[CML 000738] 福岡市でのビルマ難民裁判と集会
坂井 貴司
donko at ac.csf.ne.jp
2009年 7月 22日 (水) 01:07:51 JST
坂井貴司です。
先日の7月20日、福岡市で行われたアジア蔑視丸出しの「在特会」のデモに
対抗するデモに参加された方々にお礼を申し上げます。また、メッセージを寄せ
られた方々にもお礼申し上げます。私自身は用事があって参加できませんでした。
「排外主義によく効く表現実行委」福岡
http://720action.blog85.fc2.com/
のブログによれば、「在特会」のデモ参加者には、若者がかなり多かったとのこ
とです。これは憂慮すべき事態ではないかと思います。
さて、「在特会」から見れば、難民を騙る外国人犯罪者を幇助する犯罪左翼
(笑)の集会が、福岡市で開催されます。
国民の大多数が上座部仏教徒であるビルマで、イスラーム教を信じる少数民族
ロヒンギャは、軍事政権から酷い迫害を受けてきました。ビルマとバングラデシ
ュの間の国境付近に住むロヒンギャは、1982年、ビルマ軍事政権から不法滞
在のバングラデシュ人として国籍を剥奪され、バングラデシュに追放されました。
しかし、バングラデシュ政府はロヒンギャを不法入国したビルマ人として受け入
れを拒否し、追放しました。
こうして行き場の無くなったロヒンギャたちの中に、日本へ逃れた人がいます。
その人たちが、福岡市で難民認定を求めて裁判を行っています。
その裁判に関する集会です。
青柳行信さんからの案内を転送します。
原文にあったビルマ人の名前は、私の判断でイニシャルにしました。
----------ここから原文----------
青柳です。
複数のMLと知人・友人にはBCCでお送りしています。重複の場合は大変失礼します。
来週28日と間近に成りましたので、
再度ねビルマ難民、下記の集会と裁判日程のお知らせを致します。
当日のご参加をよろしくお願いします。
【転送・転載歓迎】
“難民と一緒に暮らせる日本に!”
ビルマ・難民問題を共に学ぶ会
ノーベル平和賞受賞者アウン・サン・スー・チーさんはどうなるのか?
ビルマの少数民族ロヒンギャの人々は難民として認められるのか?
日本はビルマ問題とは無関係なのか?
共に学び考えたいと思います。
講 演:ビルマの現状と少数民族ロヒンギャ難民
講 師:根本 敬さん(上智大学外国語学部教授、福岡ビルマ難民裁判証人)
報 告: ビルマ難民裁判報告
講 師:松井 仁さん(福岡ビルマ難民裁判弁護団事務局長)
日 時:7月28日(火) 13:30〜16:00
場 所:あすみん セミナールーム(福岡市立青年センター5F)
〒810-0041 福岡市中央区大名2-6-46
西鉄バス「西鉄グランドホテル前」下車1分,地下鉄空港線天神駅下車
徒歩4分
地図: http://www.fnvc.jp/access.html
主催:NGO「人権・正義と平和連帯フォーラム」
アムネスティインターナショナル・福岡グループ
協賛:核・ウラン兵器廃絶キャンペーン・福岡
参加費:無料
連絡先:080−6420−6211(青柳)
Eメ−ル:y-aoyagi at r8.dion.ne.jp
**「学ぶ会」に先立ち(7月28日(火 )10:00〜12:00)
福岡地裁303号法廷で、ロンギャ族の状況について根本敬さんの証言がありま
す。
一般市民も傍聴できます。(裁判公判:下記詳細)
講師:根本 敬さんプロフィール
上智大学外国語学部教授、ビルマ市民フォーラム運営委員。1957 年生まれ。
ビルマ近現代史を専門とし、同国のナショナリズムの形成と展開をテーマに、
現代政治の分析も含みながら研究を続けている。
著書に『アウン・サン:封印された独立ビルマの夢 現代アジアの肖像』(岩波書
店)、共著に『ビルマ軍事政権とアウンサンスーチー』(角川書店)、
『ビルマ ( 暮らしがわかるアジア読本) 』(河出書房新社)、
『東南アジアの歴史』(有斐閣)など。このほか論文多数。
講師:松井 仁 さんプロフィール
弁護士(福岡国際法律事務所)。1967年生まれ、1992年弁護士登録。
福岡ビルマ難民弁護団事務局長。九州大学法学修士、ロンドン大学LLM。
これまで、北朝鮮難民事件や、中国残留孤児連れ子事件など、
多くの外国人事件にかかわる。
(弁護士会の役職)
日弁連国際人権問題委員会幹事。
福岡県弁護士会外国人リーガルサービスセンター運営委員長。
全国難民弁護団連絡会議世話人、外国人ローヤーズネットワーク世話人など。
“難民と一緒に暮らせる日本に!” (裁判公判日程)
ビルマ(ミャンマー)軍事政権による弾圧・迫害で故郷を離れ、
日本に庇護・保護を求めている ビルマ難民申請者の裁判傍聴支援をお願い致しま
す。
多くの人びとが難民となって国外に逃れ、日本にも多くのビルマ難民申請者が
暮らしています。
ビルマにはカチン民族やロヒンギャ民族など数多くの少数民族が暮らしており、
軍事政権による迫害はひどいものです。中でもビルマ・ロヒンギャと呼ばれる人々
は、1982年のビルマ国籍法により国籍を否定され無国籍となっています。
ビルマ・ロヒンギャ民族難民申請者Nさん、Zさん、Lさん第9回弁護側証人
尋問
7月28日(火曜)10:00〜12:00(福岡地裁三階303号法廷)
弁護側証人:根本 敬先生(上智大学教授)がロヒンギャ族の差別の現状に
ついて証言されますので、多くの傍聴をお願いします。
公判後の報告会については裏面参照
ビルマ難民申請者カチン民族Aさん 第6回公判 弁護側証人と原告本人尋問
8月17日(月)10:00〜16:30(福岡地裁三階303号法
廷)
M・Sさん 10:00〜12:00 (弁護側証人尋問、 反対尋問)
Aさん 13:30〜16:30 (原告本人主尋問、 反対尋問)
公判後、裁判所敷地内の福岡県弁護士会館2階で報告会を致します。
ビルマ・ロヒンギャ民族難民申請者Mさん 第11回 原告本人主尋問
9月9日(水)10:00〜12:00(福岡地裁三階301号法廷)
公判後、裁判所敷地内の福岡県弁護士会館2階で報告会を致しま
す。
9月10日(木)(福岡地裁三階303号法廷)第12回
10:00〜12:00 (原告本人主尋問残り、 反対尋
問)
13:00〜16:00 (反対尋問残り、補充尋問)
公判後、裁判所敷地内の福岡県弁護士会館2階で報告会を致しま
す。
民主化運動者への武力弾圧が続いている軍事政権ビルマはロヒンギャ民族を
ビルマ国民として認めず135多民族国家としています。
ビルマ連邦の成立以来、独立や自治を求めてたたかっている少数・先住民族が存
在しています。軍事政権は少数・先住民族の土地で住民に武器・弾薬を運ばせた
り、強制労働に狩り出したり、女性を性奴隷にするなどの人権侵害を引き起こし
ています。
日本に庇護を求めに来て難民申請をしましたが、難民として認定されず、強制
送還の発布令が出されました。彼らは、長崎・大村入国管理センターに、1年以
上長期収容され、閉鎖的な施設での生活のため、拘禁症状も出て、健康も著しく
悪化していきました。
現在、仮放免が許可され、福岡地裁で難民不認定取消の裁判をしています。
軍事政権下で迫害を受けたり、民主化運動をしていたりしていた彼らがビルマに
送還されればどんなことになるか、誰が考えても生命に危険があることがわかり
ます。
今後とも皆様のご支援をよろしくお願いします。
(ここまで)
坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
==============================
クリック募金サイトです。
1クリックで人助けができます。
イーコロ!クリック募金
http://www.ekokoro.jp/linkfree.html
クリック募金
http://www.dff.jp/index.html
募金パーク
http://www.bokinpark.com/
Click to Give
http://www.thehungersite.com/clickToGive/home.faces?siteId=1
1日1クリック募金集
http://park7.wakwak.com/~f-x/THEOLOGIA/bokin.html
CML メーリングリストの案内