[CML 001922] ●今夜から、「坂の上の雲」PR番組が連続的放映
kokubo
mzs at jb3.so-net.ne.jp
2009年 11月 5日 (木) 20:47:25 JST
こんにちわ! 小久保です
今夜から、「坂の上の雲」PR番組が連続的に放映されます。また、今夜のNHKへのニュースでは、富山空港に設置されたTVカメラの映像がしばらく映っていましたが、何と「坂の上の雲」を宣伝するANAの特別便の映像でした。今、NHKとANAは、毎日、「坂の上」特別便、「龍馬伝」特別便を全国で飛ばしているのです。
今や世界最大の放送局であるNHKが、設立以来、空前の大事業として血道をあげている、スペシャルドラマ「坂の上の雲」への、嵐のような徹底的な批判が是非とも必要です。地元愛媛の、「NHKへの公開質問状」運動と連携して、全国で批判運動を進めましょう。
“坂の上の雲”明治の夢・歴史の今 NHK総合TV放映
第一弾 「学問のすゝめ」11/5 22:45〜23:00
「坂の上の雲」の主人公・秋山好古は、若き頃から福沢諭吉の思想にひかれ、陸軍退役後は故郷の松山で中学校の校長を務めました。教育者・好古の横顔を描きます。
日露戦争で世界最強とうたわれたコサック騎兵隊と互角に戦った「坂の上の雲」の主人公・秋山好古。軍人としては陸軍大将にまで登りつめ、最後の古武士ともいわれた人物だったが、若きころから福沢諭吉の思想にひかれ、退役後は故郷・松山で中学校の校長を務めた。好古校長自ら資金集めに奔走して建てられた講堂や思いのこもった校旗が今も残されている。お孫さんの証言などを交え、秋山好古の人となりを紹介する。
出演
【朗読】国井雅比古,【語り】塚原愛
この番組への、「みんなの感想」として、ryoさんの、下記の鋭い批判がyahooに載っているので、ご紹介します。
http://tv.yahoo.co.jp/review/detail/175018/?week=0&s=3&rn=1&rid=2
「韓国紙は侵略に苦しんだ中国の発展に祝意!」
.投稿者:ryo*****さん投稿日時:2009/10/02 04:47.
「韓国各紙は10月1日、中国の建国記念での社説で、帝国主義の侵略に苦しめられた中国の経済大国への発展に祝意を表明」と報道しました.
韓国も侵略に苦しめられ、日本は侵略で苦しめました.
明治以降の日本経済は侵略をテコとして発展しました.
一部の階級(秋山兄弟や、福沢諭吉などの下級武士の子弟)が、天皇を立てた官僚支配を確立し、国内では搾取の支配を、対外的には侵略の政策を進め、1945年には失敗を見たのです.
昭和天皇はポツダム宣言の受託で「国体を護持し得て」と天皇制護持のサインを出し、アメリカは政策上天皇制と戦前の官僚支配体制を残しました.
吉田茂、岸信介などは戦前・戦中の官僚でした.またその孫が国会議員であるなど、福沢諭吉の教えによる明治以降の東アジア蔑視・敵視・侵略思想が残っています.
戦費目的の厚生年金も「あるうちに使え、不足したら賦課制にしろ」の政策で、不正確な管理をしていました.
これが「明るい明治」の遺産です.
司馬遼太郎も、NHKも暗い明治には目を向けません.
小説家は「金のため」許されても、NHKは放送法上許されません.
「問題の多角的明確化」が必要です.
http://tv.yahoo.co.jp/review/detail/175018/?week=0&s=3&rn=2&rid=1
「主題は、日本人とはなにかということ」
.投稿者:ryo*****さん投稿日時:2009/10/01 23:09.
原作者は、「坂の上の雲(一)」のあとがきにこう書いている.
「維新後、日露戦争までの30余年は、楽天的な時代」
「重税・重い国権と軽い人権・足尾の鉱毒事件・女工哀史・小作争議」は「被害者意識の中から見る歴史」
重税を払った姿は描かない.
払わせ、苦しまなかった側から描いた.
被害者を見ないとき、楽天的な時代であった.
その「条件」で日本人とは何かを考えた.たしかに偉大な「日本の作者」だ.
「被害者を見ない」それが日本人で、2009年の現在でもそうだ.
少数の士族出身者や、農・工・商の「重税に耐えられた層」が、天皇を中心とした官僚制度をつくり、被害者を見ないで、被害者をつくり、国内でも、国際的にも加害者となり、歴史と文化と伝統を作ってゆく.
司馬遼太郎は、それが日本の明治以降の歴史であり、それが日本人だと知ってはいたが、被害者を描かない.自身がそういっている.
その立場をつらぬくことで、メシを食べることができた.りっぱな「日本人」だ.
(NHKがその「思想」を宣伝するのは、どういうものだろう?)
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