[CML 000659] [Fwd: [net21 12786] 韓国「アジアの平和と歴史教育連帯」声明(大田原市教育委員会の「つくる会」教科書採択検定に対して)]
maeda akira
maeda at zokei.ac.jp
2009年 7月 13日 (月) 13:52:21 JST
前田 朗です。
7月13日
転送。
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<以下、転送歓迎>
大田原市教育委員会は「つくる会」教科書採択の決定を直ちに撤回せよ!
我々は、この度、大田原市教育委員会が2005年に続き、再び2010年度使用の中学
校教科書として「新しい歴史教科書をつくる会(以下、つくる会)」の(扶桑社
版歴史、公民)教科書を採択した事実に驚愕し怒りを禁じ得ない。
この決定は、日本の侵略行為と植民地支配によって苦痛を受けたアジアの民衆を
再び深く傷つける仕打ちであり、平和と人権、民主主義を指向する普遍的な時代
潮流に逆行する反歴史的行為である。「つくる会」教科書は、日本の侵略戦争と
植民地支配によって韓国の人々に与えた苦痛を隠蔽・縮小し、軍国主義の精神を
植えつける侵略の歴史を歪曲し、戦争を美化しているためだ。
「アジアの平和と歴史教科書連帯」をはじめとする韓国の市民は、韓日間の歴史
認識の隔たりを埋め、真の友情と平和を定着させるために、絶え間ない努力を
行ってきた。そして、日本が過去の侵略戦争や植民地支配を通じて犯した拭い難
い過ちを直視し、その教訓を未来の世代に伝え、和解の舞台へ進むよう促してき
た。過去についての反省と清算こそが望ましい未来を切り開くための礎となるか
らである。
大田原市教育委員会の決定は、自らの目的のために2005年扶桑社版の教科書と剽
窃の是非を問う法的紛争までも引き起こしている「つくる会」を支持し、日本国
が自ら制定した「近隣諸国条項」をも無視しする選択である。そのような点にお
いて、日本の民主主義を後退させる行為であり、韓国をはじめとするアジアの市
民にとって、日本を信頼できない国に仕立て上げる愚かな決定である。
過去の侵略行為を栄光に思う人々とともに生きて行かなければいけないことは、
全人類の不幸であるという言葉のように、日本の未来の世代が戦争を肯定する教
科書で教育を受けるようになることは、日本と共存しなければならない我々に
とって大きな不幸である。ここに「アジアの平和と歴史教科書連帯」は、大田原
市教育委員会の「つくる会」教科書採択決定が韓日友好とアジア平和を脅かす重
大な挑戦であると見なし、この決定を直ちに撤回することを強く求める。
「アジアの平和と歴史教育連帯」は、大田原市が建て前上は韓日交流を重視しな
がらも、教育委員会において、転倒した歴史認識を露骨に表している扶桑社版教
科書を採択するといった二重の振る舞いに、今一度強い抗議を表明するものであ
る。また、日本全国で平和を念願する市民が展開している「つくる会」教科書採
択阻止の取り組みに賛同し、アジアにおける平和と人権、民主主義の実現を早め
るための連帯の努力を一層強化していく所存である。
2009年7月9日
アジアの平和と歴史教育連帯
共同代表:徐仲錫、安秉佑、張錫春、林成奎、鄭鎭珝
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アジアの平和と歴史教育連帯(アジア歴史連帯)
F3, 155, Tongin-Dong, Jongno-Gu, Seoul, Korea 110-043
TEL:+82-(0)2-720-4637 FAX:+82-(0)2-720-4632
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