[CML 001916] 非国民入門セミナー9回と10回(金静寅さん、俵義文さん)

maeda akira maeda at zokei.ac.jp
2009年 11月 5日 (木) 18:08:07 JST


前田 朗です。

11月5日

非国民入門セミナー9回と10回が迫ってきました。土曜日の午後と夜に飯田橋
の東京しごとセンターです。

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第9回 11月 7日(土)午後1時30分開場、2時開会

    東京しごとセンター・セミナー室

       お話:金 静寅さん(NPO法人同胞法律・生活センター)

            「最近の在日朝鮮人に対する差別」

* 金静寅さん:1997年以来在日朝鮮人の法律相談、生活相談を続けてきた
同胞法律・生活センター事務局長。雑誌『人権と生活』編集。社会福祉士。

第10回 11月7日(土)午後5時30分開場、6時開会

東京しごとセンター・セミナー室

       お話:俵 義文さん(子どもと教科書全国ネット21事務局長)

「海峡を越える歴史認識−−教科書問題の現在・未来」

*俵義文さん:出版労連教科書対策部副部長を経て、子どもと教科書全国ネット
21事務局長。日本・中国・韓国の共同による『未来をひらく歴史』編集員会共
同代表。「歴史認識と東アジアの平和フォーラム」日本委員会事務局長。『徹底
検証あぶない教科書』(学習の友社)『家永三郎が残したもの引き継ぐもの』
(共著、日本評論社)『あぶない教科書NO!』(花伝社)『安部晋三の本性』
(共著、週刊金曜日)『<つくる会>分裂と歴史偽造の深層』(花伝社)など多数。

* 第9回と第10回は同じ日の午後と夜です。

いつのまにか非国民の時代がよみがえってきました。

 郵便受けにチラシを入れただけで、いきなり逮捕され2ヶ月以上も拘禁された
立川チラシ事件を考えてみてください。道を歩いていると突然、警察官に呼び止
められて、どこへ行くのか、荷物を見せろと質問責めにされる人も増えています。

 町には情報が溢れ、何でも言えるし、あらゆる情報が入手できる。そんな風に
思っていたはずなのに、実はうかつなことを言うとどこから睨まれているかわか
りません。当局に都合の悪い情報はしっかり検閲されています。

自分が健全な国民であることを証明するためには、非国民を摘発し、指弾するの
が一番です。周囲に非国民が潜んでいないか。怪しい人間はいないか。思想や行
動の疑わしい者はいないか。テロリストが隠れていないか。非国民を創造/想像
することで、国民を創造/想像する。国民の安全を損なう恐れのある非国民を迅
速に摘発することが国民の証明になります。

国民と非国民という対立軸を据えた社会は次々と非国民を狩り出していく宿命に
あります。つねに非国民を叩いておかないと、国民の証明ができないからです。

主催:平和力フォーラム

東京都八王子市宇津貫町1556 東京造形大学・前田研究室

TEL042−637−8872  email: maeda at zokei.ac.jp



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