[CML 000772] 3トン爆弾を積んでの特攻

坂井 貴司 donko at ac.csf.ne.jp
2009年 7月 23日 (木) 23:59:13 JST


 坂井貴司です。
 転送・転載歓迎。
 
 福岡県南部の筑後地方に、旧日本陸軍航空隊大刀洗飛行場がありました。現在
はキリンビール工場に敷地になっている場所です。
 
 太平洋戦争末期、この飛行場に異様な姿をした2つの大型爆撃機が配備されま
した。

 その爆撃機は、爆弾を積んで体当たりする「神風特別攻撃(神風特攻)」のた
めに、四式重爆撃機「飛龍」を改造した「ト号機」と、三トンの特殊爆弾を搭載
するために開発された「さくら弾機」でした。いずれも、搭乗員が死ぬ運命にあ
る飛行機でした。あまりにも重すぎる爆弾を積んだため、飛ぶのがやっとの機体
でした。滑走路を端から端まで使ってやっと離陸し、墜落寸前のスピードでヨタ
ヨタ飛びながら、沖縄を攻撃するアメリカ軍の艦船を目指しました。どのような
結果になるかは明らかでした。
 
 この特攻専用の爆撃機に乗り込んだ陸軍飛行第62戦隊の生存者と飛行場付近
の住民が証言する番組がNHK総合で放送されます。
 
 NHK総合
 
 「九州沖縄スペシャル「特攻 重爆撃機は出撃した〜福岡・大刀洗飛行場〜」
 http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=501&date=2009-07-26&ch=21&eid=51376
 
放送日  7月26日(日)
放送時間 午前8:10〜午前8:55



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