[CML 001725] Fw: 上関原発計画 申し入れ賛同署名
FURUSHO
furusho at mail.hinocatv.ne.jp
2009年 10月 17日 (土) 14:21:44 JST
古荘です。
2人の友人から、間を置いて、次の呼びかけをいただきました。
私は、すぐに賛同を送ったのですが、転送するのが遅くなってしまいました。
ダブりまくっているかも知れません。ごめんなさい。
ついでに。
1)現政権が、CO2削減の画期的な取り組みを始めました。
しかし、原発が、削減どころか全く逆だということを、もっと問題にしなければいけませんね。
京都のアイリーン・スミスさんが、その資料を出していると思うのですが、探す余裕がありません。
どなたか、ご存知の方、教えてください。
2)エネルギーの無駄遣いの1つ、自販機のことも、問題にしたいですね。
来る日も来る日も、大量にアテもなく冷やし(または温め)続けるエネルギーの無駄遣いは、即刻辞めるべきだと思いませんか。
20年くらい前、都議会で、社民党(当時は社会党?)、生活者ネットなどが問題にしたことがあったように思います。
20年前に示された資料で、全国の自販機のエネルギー無駄遣いは、原発1.3機分、と言われたように思います。
今は、もっともっと多いのでは・・・?
何十年も自販機で慣れっこになっている人が多いのでしょうが、外国で自販機を見かけたことはありません!
これも、どなたか資料がありましたら、教えてください。
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近隣に住む子育て中の母親たちが中心となって、
下記のような内容で、10月20日、中国電力に申し入れに
行くことになりました。
つきましては、申し入れ書に対する賛同連名を
募集したいと思います。
賛同してくださる方は、10月15日までに、
世話人(吉岡) sumire-yucca at mx51.tiki.ne.jp まで、
ご住所とお名前をメールしてくださいますよう、
お願いいたします。
また前回は、思いがけず300人近い、多くの方の
賛同をいただき、心より感謝しております。
(以下、申し入れ書)
中国電力株式会社御中
上関原発計画についての申し入れ
2009年10月20日
未来につながる生命(いのち)を育てる会
世話人 吉岡すみれ
上関原発計画、そしてそれに関わる埋め立て工事について
お願いがあります。
わたしたちは、子育て中の母親を中心とした、未来に
つながる生命にとって大切な環境を守っていきたいと思う
市民です。わたしたちの子供たちだけでなく、未来の
子供たちが安心して遊び、暮らせる環境があること、
それこそがわたしたちの一番の願いです。
わたしたちは、子供のころから電気のある暮らしを
享受してきた世代ですが、現在は環境のことを真剣に
考えていかなければいけない現実に直面しています。
子供や孫など先の世代のことを考えると、電力や
自然環境のことも、人任せにせず、自分のこととして
考えていかなければならないと思うようになりました。
貴社による原発計画は、27年前から祝島や近隣住民などの
反対により、予定が進まず、このままできないものと
安心していました。ところが、去年になって急に計画が
進められ、また、貴社による埋め立て工事に関わる
住民との対立に、不安や不信感が高まり、心を痛めています。
反対派の住民や、希少動植物を含めた予定地の環境の中で
生命を育む存在は、会社にとって邪魔な存在というような
姿勢、わたしたちの暮らしや環境を誠実に考えていない
かのようにみえる態度に、わたしたちは悲しい思いを
しています。
わたしたちは、下記のことを不安や疑問、希望として
思っています。
(原子力発電所についての上関町以外の近隣住民の意向)
現在、上関町のみが原子力発電所の是非について、
問われていますが、原発の影響は、広範囲に及びます。
稼働中、排気筒と排水口から出る放射能や薬物は
微量であると言われるかもしれませんが、原発近くの
海域で魚などの大量死や、奇形が見られるという話は
よく聞きます。
また、原子力発電は、原子炉で作られた熱の2/3も海に
捨てられるそうですが、たとえ発電時にCO2を
出さないとしても、地球温暖化を助長するのには
変わりがないと思われます。
さらに、各地の原子力発電所は、度々、トラブルが
見つかり、その度に放射能が漏れだしていることも
しばしばです。また、今後起こりうる地震の規模は
予測がつきません。
わたしたちの毎日の食卓には、農作物や海産物・
畜産物などの食材を使った食べ物が並びます。
地産地消を唱えられている今、地元の食材を使うことが
多いのです。それなのに、原子力発電所が近隣に
できることになれば、放射能で汚染された可能性のある
食材を食べ続け、内部被ばくする可能性があるという
不安を、常に抱えることになります。
いくら、事業者である貴社から人体や環境への影響はない、
杞憂であると言われても、何の保証もありませんし、
放射能は蓄積され続けるものであり、不安が
払しょくされることはありません。
予定地は豊かな自然に恵まれた、活断層のある地盤の弱い
入江であり、原発のこと、現地のことを知れば知るほど、
この計画は、わたしたちにとって、利益より環境や人体・
農業・漁業・観光・経済などに与えるダメージの方が
大きいものと思われてきます。
(子供や妊婦の健康被害:小児ガンや小児白血病について)
原発周辺の子供は、ガンや白血病にかかりやすいとききます。
ドイツ政府の行なった研究により、原発の立地周辺で
5歳以下の子どもが白血病にかかるリスクは、原発と
居住地の距離が近いほど増加することを、はじめて
科学的に立証したものとなったそうです。
また、アメリカの研究機関の発表では、原子炉閉鎖で
乳児死亡率が最大で54・1%も激減したそうです。
そして、万が一、事故が起こった場合、放射線の被害を
もっとも敏感に受けるのは、幼い子供や妊婦であり、
原発のある地域では、事故時に被ばくした子供が
甲状腺がんになるのを防ぐため、事故直後に服用する
ヨウ素剤という薬が配備されるそうです。(しかし、
そのことは上関原発予定地の近隣に住む住民の間でも、
あまり知られていません。)
わたしたちはそんなリスクを、原発が稼働する50年間、
子供たちに背負わせたくありません。
わたしたちが子供のために望む環境は、原発のない、
そのままの自然です。
(自然エネルギーへの転換)
今では、様々な自然エネルギーの技術が存在します。
貴社は、日本は資源がないと宣伝しておられますが、
自然エネルギーに恵まれているのではないでしょうか。
太陽光・風力・水力・地熱など、様々な自然エネルギーを
利用した発電方法があり、その土地の持つ特色にあった、
なおかつ、その土地の環境を極力壊さない発電を
わたしたちは望んでいます。
例えば周りを海に囲まれたデンマークでは、洋上風力が
盛んです。
豊富な川の水があるブータンでは、ダム型でない小型
水力発電により、電力不足に悩むインドへ売電するほどだ
そうです。地震が多く自然に恵まれた日本には、原発でない、
日本に適した他の発電方法が求められていると思われます。
(今回のブイの設置について)
貴社は10月7日午前7時に、別の港に用意しておいたブイを
2基、予定地沖に設置し、海の埋め立て工事に着手したと
発表しておられます。
中電上関原子力発電所準備事務所は「作業を安全かつ確実に
進めるため、今回の手法を取った」と説明されています。
その行動や説明からは、住民の意思より作業優先の考えが
はっきりと示されていて、住民の理解を求めている
姿勢であるとはとてもいえません。
今回の一件は、正当性を疑われても仕方のない行為だと
各社の報道を見て思いました。
話し合いの場がもたれないままの、突然の計画的な作業の
仕方に、わたしたちは貴社がなぜそんなことを
決行されたのが、まだ信じられない思いで衝撃を
受けています。
わたしたちはこれ以上、この上関原発問題で心を
傷つけられる人が増え、貴社と住民との間に対立の溝が
深まることを望みません。禍根が残らぬよう、一日も早い、
話し合いの場をお願いします。
以上
以下に、要望と質問事項をまとめました。
・田名埠頭での夜間の作業は、一刻も早く中止し、
せめて本来、周知されていた日の出から日の入りに
変更してください。
・2008年10月に県知事より出された「上関原子力発電所
計画への適切な対応について(要請)」という文書に
「事業者においては、特に原子力発電所の安全性、信頼性の
確保ということを大前提に、上関原電計画について、
地元はもとより、県民の理解を得るための努力を
つくすこと。」という文言があります。もっと、住民の
理解を得るために努力が必要なのではないでしょうか?
・理解を求める上で、今後、貴社と祝島などの人たちが
話し合う場が必要になると思われますが、具体的に
どういう形で実現されるおつもりでしょうか?
・どうか、会社の利益だけでなく、人としての道義も
大切にしてください。
・わたしたちはこれ以上、対立が続くのを望んでいません。
どうか、人道的な対話をお願いします。
・山口県民、また近隣の県の住民の思い、考えも
尊重されるべきではないでしょうか?
・原発の危険性についても近隣の住民への説明をお願い
します。わたしたちは、一方的に原発を美化しない、
公正な宣伝・広告も求めています。
・もし貴社がおっしゃるように原発が安全なのであれば、
なぜ電力を多く使う都会に作らないのですか?
・原発が安全であり、人体や環境などへの影響が
軽微であるということが本当であれば、なぜ、
125億5千万円という多額の漁業補償契約が
必要だったのですか?
・排気筒は150mもの高さがあるそうですが、なぜ、
そんな高さが必要なのでしょうか?
・排気筒と排水口から空と海に出た放射能は、大地と海に
蓄積されていくのではないでしょうか?
・わたしたちが食べるものが、放射能に汚染されていた場合、
内部被ばくする可能性があるのではないでしょうか?
風評被害の恐れはありませんか?
・子供たちが小児白血病と小児がんになる可能性について。
・わたしたちは、消費者として、原子力発電による
電力でなく、自然エネルギーによる電力を求めています。
以上
--------------------- Original Message Ends --------------------
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