[CML 000656] Re: 政権交代は今、なぜ必要か(五十嵐仁&青葉台在住者&山口二郎)
higashimoto takashi
taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
2009年 7月 13日 (月) 11:37:55 JST
鈴木さん、コメント拝見いたしました。
麻生首相は東京都議選での自民党の惨敗を受けて、衆院を14日にも解散する意向を固めたよう
です。
■首相が週内解散決意…自民党内の反発必至(読売新聞 2009年7月13日)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090713-OYT1T00147.htm
一方、民主党は、本日中にも衆参両院に麻生内閣不信任決議案と首相問責決議案を提出する構
えのようです。
■都議選:首相の進退問題浮上は必至 民主は不信任案提出へ(毎日新聞 2009年7月12日)
http://mainichi.jp/select/today/news/20090713k0000m010099000c.html
総選挙の時期を少しでも遅くして同党の大敗を免れたいというのが自民党の多くの議員の本音で
しょうから、麻生首相の「やけくそ解散」を阻止する意図を持って民主提出の内閣不信任案はおそ
らく衆院で否決されるでしょう。その上で自民党内で「麻生下ろし」の画策が続けられるのだと思い
ます。すったもんだはあるでしょうが、結局、麻生首相の「名誉ある自発的退陣」というのが落とし
どころになるのだろうなあ、と私は見ています。次の焦点は次期総理選びということになるでしょう。
いずれにしてもコップの中の攻防にすぎません。総選挙はどんなに遅くとも10月20日までにはあ
ります。そして、自民党の惨敗は確実です(自民党は「起死回生の総選挙戦略」(000626)なるもの
を画策している様子ではありますが)。
鈴木さんの「(民主党に危惧を抱いていて)民主党に1票では話が通りません」というご指摘ですが、
ご承知のとおり衆院選の選挙方式は小選挙区と比例選挙区の2票投票制です。私はその比例選
挙区で民主党に投票するつもりは一切ありません。しかし、小選挙区では当選可能性の高い野党
候補(現況から民主党候補への投票というケースが多くなることは避けられません)に投票しようと
思っています。そうすることが政権交代を実現するとともに、現況の中で「護憲派」勢力をも最大化
するもっとも有効な方法であろう、と考えるからです。
おそらく次期総選挙後の国政では民主党政権が確実に実現します。これは好悪の問題ではなく、
客観認識の問題です。そうであれば「護憲」というフィロソフィーの点についてあいまいな民主党の
解釈改憲を許さないためにも、共産・社民を中心とする9条派が次期総選挙において現状で考え
うる最大限の議席を獲得し、国会でキャスティングボードを握る勢力を実現することは、政権交代
とツーショット・セットともいうべき重要課題というべきだろうと私は思っています。
そして、その政権交代を実現し、「護憲派」勢力をも最大化するもっとも有効な方法が、比例区で
は護憲政党に投票し、小選挙区では当選可能性の高い野党候補に投票するという「選挙区すみ
分け投票」だろうと私は思っています。
上記は十分に「話が通る」話だと私は思います。
鈴木さん
私は、「現政権与党である自民、公明党と政権奪取政党である民主党を同列に置き、『どちらが
政権の担い手になろうとも、国民に幸福は訪れないし、日本の政治の未来は開かれない」(共産
党8中総報告、「しんぶん赤旗」2009年6月6日付)などと断ずる」こと、すなわち私として「私たちの
国の政治変革の道筋を読み誤った」謬論と思う他党批判の方針提起をすることと、「自分(注:共
産党)の姿勢をアピール」すること、「政党としての存在感」を示すこととは、まったく性質を異にし
ているだろうと思います。
こうした共産党の方針提起が結果として「自・公勢力に手を貸す」ことにつながるという同党批判
は、いちいち実例を示しませんが、私に限らず、もちろん反共主義者ではない真摯な共産党支持
者の中にも多いのです。
私は共産党が自らの孤高化の道に気づき、一日も早くこの道から脱却することを望みます。
しかし、鈴木さんがそうではないとおっしゃるのならば、それは見解の相違ということにならざるを
えませんので、これ以上の議論は私として控えたいと思います。
東本高志@大分
taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
----- Original Message -----
From: "鈴木 孝雄" <partita at yr.tnc.ne.jp>
To: "市民のML" <cml at list.jca.apc.org>
Sent: Monday, July 13, 2009 1:39 AM
Subject: [CML 000652] Re: 政権交代は今、なぜ必要か(五十嵐仁&青葉台在住者&山口二郎)
> 東本さん
>> その私自身が民主党の政権奪取後の政権運営、政策実施に強い危惧の念を抱いています。
> と言いながら政権交代は必要だと思います。との弁です。
>
> 危惧を抱いていて民主党に1票では話が通りません。
> なにも、自民党、公明党に手を貸すつもりはありません。
> 多分良識ある人の中では、東本さんのような方がたくさんいらっしゃると思います。が、
>
> 自公に変わって政権を任せられる政党がないと思うのが現状では?
>
> (共産党8中総報告、「しんぶん赤旗」2009年6月6日付)などと断ずる姿勢は、上記で述べ
>> た政権交代の意義を否定するとともに私たちの国の政治変革の道筋を読み誤った、結果として
>> 自・公勢力に手を貸す甚だしい謬論といわなければならないだろうと私は思います。
>>
>
> これ自体は、政党としてのの当然の姿です。 自分の姿勢をアピールしなくては、
> 政党としての存在感がありません。 と思います。
>
> 政権交代という風にのって、鳩山代表の故人献金疑惑が表面化しているのに、
> 民主党が政権をとれば、鳩山代表が首相になるのに、1票を民主党に任せる
> という行為がわかりません。
>
> 選ぶ側の責任ってどういうことでしょうか?
> オバマを選んだのは、彼が立派な人で今後のアメリカの指導者としてふさわしい
> からアメリカ国民は選んだ。
> 疑惑がないならいい、しかし、疑惑が出されている鳩山民主党は、日本の
> 指導政党としてふさわしいのでしょうか?
>
>
> 鈴木
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