[CML 000480] 働く人の LGBT 入門ハンドブック

壱花花 ushi_web_mail at yahoo.co.jp
2009年 6月 27日 (土) 04:29:44 JST


働く人のLGBT入門ハンドブックが発行されました。
  紹介文を書きましたので、お読み頂ければ幸いです。
   
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  『WORKING TOGETHER 働く人のLGBT入門ハンドブック』

発行元 WORKING TOGETHER編集委員会(PSI東京事務所・自治労・レインボーネットワーク)


『WORKING TOGETHER 働く人のLGBT入門ハンドブック』が発行されました。
発行元は「PSI東京事務所」「自治労」「レインボーネットワーク」が共同して作った「WORKING TOGETHER編集委員会」。

ハンドブック 目次
1 働くLGBT
2 LGBTをめぐる日本の現状
3 諸外国の取り組み
4 働くLGBTの声
5 アクションプラン
6 資料集

このハンドブックはLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)当事者のために作られたものではなく、今までLGBTの労働問題について考えたことのなかった人に対して揺さぶりをかけるものです。

とりわけ労働運動に取り組む団体や個人が、もしまだこの問題について考えたことが無かったり取り組んだことが無かったとしたら、このハンドブックを読んで早急にアクションを起こしてください。LGBTがいかに働きづらい環境におかれているか、このハンドブックを読めばその実態がよくわかります。なぜならこの社会全体
が、そして多くの職場が、異性愛を前提とし、身体的な性と心の性を同一視するのを前提としているからです。そしてその前提を元に、法律や職場の様々な制度が作られているからです。

「ゲイ?レズビアン? でも周りに居ないし…」と言う方へ。
その言葉自体が、このハンドブックの主要テーマなのです。
LGBTの当事者は「いない」のではなく、「自分がそうだ」とは口に出せないのです。

制服や男女別トイレに苦しむトランスジェンダーがいます。
「結婚しないの?」と聞かれたり、恋人のことを「友だち」と偽って紹介する同性愛者がいます。
差別的言辞に脅え、自己否定・自己嫌悪に陥っているLGBTがいます。

LGBTの労働問題とは、すなわちLGBTではない人たちの問題なのです。

ちなみに、ILO(国際労働機関)の条約で「雇用及び職業についての差別待遇に関する条約」というのがあります。ILO加盟国182カ国のうち168カ国がこの条約に批准していますが、日本は未批准です。

私がこのハンドブックを読んで特に良かったと思った箇所は、40代・自治体職員のレズビアンの声が紹介されたページです。
曰く、「(職場では)異性愛、婚姻(法律婚)、子産み子育てを前提とした発言は日常茶飯事」
「労働組合ですら『結婚できる賃金を!』というスローガンが大会で堂々と語られたり、『組合活動のために婦人部で炊き出しを』と言われたことも」。

そして彼女はこのように提言します。
「今のメンバー限定の“働きやすさ”を、単身者、非正規雇用者なども含んだ幅広い“働きやすさ”にすることが、たとえ遠回りでも確実だと思います。カップル単位の認知を深めて異性愛法律婚との待遇差を縮めても、結局単身者を置き去りにするだけです。異性愛の法律婚や血縁関係にしか認められていない休暇や制度を、個々
人の事情によって『近い立場にある重要な人』にまで拡大し、多様な人間関係をカバーすべきだと思います」

万人にとっての働きやすさ!生きやすさ!
これこそ労働運動と労働者の目指すものではないでしょうか。
「テメーだけ良ければそれでいい」というのは、私たちが最も唾棄すべきことなのです。

壱花花
http://18787.main.jp/


ハンドブックの入手を希望される方は
working_together_lgbt at yahoo.co.jp
まで

 

 
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