[CML 000817] Fw:[28日・京都]東北アジアの核・ミサイル危機を考える集い

杉原浩司(Koji Sugihara) kojis at agate.plala.or.jp
2009年 7月 27日 (月) 20:42:34 JST


杉原浩司(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)です。
7月25日夕方に行った東京でのブルース・ギャグノンさん講演集会は、約
60人の参加で無事終了しました。ギャグノンさんは、米国による「全方位
支配」(陸海空に加えて宇宙・サイバー空間までを含む)という危険な戦
略の背景には、資源確保の目的があると指摘。オバマ政権が中国やロ
シアをにらんで政治的・軍事的駆け引きを展開している状況を解説しな
がら、核廃絶はミサイル防衛反対とセットで要求しなければならないと強
調していました。地元である米国メーン州の実践も紹介しながら、軍需産
業の平和産業への転換や民主主義の再構築についても訴えました。

昨日は名古屋集会が行われました。スピーキング・ツアーは7月28日(火)
京都、8月11日(火)福岡と続きます。目前に迫った京都の企画案内を転
送します。ぜひご参加ください。資金カンパも引き続き募集しています(目
標額に遠い状況です)。よろしくお願いします。

<転送・転載、大歓迎!/重複失礼>
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
       ブルース・ギャグノン・スピーキングツアー
       「夜空を眺め、宇宙と地上の平和を考える夏」            



          東北アジアの核・ミサイル危機を考える集い in 京都
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 2003年に始まった米英軍によるイラク侵略戦争では、数十基の軍事衛星が動員
され、砲弾やミサイルの7割までは、衛星によって精密誘導されました。そして
今日も、衛星に誘導された無人攻撃機がミサイルを発射しているように、米軍が
開発した新型戦争は「宇宙戦争」の域に入りつつあります。米国の「脅威」に対
抗するためとして、朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)は、ロケット発射と核実験
を立て続けに行い、これを利用して麻生政権は「ミサイル防衛」(MD)を初めて
発動し、「敵基地攻撃能力」保有論や「核武装」論さえ声高に叫ばれ、MD網の建
設に拍車がかかろうとしています。
 宇宙に向かって進む核軍拡競争は、北東アジア地域を不信と軍備拡張熱の震源
地とし、平和な経済発展を阻害します。生活不安や気候変動に苦しむ人々に充て
られるべき資金を「宇宙の穴」に捨てさり、社会保障や教育、医療なども圧迫す
るでしょう。
 他方で、米国のオバマ大統領が「核兵器のない世界」をめざす姿勢を明確にす
るという変化も生まれています。米国の友邦のカナダは、宇宙の軍事化に反対す
る立場から一貫してMDへの協力を拒否していますし、米軍のMD用レーダー基地の
設置を推進していたチェコの政権は、8割に及ぶ国民の猛反対をうけて、本年3月
24日に崩壊しました。国連総会では宇宙での軍拡競争に反対する諸国が、すでに
圧倒的多数となっています。
 日本はこのような世界的潮流に逆行している数少ない例外的な国の一つになっ
てしまっています。米国が同盟を結ぶ日本と韓国などを足場に核を持ち込み、ロ
シア、中国、朝鮮が核を保有する東北アジア。核とミサイル軍拡の危機にストッ
プをかけ、北東アジアに非核・共生の世界を築くには、どうしたらよいのでしょ
うか。「宇宙への兵器と原子力の配備に反対するグローバル・ネットワーク」調
整者のブルース・ギャグノンさん(米国)は、この問題に今もっとも透徹した見
解を示している一人です。ブルース・ギャグノンさんは、核兵器廃絶の展望を宇
宙的視野から論じる論客として、「平和市長会議」などに招かれて来日されます。
 この機会に、関西でも、つぎのような集いを開きたいと思います。日本では、
核軍拡問題と宇宙の軍事化問題とは、別の問題であるかのように論じられてきた
歴史がありますが、両者を結びつけて理解する絶好の機会です。ぜひご参加くだ
さい。

とき: 2009年7月28日(火)開場・受付開始 午後6時10分 午後6時半―9時まで
ところ:キャンパスプラザ京都 2階ホール 電話075-353-9100
案内:http://www.consortium.or.jp/contents_detail.php?frmId=585
   JR京都駅の北西200メートル、ビックカメラの北側 
講演のテーマ:「東北アジアの核・ミサイル危機の根源と打開の方策」
スピーカー:ブルース・ギャグノン
(宇宙への兵器と原子力の配備に反対するグローバル・ネットワーク調整者)
通訳: 藤岡 惇(立命館大学教授)
参加費: 500円

<ブルースさんの紹介>
 米国メーン州で活動する平和運動家。1992年に「宇宙への兵器と原子力の配備
に反対するグローバル・ネットワーク」を立ち上げた際の中心メンバーで、現在、
同ネットワークの調整者(事務局長)を務める。20年間近く、宇宙が戦争のために
どう使われているかを知らせ、宇宙の軍事化、さらには宇宙兵器の配備を止める
ために世界中を駆けめぐっている。
 8月1日に広島市で開催される国際平和シンポジウム「核兵器を廃絶する道の探
求―2010年の核兵器拡散防止条約再検討会議にむけて」(広島平和文化センター・
朝日新聞社共催)で講演するとともに、8月8日から10日にかけて長崎市で開かれ
る「平和のための世界市長会議」の第7回年次総会の場で、「核兵器廃絶にむかう
2020年広島長崎ビジョン」を宇宙的視野から深める内容の講演を行うために来日
します。ブルース・ギャグノン「危険な宇宙レースの道を歩みだした日本」『世
界』岩波書店、2005年7月号もご参照ください。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
<「宇宙への兵器と原子力の配備に反対するグローバル・ネットワーク」とは>
 1992年、米国による宇宙の軍事化と原子力を使った宇宙探査に反対することを
目的として、米国の市民運動を中心に結成。ニュージーランド、オーストラリア、
カナダ、チェコ、ドイツ、インド、日本、ノルウェー、ポーランド、ルーマニア、
ロシア、 韓国、スウェーデン、英国、米国などの158団体、数千の個人を結びつ
けるネットワークに成長させた功労者がブルースです。
 毎年10月には「宇宙平和週間」を設けて、「宇宙を平和な空間にするための行
動」を広げています。MD推進のチェコ政権の崩壊にも大きな役割をはたしました。
 ウェブサイト: http://www.space4peace.org/

主催:ブルース・ギャグノンさんと交流する関西市民の会
事務局・連絡先:藤岡惇 fujioka at ec.ritsumei.ac.jp
        藤井悦子  peace at tc4.so-net.ne.jp   携帯:090-9257-8445

賛同人(7月24日現在、50音順)
安斎育郎(立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長)、井坂桂子、江原護(朝
鮮学校を支える会・京滋)、大湾宗則(平和憲法の会・京都事務局長)、小笠原
伸児(弁護士)、川畑康郎(平和友の会)、木原和子(2007年きさらぎの会)、
君島東彦(非暴力平和隊共同代表)、工藤美彌子(東西本願寺を結ぶ非戦・平和
共同行動)、久保田睦子、栗原俊子(交野市議)、黒田茂夫、須田稔(憲法9条・
メッセージ・プロジェクト事務局長)、乗松聡子(ピース・フィロソフィー・セ
ンター代表)、高橋秀典(対話で平和を!日朝関係を考える神戸ネットワーク代
表)、谷川佳子(シューマッハー友の会)、寺田道男(京都「天皇制を問う」講
座実行委員会)、塚本靖史、徳田幸子(2007年きさらぎの会)、冨田成美(京都
宗教者平和協議会)、豊下猶彦(関西学院大学教授)、西方淳子(アジェンダ・
プロジェクト)、野瀬吉夫、平野慶次(京都市民)、藤井悦子(アジェンダ・プ
ロジェクト)、府上征三(洛陽教会牧師)、藤岡惇(立命館大学教授)、藤本幸
宣、増野徹、松本修(グループちゃんぷる〜)、水木久美子(平和憲法の会・京
都)、毛利正道(信州しらかば法律事務所)、望田幸男(非核の政府を求める会・
京都代表)、山崎卓也(アムネスティ京都グループ)、山本武、横山美樹(日本
軍「慰安婦」問題の早期解決を求める請願署名実行委員会)、米澤鐵志(広島で
の被爆者)、脇坂洋一(反原発・環境問題サークル「てんとうむし」)

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

「ブルース・ギャグノン・スピーキングツァー」とは
今年4月にグローバル・ネットワークの呼びかけで、韓国ソウルの地で「北東ア
ジアのミサイル防衛を考える集会」が行われ、約百人が参加しました。この集会
に日本から参加した市民を軸にして、ブルース・ギャグノン・スピーキングツァー
「夜空を眺め、宇宙と地上の平和を考える夏」を企画しました。関西で開かれる
のは本集会が唯一のものですが、同様の集いは他の3地域でも行われる予定です。

●東京:7/25(土)午後6時 文京シビックセンター・障害者会館3階AB[終了]
●名古屋:7/26(日)午後1:30〜 名古屋YWCA105号室[終了]
●福岡:8/11(火)午後6:30〜  早良市民センター(地下鉄藤崎駅すぐ)

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

事前のお願いが2つあります。
(1)本集会の賛同人となってください。賛同人を承諾していただける方は、
事務局(藤井悦子peace at tc4.so-net.ne.jp 藤岡 惇fujioka at ec.ritsumei.ac.jp)
まで、お知らせください。(賛同費自体は不要です。)
(2)スピーキングツアー実現のためのカンパを
市民が独立して行う今回のスピーキングツアーには、ギャグノンさんの宿泊費・
交通費など、多額の費用がかかります。ツアーを成功させるために、ぜひ事前の
資金カンパにもご協力ください(残額がでれば、ギャグノンさんの運動に寄付し
ます)。
[カンパ振込先(郵便振替)]
◆口座名: スピーキングツアー実行委員会
◆口座番号: 00120-8-567940 (一口1000円より、複数口大歓迎)


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

■■■■国際平和シンポジウム(8月1日・広島)のお知らせ■■■■

8月1日(土)午後、広島国際会議場で国際平和シンポジウム(広島市、広島平和文化 



セ
ンター、朝日新聞社主催)があります。
興味のある方は、ぜひ参加をお申し込みください。詳しくは朝日新聞のホームページを 



ご
覧ください。
http://www.asahi.com/shimbun/sympo/release/090701.html

【核兵器廃絶への道〜2010年NPT再検討会議に向けて】
 米国のオバマ大統領が「核のない世界」をめざすと表明し、来年の核不拡散条約(N 



PT)再検討会議が注目されます。被爆国日本の役割は何か。朝日新聞社は、国際平
和シンポジウム「核兵器廃絶への道〜2010年NPT再検討会議に向けて」を8月1日
(土)、広島市の広島国際会議場で開きます。ブルース・ギャグノン氏、フランク・フォン 



ヒッペル氏ら日米の核問題専門家が討論します。みなさんの参加申し込みをお待ちし
ています。

【日時・会場】
◇8月1日(土)午後1時〜5時30分
◇広島国際会議場(広島市中区中島町の平和記念公園内) 
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/icch/access.html

【プログラム】
◇トークセッション◇
●パトリック・コフィ氏
 元米海兵隊員。湾岸戦争後にイラクに駐留。シカゴの大学在学中の2007年、
「ヒロシマナガサキ原爆展」を見て衝撃を受け、平和活動を始める。35歳。
●荊尾(かたらお) 遥氏
 在オランダ大使館化学兵器禁止機関専門調査員。高校時代から核廃絶をめざす
NGOに参加、大学院生時代に国連軍縮局でインターン。広島市出身。26歳。

◇基調講演◇ 「核兵器廃絶へ新たなうねりを」
●ブルース・ギャグノン氏
 米国の平和運動家。市民団体「宇宙への兵器と原子力配備に反対するグローバル
ネットワーク」のコーディネーター。56歳。

◇パネル討論◇
●フランク・フォンヒッペル氏
  プリンストン大教授(核物理学)。クリントン政権でホワイトハウス科学技術政策局 



次長。米国の核不拡散政策の権威。71歳。
●阿部 信泰氏
 日本国際問題研究所軍縮・不拡散促進センター所長。「核不拡散・核軍縮に関する
国際委員会」の諮問委員会委員。前駐スイス大使。63歳。
●石栗 勉氏
 京都外国語大学教授。国連アジア太平洋平和軍縮センター所長時代、国連軍縮会
議を19回開いた。中央アジア非核兵器地帯実現にも努めた。61歳。
●片岡 勝子氏
 医師の立場から核廃絶を求める「核戦争防止国際医師会議」の日本支部事務総長。
広島大学名誉教授(組織学・細胞生物学)。65歳。
●ブルース・ギャグノン氏
●村松 泰雄氏(コーディネーター=朝日新聞論説主幹)

【申し込み方法】(定員450人、無料。7月27日必着)
はがきかFAX、メールに郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を書いて
(はがき)〒530・8211(住所不要) 朝日新聞関西スクエア・平和シンポ係
(FAX) 06−6443−4431
(メール) mailto:sq-sybox at asahi.com

必ず「平和シンポ係」と明記してください。聴講券を送ります(応募多数の場合は抽選 



し、聴講券の発送をもって発表にかえます)




CML メーリングリストの案内