[CML 000401] 転送:アトミックサンシャイン展検閲抗議署名賛同者のみなさま(お知らせ)

bara harumi-s at mars.dti.ne.jp
2009年 6月 21日 (日) 09:03:06 JST


小倉利丸さんからの「お知らせ」を転送します

----- Original Message ----- 
差出人: "Toshimaru Ogura" <ogr at nsknet.or.jp>
宛先: <ogr at nsknet.or.jp>
送信日時: 2009年6月21日 0:27
件名: アトミックサンシャイン展検閲抗議署名賛同者のみなさま(お知らせ)


こんにちは、小倉利丸です。アトミックサンシャイン展における検閲抗議の賛同
署名をされたみなさんにお知らせとお願いです。

(1)あらたに、美術家や表現者の抗議声明と署名の運動が始まりました。抗議
声明すでに私たちの抗議声明に署名されている皆さんのなかで、美術家や表現者
の皆さんは是非こちらの署名にもサインをお寄せください。声明と署名は、この
メールの最後にあります。是非お読みいただき署名をお寄せください。

(2)アートアクションが7月18日からギャラリーマキで開催。
アートアクションとして、今回の検閲問題をテーマとする展覧会、シンポジウ
ム、ギャラリートークのイベントが開催されます。18日初日には、午後3時か
ら、会場:新川区民会館(ギャラリーマキより徒歩3分)で6時間におよぶシン
ポを開催します。パネリストとして、鵜飼哲、大浦信行、小倉利丸、毛利嘉孝、
徐京植さんらを予定しています。
詳しくは下記をご覧ください。
http://sites.google.com/site/artaction2009/artaction2009intro

(3)牧野館長が沖縄タイムスに長文の釈明を掲載
沖縄タイムスの6月17日から三回の連載で、牧野館長が作品撤去の正当性を主
張する文章「教育的配慮と自由裁量・天皇題材作品非展示をめぐって」を寄稿し
ました。その三回目のなかで、小学校の学習指導要領のなかの「天皇についての
理解と敬愛の念を深める」という部分を引用し、「遠近を抱えて」の展示拒否を
正当化するなど、容認できない内容を含んでいます。この牧野館長の主張へのわ
たしたちからの反論を早急に準備したいと考えています。残念ながら、ウエッブ
には掲載されていないと思います。

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抗議声明と署名のお願い
「アトミックサンシャイン」沖縄展の検閲に抗議する美術家・表現者有志

今年4月11日から5月17日に沖縄県立博物館・美術館で開催された「アトミック
サンシャインの中へin沖縄−日本国平和憲法第九条下における戦後美術」に展示
予定だった大浦信行の版画作品「遠近を抱えて」が、県教育委員会や県立博物
館・美術館などからの「教育的観点から配慮してほしい」という要請によって展
示が中止されるという事件が起こりました。
「アトミックサンシャイン展」は、昨年1月12日から2月10日まで、ニューヨーク
のPuffin Room、2008年8月6日から24日まで東京の代官山ヒルサイドフォーラ
ムで開催されました。今回の沖縄での巡回展は、三回目の展示になります。
出品作家は、ヴァネッサ・アルベリー、アローラ&カルサディーラ、コータ・エ
ザワ(江沢考太)、エリック・ヴァン・ホーヴ、松澤宥、森村泰昌、大浦信行、
オノ・ヨーコ、下道基行、照屋勇賢、柳幸典の、世代を超えた国内外の作家、
10人+1組。企画のコンセプトは、キュレータ―の渡辺真也によれば、「日本
国憲法改正の可能性を目前とする今、戦後の国民・国家形成の根幹を担った平和
憲法と、それに反応した日本の戦後美術を検証する試み」だったといいます。
沖縄展では、ニューヨーク、東京展の参加作家に加え、新垣安雄、安次嶺金正、
比嘉豊光、石川真生、真喜志勉、仲里安広、 平良孝七、山城知佳子の8人の沖
縄の作家が参加しました。この巡回展の中で「遠近を抱えて」だけが、美術館側
からの作家に対する相談もなく排除されたのです。
私たちは、日本国憲法をテーマとした展覧会でこのような検閲が行われたことに
対して怒りを禁じることができません。なぜなら、憲法は平和国家を宣言した第
九条とともに第二一条の中で「表現の自由」も謳っているからです。表現の自由
は、あらゆる芸術活動にとって、なくてはならない基盤なのです。
今回の検閲は、作家の基本的人権を侵害しているだけではありません。より問題
なのは、国民の「見る権利」までも侵害していることです。
今回展示が中止になった「遠近を抱えて」は、一九八六年に富山県立近代美術館
でやはり検閲事件が起こりました。「86富山の美術」展で、展示のため購入さ
れたこの作品は、昭和天皇の写真をコラージュしていることから、県議会の議員
たちと右翼の抗議に屈して作品と図録の非公開となり、さらに作品の売却、図録
の焼却処とする前代未聞の事態になったのです。
「アトミックサンシャイン展」の趣旨が、戦後美術を規定している政治的前提を
探るというものである以上、こうした経緯を考えても「遠近を抱えて」は決して
外せない作品だったはずです。私たちはこうした重要な作品を「見る権利」も奪
われてしまったのです。
ましてや日本国憲法第九条と第一条「天皇条項」との両立には、戦後沖縄の分割
及び基地化が影絵として横たわっているといっても過言ではありません。いまな
ぜ沖縄でこのような問題が起きたのか。ここ数年の沖縄戦をめぐる歴史認識のね
じれや、アジアの過去史清算などの葛藤が、九条によって平和偽装されたかのよ
うな日本の歩みの中で、いまさらのように沖縄という場にあらわれてしまった。
しかも、「表現の自由」を侵害するという最も非人間的な形で可視化されたとも
いえるのです。その相貌から私たちは眼をそらしてはならないと思います。
「緊急アートアクション2009」は、沖縄県立博物館・美術館の「アトミック
サンシャイン」展に対する検閲事件を徹底的に検証し、これをきっかけにして、
アーティスト、学芸員やキュレーター、美術批評家や美術研究者、そして一般市
民の「表現の自由」と「見る権利」を保障することを要求します。そして検閲が
横行してしまった背景にある美術家や学芸員など、国家制度上、身動きがとれな
い表現をとりまく現状についても、私たちは共に考えていくつもりです。戦後日
本の「縮図」である沖縄における「アトミックサンシャイン」展が、天皇を扱っ
た作品をはずしてまで開催されたという、その企画の真の意味もまた問われなけ
ればならないはずなのです。
そのようなことを踏まえて、私たちは、あらゆる検閲に反対します。この「ねじ
まげられた自由」を封じ込めず、みつめていく意志こそが、次世代の創造力を育
むことにつながるのではないでしょうか。
私たちの表現は国家や行政に決して奪われてはならないものなのです。
私たち美術家・表現者たちは今、声を上げたいと思います。

「沖縄県立美術館検閲抗議の会」
「大浦作品を鑑賞する市民の会」
「富山県立近代美術館検閲訴訟元原告有志」

■美術家・表現者有志による「アトミックサンシャイン」沖縄展の検閲抗議に
 ご賛同いただける場合は、

お名前:
所属や肩書き:
お名前と肩書きの公表: 可 否
連絡先(メールアドレスなど):
一言メッセージ:
(一言メッセージを美術展に展示してもよい:可 否)をお知らせください。

◎ご賛同の返信先は e-mail: sign-in-enkin(a)alt-movements.org
実際にメールを送る場合は、(a)を@と入れ替えてください。
または   fax: 044-988-9943          

■なお、この主旨に賛同する表現者たちの意志表明を行うとともに、
「緊急アートアクション2009」
―「アトミックサンシャイン」沖縄展の検閲に抗議する美術展―
 を7月18日より8月1日まで開催します。

■さらなる詳しい情報は、以下のサイトをご覧ください。
https://sites.google.com/site/artaction2009/
http://www.alt-movements.org/art_censorship/oura/atomicsunshine_censorship/

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緊急アートアクション2009
2009年6月10日 
<緊急アートアクション2009>
―「アトミックサンシャイン」沖縄展の検閲に抗議する美術展― 概要

□会場:Gallery MAKI(茅場町)http://www.gallery-maki.com/
〒104-0033 東京都中央区新川1−31−8 
Gallery MAKI  Tel:03−3297−0717
□展示期間:7月18日(土)〜8月1日(土)12:00〜19:00

□主催:「沖縄県立美術館検閲抗議の会」、「大浦作品を鑑賞する市民の会」、
「富山県立近代美術館検閲訴訟元原告有志」
□内容:<アトミックサンシャイン>沖縄展検閲に抗議・異議を唱える作品の展示
 *ビデオメッセージ:沖縄⇔東京 相互コミュニケーション *一言コメント展示
□出品作家 (後日お名前を掲載します)
□コメント展示(後日お名前を掲載します)

□展示関連企画 
.轡鵐櫂献Ε燹 屮▲肇潺奪サンシャイン」沖縄展の検閲に抗議する!
―「09沖縄・九条・天皇・検閲・表現をめぐって」―(仮称)
7月18日(土)15:00〜 会場:新川区民会館(ギャラリーマキより徒歩
3分)
 パネリスト:鵜飼哲、大浦信行、小倉利丸、毛利嘉孝、他(後日パネリスト全
員のお名前を掲載します)

▲ャラリートーク:作家、詩人、評論家、学芸員などによるコラボトーク(後
日お名前を掲載します)

パフォーマンス(後日お名前を掲載します)

●プレ企画<カルチュラルタイフーン>(東京外国語大学)7月3日〜5日に参加
 内容:ブース/「遠近を抱えて」展示、「アトミックサンシャイン」沖縄展関
連資料提示
パネルディスカッション/7月5日(日)14:00〜        その他
詳しくは下記を参照ください。
http://cultural-typhoon.org/



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