[CML 001659] 鳩山新政権は自公前政権の沖縄・高江住民に対する「SLAPP(恫喝)訴訟」を継続してはならない!〜Fw: やんばる高江
higashimoto takashi
taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
2009年 10月 13日 (火) 11:01:16 JST
沖縄県東村高江の「ヘリパッドいらない住民の会」から下記のような訴えが届きました。転送させて
いただきます。
*標記「SLAPP訴訟」の意味:スラップ(SLAPP:Strategic Lawsuit Against Public Participation)は、
原告が判決そのものの勝訴ではなく被告に対するいやがらせを主な目的として起こす訴訟の一形
態のこと。
下記「訴え」の最下部にある鳩山首相、千葉法務大臣など宛の公開質問状もあわせてお読みいた
だければ幸いです。
http://okinawaforum.org/disagreeblog/takae-openletter09Oct13.pdf
公開質問状に次のような「訴え」があります。
「私たちは、この2 年間、工事強行に対しても、ねばり強く、要請行動を続けてきました。ところが、
自公政権は、唐突に、那覇地方裁判所に対して、『地元の反対派住民が工事の妨害をしている』
として、まるで、私たちを、犯罪者のように、『工事に反対するな、妨害するな』との裁判を提起して
しまったのです。沖縄にいない人や、ホームページで反対を呼び掛けた人までが、対象にされまし
た。私たちは、裁判所は、私たちの権利を守ってくれるところだと信じていますが、その裁判所を
利用して、私たちを弾圧しようとするなどということは、本末転倒ですし、あってはならないことです」
ほんとうにそのとおりです。上関原発埋め立て阻止行動における山口県、中国電力の祝島島民
無視の対応の問題にも真っ直ぐにつながってゆく問題でもあろう、と思います。
東本高志@大分
taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
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マスコミ各社 関係団体の皆様 高江を支援して下さるすべての皆様へ
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私たち、沖縄県東村高江の住民は、米軍ヘリパッド建設の強行に抗議し、話し合いを求めて座り
込みを続けてきました。ところが、2008年11月に、国は、座り込みをしていることが通行妨害だ
として、裁判所に仮処分を申立てました。高江に住所がある、座り込みをしている夫婦を中心に
14名が債務者とされています。
私たちの生活を踏みつぶす、一方的で強圧的な政策に対して、私たち住民は、この2年間ずっと、
抗議と説得、監視活動を続けています。弁護士などにも相談しながら、沖縄のこれまでの平和運
動にも学びながら、平和的な反対活動をしています。決して、裁判や保全処分で排除されるよう
な行為はしていません。
国側、すなわち沖縄防衛局が提出した現場写真などでは、妨害行為の特定がなされないため、
私たちが沖縄防衛局に建設中止の要請にいったときの名簿、新聞記事のコメント、ブログの記
事、高江のヘリパッド問題を主題としたイベントや写真展などが、妨害行為の証拠として提出さ
れました。これでは、まるで言論統制です。
この、国による仮処分申立て自体が、住民への恫喝、住民運動に参加した者に対する強迫です。
萎縮効果をねらった手段としての提訴は、「SLAPP訴訟」と呼ばれ、企業が弱い個人を攻撃する
ために使われ、極めて不当であると問題視されています。
座り込みをしただけで、通行妨害などということがまかり通れば、生きていくための訴えをする
あらゆる種類の住民運動にどれほどの萎縮効果をあたえるでしょうか。ましてや、これは国が
国民に対して取るべき手段と言えるでしょうか。
現に、沖縄防衛局長の真部氏は、これで高江の住民を排除できたら辺野古も訴える、と新聞
インタビューで答えています。これは、言論弾圧であり、民主主義の根幹である正統な住民運動
に対する弾圧です。私たちは言論の自由、表現活動の自由、自らの生活を守るために、国に
よる申立ての却下を強く求めています。
この事実を、政権が替わったいま、新しい総理大臣や法務大臣に早く伝えたいのです。前政権
からの引継ぎの結果、鳩山由紀夫総理大臣は、国政の最高責任者として、国が住民運動を
訴えるという前例のない事態が進行していることをご存知でしょうか。千葉景子法務大臣は国
の代理人として、このような申立てをご自分が起こしていることになっているとご存知でしょうか。
10月13日以降に、裁判所が仮処分の決定を出せば、私たちは、当然、不服を申立て、本裁判
に移行するように裁判所に起訴命令を申し入れます。国が法務大臣の名において住民運動を
訴えるという、前代未聞の事態を引き起こす前に、知って頂かなくてはいけないはずです。那覇
地裁の決定が出てからでは、遅いのです。
時間がありません。
各大臣に伝えようと、陳情や政党への要請などあらゆる方法をつくしているのですが、前例の
ないこの事態を理解して頂くには時間を要するのか、私たちの声が届きません。
そこで、公開質問状を出すことにしました。マスコミを通じて政治の決定に責任を持つ閣僚の
ひとりひとりに、直接質問をし、私たちの声を届けてくれるかも知れないとの一縷の望みを託し
てのことです。
皆様、どうか、橋渡しのための一助を、心からお願いいたします。
追伸
別紙の公開質問状は10月13日の午前中に提出する予定です。 10月13日(火)午後3時
沖縄防衛局へ仮処分取り下げ要請行動をします。
その後の報告会で公開質問状を読み上げて、公表したいと思います。
公開質問状は以下からダウンロード出来ます。
http://okinawaforum.org/disagreeblog/takae-openletter09Oct13.pdf
よろしくお願い致します。
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