[CML 002504] 下筌ダム建設反対運動テーマ 「蜂ノ巣闘争」映画化へ
higashimoto takashi
taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
2009年 12月 28日 (月) 19:29:09 JST
下記のような記事が目に留まりました。本日付の西日本新聞記事です。
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■下筌ダム建設反対運動テーマ 「蜂ノ巣闘争」映画化へ 「地域ぐるみで成功を」 日田・中津江
村住民グループ(西日本新聞 2009年12月28日 朝刊)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/143207
大分、熊本両県にまたがる下筌ダムの建設予定地で1950−60年代にかけて、住民がとりで
を築いて反対運動を繰り広げた「蜂ノ巣闘争」をテーマにした映画制作の準備が27日、スタート
した。日田市中津江村の住民が発起人会を結成し、来年1月下旬から地元住民に協力の呼びか
けを始める。
発起人会結成 準備を始める
映画制作は、下筌ダム周辺に広がる蜂ノ巣公園の管理や活用法を考える住民グループ「下筌
ダム湖と森の会」(川津桂男代表、23人)が、福岡県久留米市の久留米大教授で、民間非営利
団体(NPO)筑後川流域連携倶楽部の駄田井正理事長に公園活性化について相談したことが
きっかけとなり具体化した。
駄田井教授から依頼を受けた東京の映画制作会社「フィルム・クレッセント」の相澤徹社長が、
中津市出身の作家、故松下竜一さんによる蜂ノ巣闘争を描いた作品「砦(とりで)に拠(よ)る」な
どの資料をベースにシナリオ化。こうした動きを受け、同日、川津さんが会にメンバーら17人を
集め、今後の取り組みを話し合った。
川津さんは「映画制作などできるはずがないと思っていたら、話がどんどん進んだ。中津江村
住民ぐるみで成功させたい」と張り切る。駄田井教授も「闘争のシンボルだった砦を映画のセット
として再現できるかもしれない。撮影後に観光資源として残せば、映画そのものが地域活性化
につながる」と話した。
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筑後川流域連携倶楽部の駄田井さんはこれまで何度かお会いしたこともありますので、彼のコ
ーディネート力は比較的よく知っていますし、実際に駄田井さんは映画の成功を地域の活性化
につなげたいご意向のようですが、肝心の映画そのものはどのようなものになるのか? 駄田
井さんが「蜂ノ巣闘争」の映画化を依頼したという東京の映画制作会社「フィルム・クレッセント」
の相澤徹さんという方については知らないので調べてみたところこれまで下記のような映画製作
を手がけてこられた方のようです。
http://movie.walkerplus.com/person/82859/
私の知っている映画に限っていえば、『サンダカン八番娼館 望郷』(1974年 監督・熊井啓)の
助監督、『ふたりのイーダ』(1976年 脚本・監督、松山善三)の助監督、『翔べイカロスの翼』
(1980年 脚本・松山善三、監督・森川時久)のプロデュース、『日本の熱い日々 謀殺・下山事
件』(1981年 監督・熊井啓)の制作補・・・
その相澤さんがシナリオ化したという脚本も期待が持てそうです。後は誰を監督に据えるかで
すが、これまでの相澤さんの実績から見てこれも期待できそうです。私は社会派の熊井啓さん
を期待しますが、私の知らないような実力派の新人監督の抜擢も考えられます。
いずれにしても楽しみです。来年は私の中津江通いが続くことになるかもしれません。そんな予
感がする年の瀬です。
東本高志@大分
taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
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