[CML 002486] まっぺん様 FW: ドラマ『坂・雲』の感想と『坂・雲』検証ブックレット

masuda miyako masuda_miyako1 at hotmail.com
2009年 12月 26日 (土) 15:17:34 JST


まっぺん様
 こんにちは。増田です。以下、このMLでは、まだご紹介されていなかったようなので、転送します。このブックレットは、たいへん充実した内容です。ぜひ、ご購読ください!


> 転送歓迎 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
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> ドラマ『坂・雲』の感想と『坂・雲』検証ブックレット
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> NHKドラマ『坂の上の雲』の第3回後半から第4回にかけて、日清戦争が描かれた。日清戦争とは、朝鮮から清の勢力を逐い出して、日本が朝鮮を単独支配するために、日本の方から主体的・積極的に起こした戦争である。
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> 「清国軍と平壌あたりで一戦をまじえ、勝利を得たのち和を講じ、朝鮮を日本の支配下におく」(林外務次官(当時)著『回顧録』)
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「曲を我におわざるかぎりは、いかなる手段にてもとり開戦の口実を作るべし」(1984・6・22,陸奥外相が加藤増雄書記官を朝鮮に特派したとき持たせた内訓)
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>  そして、まずは1894年7月23日に朝鮮王宮を軍事占領して、大院君(国王の実父)に、清国軍を朝鮮から駆逐するよう日本に依頼する文書を、脅迫・強圧的に出させ、日本の方から一方的に清国軍を攻撃し始めたのである。
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>  しかし、ドラマ『坂・雲』の第4回目の放送は以下のようなナレーションから始まった。
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> 「朝鮮西岸の豊島沖で日本艦隊は清国艦隊と遭遇し、戦闘の火ぶたが切られた」
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>  日本の邪悪な意図はもちろん、日本の方から主体的、積極的に戦争を仕掛けていったという<歴史的事実>に即した事実経過さえ、ここでは、見事に切り捨てられ、日本の侵略・犯罪性が隠蔽されてしまっているのである。
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>  これはごく一例に過ぎないが、やはりドラマにおける<日清戦争の性格づけ>も、司馬の書いたとおりである。ただ、原作にはない点があった。それは、中国での日本軍の横暴ぶりを示唆する描写と、それに対する中国人の反感である。これが<全体の中の点景>のように、エピソード風に描かれていた。
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>  これをもって、原作には全くない、アジアの他国の人々からの視線が補充されていて良し、と言えるだろうか。私には、原作『坂・雲』のもつ危険性がいっそう増した、と感じた。
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>  上記一場面は、日清戦争を正当化して描くという全体の基調と、秋山兄弟を英雄的に――ときに非常に効果的に、日の丸をクローズアップして映し出しながら――描くことを中心として醸し出されてくる<ナショナルな心情>という全体の雰囲気の中に埋没する一コマに過ぎない。
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>  しかし、この「一コマ」を描くことによって、「ああ、このドラマは、単に、日本中心の手前勝手なものではなく、ちゃんと他国の人びとの視線も描いている客観的なものだ」と印象が生じ、全く自国日本中心に、日本に都合のよいように主観的に描いている<全体>に対する信用・信頼度を増す効果を果たすことになるのではないだろうか。
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>  かくて、右翼などではない、昭和の軍部を批判する司馬の書いていることだからと、もともと安心し、信頼して受け取っていたであろう『坂・雲』で描かれているところの「歴史」を、視聴者は、さらに信頼度を強くして、事実と受け取り、ドラマの中に安心して没入していくのではないだろうか。
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>  第3・4回を見ての私の危惧である。  (高井弘之)
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  ブックレット『検証「坂の上の雲」――そのあまりにも独善的・自国中心主義的なるもの――』、12月7日に1000部できあがりましたが、残り20部ほどになりました。年明け早々には増刷する予定です。で、残部がすんだ後は、年明け10日前後の発送となるかと思いますが、よければご注文ください。(えひめ教科書裁判を支える会)
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> <問い合せ先>
> TEL・FAX/0898-23-5808(おもしろ共和国気付 高井)
>

> <注文先>
>  TEL・FAX/089-977-9175(藤原)
>
> ◆090-7572-9175(藤原携帯)
>
> メールアドレス/zxvt29 at dokidoki.ne.jp(奥村)
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> <価格/@ 500円+送料(実費)>
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>
> ※但し、20冊以上まとめて御注文いただいた方には、1冊あたり400円とさせていただきます。差額を、それぞれの団体等の運動のための資金に充てていただければ幸いです。
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> <振込先>
>
> 口座名:教科書裁判を支える会
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>
> 口座番号:01610−4−31943
 
※代金の支払いは、ブックレットに同封している振込用紙をご利用ください。
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>
 ※「えひめ教科書裁判を支える会」の振込用紙を既にお持ちの方は、お手数ですが<「坂の上の雲」代金>と通信欄にご記入ください。
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> <目次>
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> 第一章 はじめに
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> ――司馬遼太郎という名が持つイメージに惑わされることなく――
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>
> 第二章 近代日本が朝鮮を植民地にするまでの歴史過程
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>
> ―― 近代日朝関係史素描 ――
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>
> 第三章 『坂の上の雲』の重大な問題点 ―作品に即して―
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>
> (1)歴史的事実の無視・歪曲・偽造
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>
> (2)誇大妄想的な域にまで達している「明治日本」賛美の数かず ―その、あまりに独断的・非実証的なるもの ―
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>
> (3)肯定し得る「明治日本」像を造り出すための、司馬の巧妙かつ詐欺的手法
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>
> (4) アジアへの蔑視 ― 日本型オリエンタリズム―
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>
> (5)女性蔑視
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>
> (6)日露戦争・明治日本を描く司馬の目線・立ち位置は国家統治者のそれである
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>
> 第四章
> 『坂の上の雲』によってつくられる新たなナショナルアイデンティティー
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>
> 第五章
> おわりに―
> NHKの『宣伝文書』を前にして ―
>
> (以上)
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>
> *新たな情報・資料のうち重要と思われるものは、下記のHPに随時掲載いたします。
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> http://www.dokidoki.ne.jp/home2/zxvt29/sub4/4/sakakumo.html
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> Okumura
> Etuo
> zxvt29 at dokidoki.ne.jp
> えひめ教科書裁判資料
> http://www.dokidoki.ne.jp/home2/zxvt29/sub2-sabannsiryou.htm
> 小説『坂の上の雲』をめぐる資料
> http://www.dokidoki.ne.jp/home2/zxvt29/sub4/4/sakakumo.html
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