[CML 000602] 南京大虐殺の生存被害者、夏氏の勝訴は確定しても

Hayariki hedomura2 at hotmail.co.jp
2009年 7月 7日 (火) 21:50:51 JST


(林田力記者)南京大虐殺の生存被害者、夏氏の勝訴は確定しても
 南京大虐殺事件の生存被害者である夏淑琴氏の勝訴を記念する集会「夏淑琴さん名
誉毀損裁判 大勝利記念集会」が2009年7月5日に東京・江東区豊洲文化セン
ターで開催された。南京への道・史実を守る会および夏淑琴氏名誉毀損弁護団事件弁
護団の共催である。
 夏淑琴さん名誉毀損裁判は夏氏が東中野修道・亜細亜大学教授と展転社を名誉毀損
や人格権侵害で提訴した訴訟である。夏氏は1937年に南京市を占領した日本軍が
多数の一般市民を虐殺した南京大虐殺で両親や姉妹を殺され、自身も銃剣で刺された
被害者である。この夏氏について、東中野修道・亜細亜大学教授は著書『南京虐殺の
徹底検証』(展転社)で「『8歳の少女』と夏淑琴は別人」とニセ被害者扱いした。
http://www.news.janjan.jp/world/0907/0907066429/1.php
 この事実を知った夏氏は2000年11月に中国・南京で名誉毀損訴訟を提起し
た。東中野氏と展転社は中国では争わず、代わりに東京地裁に日本国内での賠償金支
払いの債務不存在確認訴訟を起こした。対する夏氏は名誉毀損訴訟の反訴で応じた。
 一審・東京地裁2007年11月2日判決では「被告東中野の原資料の解釈はおよ
そ妥当なものとは言い難く、学問研究の成果というに値しない」と夏氏が勝訴した。
控訴審でも地裁判決が維持され、最高裁が2009年2月5日に上告を棄却すること
で、夏氏の勝訴が確定した。
 集会は二部構成で、第一部は史実を守る会の総会である。会計報告や役員選出、今
後の活動方針発表などを行った。第二部で夏氏をはじめとする訴訟関係者が裁判の意
義を語った。
http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0001030341
林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社
http://www.book.janjan.jp/0907/0907030264/1.php



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