコタマの魅力

Hayariki hedomura2 at hotmail.co.jp
2009年 10月 18日 (日) 16:47:58 JST


 NHK総合のテレビ番組「ブラタモリ」は2009年10月15日に二子玉川を特集した。
 二子玉川は東京都世田谷区にある東急田園都市線・大井町線二子玉川駅周辺の地域で、ニコタマの愛称で知られている。この放送では二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)で失われるニコタマの魅力を再確認した。
 「ブラタモリ」はタモリと久保田祐佳アナウンサーが東京都内の町を散策しながら、過去の風景に思いを馳せる番組である。名物料理を食べるだけの紀行番組とは一味も二味も違う薀蓄の豊富なカルチャー番組になっている。これまでは原宿、早稲田、上野を取り上げた。
 二子玉川駅前に立ったタモリの第一声は「工事ばかり」であった。実際、現在の二子玉川は街中が工事現場になった感があり、それが街の魅力を削いでいる(参照:二子玉川住民が再開発を意見交換)。
http://www.news.janjan.jp/area/0908/0908018086/1.php
 一行は工事現場ばかりの東口・再開発地域ではなく、西口の玉川高島屋ショッピングセンターへと向かった。1969年に開店した玉川高島屋は日本初の本格的ショッピングセンターとされる。
 当時の開発責任者・松沢邦光氏が顧客集めの工夫を説明した。競走馬の即売会やボーリング場開設などを行ったという。ここには略奪的・ハイエナ的な金儲けではなく、顧客に喜ばれたいという健全なビジネス精神が存在する。地域住民を押しのけるようにして工事を進める二子玉川東地区再開発との対照性が感じられた。
 次に一行が訪れた場所は多摩川河川敷である。ここでは土手が川岸から50メートル程度離れた場所に存在する。これは大正時代に堤防を建築した際、川沿いの料亭を中心として、川べりの景観の破壊に反対する声があがったためである。そのために川岸から離れた場所に堤防が築かれた。二子玉川東地区再開発でも景観破壊は重要な論点であり、先人に学ぶことも多いと思われる。
 その後で一行は玉川電車(玉電)の廃線跡を探訪する。鉄道柵が駐車場敷地の境界に使われているなど、意外なところに面影を残していた。また、地元の小学生が、生まれる前に廃止されていた玉電の駅を知っているなど、生活の中に歴史が溶け込んでいた。この点でも過去の痕跡を壊して街の形を変えてしまう二子玉川東地区再開発は残念である。林田力2009/10/17 
http://www.news.janjan.jp/living/0910/0910161751/1.php
林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4904350138
http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0001030341








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