[CML 002005] 【企画案内】京大11月祭企画「加害の歴史を問う」
Tanino Takashi
avenir at tc4.so-net.ne.jp
2009年 11月 12日 (木) 10:13:12 JST
アジェンダ・プロジェクトの谷野と申します。
アジェンダ・プロジェクト京都では、
学生と共催で京都大学の学園祭「11月祭」で
「加害の歴史を問う」と題して、
映画「南京 引き裂かれた記憶」の上映と、
写真展「731部隊〜日本軍細菌戦部隊の実態」を行います。
また同時に、「韓国併合」100年市民ネットワーク製作の
「韓国併合」から100年の日朝関係史を写真で振り返るパネルも展示します。
お近くの方はぜひ、ご参加ください。
上映会と写真展を同じ教室で行うために、
開催時間が毎日変わります。
ご注意ください。
11月祭企画「加害の歴史を問う」
●映画上映・講演会「南京 引き裂かれた記憶」
講師 松岡環さん(南京60ヵ年大阪実行委)
日時 11月22日(日) 15:00〜16:30(映画上映)
11月23日(月・休)13:00〜14:30(映画上映)
14:40〜15:40(講演会)
16:00〜17:30(映画上映)
場所 京都大学吉田南総合館 共南11教室
参加費 500円
●写真展「731部隊〜日本軍細菌戦部隊の実態」
日時 11月20日(金)13:00〜17:00
11月21日(土)10:00〜17:00
11月22日(日)10:00〜14:30
11月23日(月・休)10:00〜12:30
※毎日時間が変わりますのでご注意ください。
場所 京都大学吉田南総合館 共南11教室
入場無料
※「韓国併合」100年のパネルも展示します。
※上映会と写真展を同じ教室で行うために開催時間が毎日変わります。
ご注意ください。
主催 社会問題を考えるサークル ピース・ナビ
連絡先 Tel 080-6153-6308 E-mail kyodai_skk at yahoo.co.jp
共催 アジェンダ・プロジェクト京都
◇映画上映・講演会「南京 引き裂かれた記憶」◇
70年が経過した今も「南京大虐殺」は論争の的となっています。
日本国内ではその事実を公然と否定する発言も繰り返されています。
しかし、そんな中で加害・被害の体験者たちの声が
積極的に取り上げられる機会は多くありませんでした。
70年という歳月の中で、彼ら・彼女らの貴重な体験の記憶が失われつつあります。
今回講師にお招きしている松岡さんは、10余年という月日をかけて、
元日本兵250人以上・中国人被害者300人以上に取材をされました。
この映画には、松岡さんが探し出し取材をした方々が登場します。
同じ場所・時を経験した彼ら・彼女らの記憶は、
加害側・被害側に引き裂かれた状態になってきたといいます。
加害者側・被害者側、双方からの証言で、「引き裂かれた記憶」の裂け目を埋め、
「南京大虐殺」の実像に迫ります。
◇パネル展示「731部隊〜日本軍細菌戦部隊の実態」◇
1939年ごろから「満州国」ハルビンを根拠地に活動した
関東軍防疫給水部隊は別名「731部隊」と呼ばれ、
表向きの防疫給水部隊とは仮の姿であり、
その実、極秘の細菌戦部隊であった。
731部隊は当時国際法で禁じられていた細菌戦の研究を行い、
ペスト菌・チフス菌などの細菌を大量に製造し、
細菌爆弾などの細菌兵器を開発した。
そして、日中戦争において実際に細菌戦を行ったのである。
また、満洲国で捕らえた中国人・ロシア人捕虜を「丸太」(=材料)と呼び、
細菌戦研究のための人体実験を行った。
実験材料にされた捕虜は3,000人以上と言われており、
生存者は一人もいない。
これらの戦争犯罪は、東京裁判でも裁かれず、闇に葬られてきた。
今回、731・細菌戦裁判キャンペーン委員会からパネルをお借りして、
731部隊に関係の深い京都大学でパネル展を開催することになりました。
皆様ぜひご覧ください。
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