[CML 001944] 『アメリカ軍の部分撤退〜イラク市民にインタビュー』の映像
川島実穂
m-kawa71 at taupe.plala.or.jp
2009年 11月 8日 (日) 00:05:21 JST
こんにちは。イラク平和テレビ局inJapanの川島です。
今週のイラクSANAテレビの配信映像、
『アメリカ軍の部分撤退〜イラク市民にインタビュー』をご覧ください。
無料サンプル映像は http://peacetv.jp/ で見ることができます。
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お願いします。
<映像内容>
2009年6月30日、アメリカ占領軍はイラクの都市部からの撤退を行いました。
しかしこれが6年間を越えるイラク占領を本当に終わらせることになるのでしょう
か?
SANAテレビはこの日、30人近いイラクの市民にインタビューをしました。
市民の多くは部分撤退を打ち出さざるを得ないまでに占領軍を追い込んでい
ることを歓迎しながらも、全占領軍の完全な撤退を要求しています。
インタビューに答えるバグダッド市民は「今日は全てのイラク人にとって歴
史的な日です。世界中で自由こそ最高のものです。」というような素直な実
感を言います。
「占領軍の撤退はすべてのイラク人にとっての喜びです。きのうまでですべ
てのイラク人の顔に喜びの表情が浮かんでいます。イラクの現状の解決は占
領軍が撤退しなければありえません。」というわけです。
実際、イラク市民のアメリカ軍に対する実感は、「撤退はすべのイラク人の
喜びです。もうこれ以上町の中でアメリカ軍にお目にかかりたくないし、ア
メリカ軍を見たら気分がとても悪くなるのですから。アメリカ軍は立ち去り、
出て行ったらいいのです。実際アメリカ軍は私たちを傷つけ、とてもたくさ
んの問題を引き起こしたのですから。」といったものです。
アメリカ軍が都市部から撤退をせざるを得なくなった力関係はイラク市民と
世界の市民の占領軍撤退要求の闘いがあったからです。それは市民1人1人
の晴れ晴れとした表情からも分かります。
しかし、市民は手放しで喜んでいるわけではありません。
「本当の撤退はしませんよ。アメリカ軍はイラクの中にいるのです。昨晩ま
でアメリカ軍の車が町の中にありました。ですから撤退というのは大げさで
す。これは新しいゲームなのです。アメリカ軍が完全に出て行かない限り決
して安心しません。」
「アメリカ軍のことなら、彼らが大都市や街頭から撤退したとしても、周辺
地域に残るのです。アメリカ軍は以前と同じように何でもほしいものを奪う
でしょう。彼らは見えるところからは出て行きますが以前としてイラクに残
っているのです。」と、いまだにイラクに居座るアメリカ軍に対する警戒感
もゆるめてはいません。
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