[CML 002458] 軍備拡充もたらす予算計上にNOの声を!
杉原浩司(Koji Sugihara)
kojis at agate.plala.or.jp
2009年 12月 24日 (木) 01:53:10 JST
●軍備の実質拡充もたらす<PAC3、大型ヘリ空母、新戦車>を
予算計上するな!……福島党首(消費者相)、藤井財務相への要請を!
[転送・転載歓迎/重複失礼]
東京の杉原浩司(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)です。
政府は12月17日の閣議・安全保障会議で、2010年度防衛予算の編成方針を
決定しました。以下から見られます。
【平成22年度の防衛力整備等について】
[2009・12・17 安全保障会議決定/閣議決定:首相官邸ホームページより]
http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/rireki/2009/12/17am_siryou2.pdf
PAC3ミサイルの追加配備(北海道、東北、沖縄へ)に関しては、この
中の3ページ(別紙)「防衛予算の編成の準拠となる方針」の「3 弾道
ミサイル攻撃への対応」
「平成22年度については、現大綱に定める体制の下、航空自衛隊の地対空
誘導弾部隊のうち弾道ミサイル防衛にも使用し得る高射群について、弾道
ミサイル対処能力の向上を図る。また、弾道ミサイル防衛能力を付加され
ていない高射群については、現有機能の維持に必要なシステム改修に取り
組む。」
が該当部分です。各紙報道から見ると、この防衛省官僚による作文は追加
配備への実質的な踏み込みを意味しているようです。
◆10年度防衛予算:編成方針決定 社民に配慮 PAC3追加、形式的先送り
[2009・12・18 毎日]
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091218ddm005010073000c.html
◆PAC3全国配備へ、既存のシステム改修 防衛予算方針
[2009・12・18 朝日]
http://www.asahi.com/politics/update/1218/TKY200912170468.html
◆実質的な拡大路線に 10年度防衛予算“実”を取る防衛省
[2009・12・17 東京夕刊]
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009121702000218.html
つまり、現行PAC2(対航空機用)をレーダーや射撃管制装置、無線中
継装置などの根幹部分までPAC3対応型に先行改修し、後は発射機さえ
改修しPAC3ミサイルを装てんすれば、PAC3に化けるというのです。
防衛省幹部の「もう8割以上はPAC3」(12月18日、毎日)、「PAC
3の『頭と目』を先に用意しておいて『やり』は後で買えばいい」(12月
17日、東京夕刊)との露骨な発言に、その本質が表れています。
12月18日の東京新聞2面記事(三浦耕喜記者)は「方針だけで具体的な装
備までは認めていない」(社民党関係者)として、なし崩しの軍備拡充に
ならないよう社民党が「予算編成作業でくぎを刺す構え」だと伝えていま
す。政権入りした社民党の真価が試されています。
鳩山政権は12月25日(金)にも政府予算案を閣議決定しようとしています。
岡田外相、福島瑞穂消費者相(社民党党首)が異議を唱えたPAC3追加
配備(944億円)に加えて、財務省が「事業仕分け」においてPAC3と
同様に予算計上に反対していた大型ヘリ空母(1,1782億円)、新戦車(16
両、157億円)の予算が最終的に認められるのか否かが注目されます。
★もう時間はほとんどありませんが、改めて予算計上反対の声を1通でも
多く届けてください。政権交代を軍縮に舵を切る転機とするために、主
権者としての意思表示をぜひお願いします。
【要請先】
◆福島瑞穂社民党党首(消費者相)
(FAX)03-3500-4640 (TEL)03-3508-8506
(E-mail) http://www.mizuhoto.org/04/iken.php
◆藤井裕久財務相
(FAX)03-3508-3427 (TEL)03-3508-7127
(E-mail) info at fujii-hirohisa.jp
【呼びかけ】 核とミサイル防衛にNO!キャンペーン
(TEL・FAX)03-5711-6478 (E-mail) kojis at agate.plala.or.jp
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