[CML 001590] 鳩山政権と核の「先制不使用」(田窪雅文講演会)
杉原浩司(Koji Sugihara)
kojis at agate.plala.or.jp
2009年 10月 7日 (水) 00:02:24 JST
東京の杉原浩司です。10月9日(金)の開催が近づきましたので再送します。
オバマ政権による「核態勢の見直し」の骨格が10月中にも決まると言われ
る中、日本政府が核の「先制不使用」を明確に支持するメッセージを米国
に発信することが、緊急に求められています。
この問題を精力的に取り上げ、働きかけを持続されている田窪雅文さんを
招いて、最新状況と市民にできることを伺います。ぜひご参加ください。
【参考】――「核情報」より最新情報 ――↓
ペンタゴンの「核態勢の見直し」草案を突き返したオバマ大統領
核政策の大幅変更を求めて──日本政府は、大幅変更支持のメッセージ
送れるか(2009.10.6)
→ http://kakujoho.net/npt/grdn_npr.html
英国ガーディアン紙(9月20日)が、オバマ大統領は、ペンタゴンが提出
した「核態勢の見直し」の草案を臆病すぎると突き返したと報じました。
ヨーロッパ政府関係者の情報とのことです。これは、希望を持たせると同
時に、いよいよ時間がなくなっていることを示すものでもあります。米国
のNGOは、核兵器の役割を核攻撃の抑止のみに限ることに日本が反対し
ていることが現状維持の正当化に使われていると警告しています。日本政
府からの役割限定支持の明確なメッセージの発信が必要です。……
…………………………転送・転載歓迎/重複失礼…………………………
【講演会】
鳩山政権と核の「先制不使用」
〜核軍縮の障害からの脱却〜
日時:10月9日(金) 午後6時半〜
講師:田窪雅文さん(「核情報」主宰)
会場:東京・文京区民センター3階D会議室
(春日駅すぐ・後楽園駅3分・水道橋駅10分)
http://www.cadu-jp.org/notice/bunkyo_city-hall.htm
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
参加費:700円
主催:国連・憲法問題研究会
[連絡先]千代田区富士見1-3-1 上田ビル210 工人社気付
(TEL)03-3264-4195 (FAX)03-3239-4409
http://www.winterpalace.net/kkmk/
http://ameblo.jp/kkmk-blog
kkmk at winterpalace.net
■オバマ米大統領の「核兵器のない世界をめざす」との表明を受けて、国
内外で核軍縮の気運が高まっています。一方で、自民党政権は、米国が核
の「先制不使用」策を採用することに反対し、さらには廃棄目前の核トマ
ホークの原子力潜水艦への再搭載さえ要望したと伝えられています。
日本の姿勢は、核の役割を限定し、「核以外の攻撃には核で報復しない」
とする政策の採用を検討している米国の「核態勢の見直し」にも悪影響を
与えると懸念されています。この文書の骨格は10月にも決まると見られて
います。
衆院選圧勝により新政権を担う民主党は、先制不使用への支持や「北東
アジア非核地帯」を掲げてきました。
鳩山政権が、核兵器の役割限定や先制不使用に反対しないと米国に伝え
られるようにするには、私たちは何をすれば良いのか。「核密約」、非核
三原則との関係は?
先制不使用問題にいち早く着目し、警鐘を鳴らしてきた田窪雅文さんに、
最新状況についてお話をうかがいます。
<田窪雅文(たくぼ・まさふみ)さん>
ウェブサイト「核情報」( http://kakujoho.net/ )主宰。『世界』9月
号に「被爆国日本は核軍縮の足かせとなるのか」(ハンス・クリステンセ
ン)を訳出・解説。最近の論文に「ミサイル防衛徹底批判」(『世界』
7月号)などがある。
CML メーリングリストの案内