[CML 000475] アトミックサンシャイン展検閲抗議声明賛同者のみなさまへ(沖縄県議会に陳情書 ほか)/小倉利丸

bara harumi-s at mars.dti.ne.jp
2009年 6月 26日 (金) 23:34:47 JST


小倉利丸 さんからの報告です

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表記の件について、近況を報告します。アートアクションと県議間陳情書の提出
です。

(1)アートアクション企画について。
すでにご報告しているように、「<緊急アートアクション2009>―「アト
ミックサンシャイン」沖縄展の検閲に抗議する美術展」の準備を進めています。
宣伝などこれからで焦っていますが、18日のシンポジウムについては、おおよ
そ下記のような内容になります。皆様にお詫びがあります。以前メールでお知ら
せし、ウエッブでも告知していた会場を下記のように日本教育会館に変更するこ
ととなりました。すでに皆さんのお力添えで転載などしていただいており、大変
感謝しておりますが、恐縮ですが、会場変更について、できれば、お伝えいただ
けると大変助かります。パネラーの紹介やシンポの趣旨その他詳細は順次ご連絡
しますし、ウエッブに掲載しますので、是非ご覧下さい。

<緊急アートアクション2009>
―「アトミックサンシャイン」沖縄展の検閲に抗議する美術展― 概要

□会場:Gallery MAKI(茅場町)http://www.gallery-maki.com/〒104-0033 東京都中央区新川1−31−8 
Gallery MAKI  Tel:03−3297−0717
□展示期間:7月20日(土)〜8月1日(土)13:00〜20:00(日曜
休廊)

□主催:「沖縄県立美術館検閲抗議の会」、「大浦作品を鑑賞する市民の会」、
「富山県立近代美術館検閲訴訟元原告有志」
□内容:<アトミックサンシャイン>沖縄展検閲に抗議・異議を唱える作品の展示
 *ビデオメッセージ:沖縄⇔東京 相互コミュニケーション *一言コメント展示
□出品作家 (後日お名前を掲載します)
□コメント展示(後日お名前を掲載します)

□展示関連企画 
.轡鵐櫂献Ε燹 屮▲肇潺奪サンシャイン」沖縄展の検閲に抗議する!
―「09沖縄・九条・天皇・検閲・表現をめぐって」―(仮称)
7月18日(土)14:00〜20:00 日本教育会館
第一部 沖縄・九条・天皇・検閲・表現をめぐって
司会 毛利嘉孝
鵜飼哲、太田昌国、古川美佳 、大浦信行
第二部 アトミックサンシャイン展を検証する
司会 古川美佳
比嘉豊光、仲里効、徐京植、小倉利丸
参加費 1000円

ギャラリートーク:作家、詩人、評論家、学芸員などによるコラボトークを随時開催
パフォーマンス(後日お名前を掲載します)

問い合わせ
070-5553-5495 小倉
artaction09 at gmail.com
http://sites.google.com/site/artaction2009/artaction2009intro

(2)沖縄県議会に陳情書を6月25日付けで提出しました。以下、陳情書の内
容です。

沖縄県議会議長
|b嶺善伸 殿

沖縄県立美術館検閲抗議の会
大浦作品を鑑賞する市民の会
富山県立近代美術館検閲訴訟元原告有志

陳情書
 沖縄県立博物館・美術館が主催して開催された「アトミックサンシャインの中
へin 沖縄−日本国平和憲法第九条下における戦後美術」(4月11日から5月17 日
まで)に展示予定だった大浦信行さんの版画作品「遠近を抱えて」が、県教育委
員会や県立博物館・美術館の牧野浩隆館長の意向によって、当初の企画では展示
されることになっていたものが、館長の判断で展示中止が決定された。アトミッ
クサンシャイン展は、昨年、ニューヨークおよび東京でも開催され、沖縄は3回
目の開催地となる。これまで二回の展覧会で、大浦さんの作品は展示されてきた。
 牧野館長は『沖縄タイムズ』に寄稿した文章において、今回の作品展示拒否の
決定を、あたかも高度な専門性を有する美術館による審議の結果であるかのよう
に述べているが、これは事実に反する。今回の館長の決定について、美術館内部
の専門家の検討が行われたことはない。牧野館長が作者の大浦さんにに、5月18
日に直接説明した経緯でも、文化の杜の担当者から渡された資料(ここには大浦
氏の作品を展示することを前提とした企画が提案されていた)によって、自分が
決定したことだと明言されている。
 また、牧野管長は上記の寄稿において、外部学芸員の渡辺真也さんが、「遠近
を抱えて」の展示をしないことにあたかも合意したかのように書いているが、こ
れも事実に反する。館長は、直接渡辺さんに会ったことはないこと、また、文化
の杜の担当者を通じて渡辺さん側に提示したのは「『遠近を抱えて』を取り下げ
ないなら企画そのものを認めない」という踏み絵であった。こうした踏み絵を踏
ませるような選択肢を与えることは、あきらかに館長の職権の濫用にあたり、言
論・表現の自由を侵害するものである。
 以上のように、今回の展示拒否は、美術館内部の慎重な検討を経ることなく、
高度な美術の専門的知識を有する学芸員との真摯な検討を経ることもなく、踏み
絵をふませるようなやり方をとって企画内容の変更を強引にすすめたものであ
り、あきらかな職権濫用であり、裁量権の逸脱である。
 右に述べたように、館長は、こうした重大な判断を下す際に、本展覧会の企画
責任者である、渡辺真也さんや作者の大浦信行さんから直接当該作品についての
説明をきくこともなかった。さらには、本展覧会が県立美術館主催の企画展示で
あるにもかかわらず、企画の責任者である渡辺さんとはオープニング当日まで
会ってもいない。こうした館長の対応から、館長はそもそも美術館の最高責任者
としての職責をまっとうしとおらず、むしろ職務怠慢としか思えない対応をして
きたとみてよい。このような館長の態度と展示中止の経緯を踏まえると、館長に
よる企画の変更には合理的な根拠はなく、美術館がもつ裁量権の範囲を越えた館
長の越権行為であることは、明らかである。館長の今回の決定は、言論、表現の
自由は憲法が保障する基本的人権の核心の一部をなすものであって、これを公立
美術館の館長が侵害した行為は見過ごすことはできない。
 上記の点を踏まえて、下記の3点を議会に要請するものである。
1. 牧野浩隆館長の今回の企画への介入は、館長による職権濫用であり、美術
館の裁量権を逸脱したばかりでなく、憲法が保障する言論・表現の自由を侵害す
る行為であって、看過できない。よって、牧野浩隆館長の更迭を求める。
2. 牧野浩隆館長は、これまでの経歴からして、美術・芸術についての高度な
専門知識を要する文化施設である美術館にあって、かかる意味における専門性を
もたない者であると判断せざるをえない。美術館の館長職については、今後、下
記の点を考慮の上人事が行われるべきである。
(1)美術に関する高度な専門的知識を有する者であること。
(2)沖縄の文化的歴史的な伝統と特徴についても深い造詣を有する者であること。
3. 美術館における高度な専門性を有する学芸員を確保し、専門職としての身
分が保障されるような人事制度をとること。



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