[CML 002524] 10年度軍事予算案決定に抗議します

杉原浩司(Koji Sugihara) kojis at agate.plala.or.jp
2009年 12月 31日 (木) 18:21:07 JST


東京の杉原浩司(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)です。
                 [転送・転載歓迎/重複失礼]

09年12月25日の政府予算案決定で「ミサイル防衛」用迎撃ミサイルPAC
3の事実上の追加配備(レーダー等のPAC3対応型への先行改修)、大
型ヘリ空母、新戦車、海兵隊グアム移転費等の米軍再編経費などが計上さ
れてしまいました。

 2010年度防衛関係予算のポイント(財務省HP:市川主計官)
 http://www.mof.go.jp/seifuan22/yosan014.pdf

 2010年度防衛関係費(防衛省HP)
 http://www.mod.go.jp/j/library/archives/yosan/2010/kankei.pdf

財務省HP掲載の防衛省資料によれば、大型装備品については、

1.PAC3部隊の対処能力向上・PAC2部隊のシステム改修
・PAC3部隊における対処能力の向上(ミサイルの取得等) 127億円
・PAC3未改修部隊(PAC2部隊)のシステム改修    639億円

2.ヘリ搭載型護衛艦(DDH)の取得           1,208億円
・護衛艦「しらね」の代替更新としてヘリ搭載型護衛艦を1隻取得

3.新戦車の取得                       187億円
・74式戦車の代替更新として13両取得(全て教育所要)

と記載されています。鳩山政権は、予算の「ゼロベースの見直し」を掲げ、
装備品(兵器)の導入根拠となる「防衛大綱」改定も1年先送りしました。
財務省がこれら大型装備品の計上断念を求め、軍縮を掲げる社民党が政権
参加しているにも関わらず、ほぼ防衛省の要求通りの兵器予算が計上され
てしまったのです。

このふざけた決定に強く抗議し、予算削除を要求します。なぜこうなって
しまったのか。関係者は情報公開と説明責任を果たすべきでしょう。



CML メーリングリストの案内