[CML 002443] Re: 敬称の問題について〜
増田 都志美
mitsuya_apple0909 at yahoo.co.jp
2009年 12月 23日 (水) 14:10:46 JST
静岡・増田です。
仕事に出かける直前の発信でしたので、いささか乱暴であった
と思います。(あと40秒で遅刻!という状態でタイプしました
ので)
呼称の件は、別にさほど盛り上がらなければならないことでは
なく、論旨了解いたしましたし、自己認識と自己判断すればよ
いことなので、今後は「さん」で統一します。
地元では、集会企画者が小学校、高校教師、通信教育の先生、
こどもの恩師、見渡すと先生ばかりで、教育関係者でなちのは
ほんのわずか、という場合もあって「司会は●先生にやっても
らって、受付は○先生に」てな具合ですので、先生と呼ぶ事に
なれているという事情もあります。
家族にも教師がおりますし。
教師は「教育労働者」でしょうから、(曾我綾子さんが聞いた
ら激怒しちゃうでしょうけど)私としてはあまり「先生呼称」
にこだわっておりませんでした。
自覚的に使いたいと思います。
それから、「ちゃん」呼称のことですが、私は「うえから教え
てやる」的な上から目線を大変苦にしますので、その点が気に
なったくらいです。
まあ、メールでの表現上の理解齟齬は日常的ですので、
それもそんなに問題にはしません。
ですが、少し発信は控えようと思います。
東本さん、池田さん、林力さんとの論争で消耗した、というわ
けではありませんので、今後とも情報をいただければありがた
く感謝いたします。
大変おさがわせいたしました。
--- higashimoto takashi <taka.h77 at basil.ocn.ne.jp> wrote:
> 先に私はCML
> 002419で「呼称の使い分け」の問題を「日常的な『差別』の
体系」と書きました。
>
> どうして私はこの問題を「日常的な『差別』の体系」と考え
るのか。そのことについて私の意を汲み
> とっていただくためにはあと少しの説明が必要なのかもしれ
ません。その意を少しばかり説明させ
> ていただいて、この問題については私としての最後の投稿と
いうことにしたいと思います。
>
> が、その前に、増田都志美さんの「東本さんも、新人女性議
員を『ちゃん』づけでお呼びになるの
> はおやめくださるでしょうから」(002423)というご意見に
若干のお応えをさせていただこうと思いま
> す。増田さんの上記のご意見は、おそらく私がCMLに先の
9月に発信した「Re:
> 民主党女性議員
> 当選者40人の思想及び連絡先」の文中にある「福田衣里子
ちゃん」云々という表現に関わって
> のご指摘であろうと思います。
>
> ■Re:
> 民主党女性議員当選者40人の思想及び連絡先(CML
> 001214 2009年9月2日)
>
http://list.jca.apc.org/public/cml/2009-September/001195.html
>
> この件については増田さんのほかにも私のもとに「若い女性
を低く見る東本さんの意識を感じず
> にはおれませんでした」という私信によるご批判が寄せられ
たことがありました。そのご批判に私
> は要旨次のようにお答えしたことがあります。
>
> 「私の投稿を『女性蔑視』と捉えられたのであれば私の表現
不足をお詫びします。しかし、福田
> 衣里子さんはまだ28歳で私の息子と同年齢です。彼女の親
の世代として彼女をある意味親し
> みをこめて『ちゃん』づけしたにすぎません。それに私のメ
ールの応答の相手方がはじめに福田
> 衣里子さんを「福田衣里子ちゃん」と記しておられたことへ
の応答という側面もあります。決して
> 『女性蔑視』の投稿をしたつもりはありません。ご了解いた
だければ幸いです」
>
> この件について私とともに「ちゃん」づけ使用で批判された
もうひとりの方がいらっしゃいます。
> その方は批判された方に次のような返信をしたためられたよ
うです(私のもとにCcで送付され
> てきたものを私信ですが転載させていただこうと思います。
内容的にプライバシーの侵害には
> ならないように思いますので)。
>
> 「私たちの世代では、可愛らしい彼女は『ちゃん』としか呼
びようがないのです。ただし、ここに
> は国会議員となってしまった、つまりは、権威・権力を纏う
ことになってしまった彼女を、いつま
> でも私たち市民の側の人であって欲しいとの願望を込めて、
身近なお嬢さんみんなにつけて
> 呼ぶだろう『ちゃん』をつけて呼んでいます」。「私はむし
ろ、これから「適齢期」(死語ですね)に
> 入ろうとする少女が、C型肝炎ウィルスキャリアであること
をカミングアウトし、マスメディアに露
> 出されることを選んだ決断力に、尋常ではない覚悟を感じま
す。ただただ可愛いだけの女性
> ではないでしょう。だからこそ、これからの彼女の成長に目
が離せないと感じるのですが・・・」。
> 「でも、いつまでも『ちゃん』「」づけで呼べるヒトでいて
欲しい、とは思いますね」
>
> 上記のもうひとりの方のご意見に私はまったく同感です。あ
えて引用させていただいたしだい
> です。私は新人女性議員を(潜在的にも)侮蔑する意志を持
って「ちゃん」づけをしたわけで
> はありません。増田さんにもご理解いただければ幸いです。
>
> さて、「呼称」の問題についてです。
>
> 増田都子さんは、「呼称」の問題は、「個人の感じ方に基づ
く選択の問題でしょう」(002431)と
> おっしゃいます。そういう側面があることは私も否定しませ
ん。しかし、この問題は立ちどまっ
> て、もう少し深長に考えてみる必要があるように私としては
思います。先に私はこの問題につ
> いてあるMLで問うた若干の文章を引用しました(CML
> 002419)。しかし、先に引用した文章
> には続きというか、前文がありました。その前文が私はなぜ
「呼称の使い分け」の問題を「日
> 常的な『差別』の体系」と考えるのか、についての説明にも
なりえているように思いますので、
> 以下、その要旨を転載させていただこうと思います。
>
> ━━━━━━━━━━━
> ひとつの例として、私たちとしてどれほど「心からわき出る
自然な言葉」として日常的に「先生」
> という言葉を用いているだろうか、ということについて考え
てみます。
>
> 私もある程度長年、大学や予備校で教鞭をとってきた身では
ありますが、その経験を振り返
> っても、私たちは安易に同僚を「○○」さんではなく、お互
いを「先生」と呼び合うことの方が
> 多かったように思います。その「先生」はいうまでもなく「
心からわき出る自然な言葉」ではあり
> ません。
>
> 学校の外でも人さまから「先生」と呼ばれることが多い。教
え子及びそのご両親から「先生」と
> 呼ばれるのはまっ、わかるのですが、飲み屋などに行っても
ママさんや居合わせたお客など
> からもわけもわからず「先生」と呼ばれることも多い。
>
> こういう風潮は当然「世間」にも持ち込まれます。少なくな
い「世間」の人たちは、お医者さん、
> 弁護士、議員、教員などの職種を持つ人間をわけもわからず
「先生」と呼び習わし、わけも
> わからず尊敬したりもします。こういう「尊敬」も「心から
わき出る自然な尊敬」とはとてもいえ
> ません。
>
> なにゆえにお医者さん、弁護士、議員、教員などの職種を持
つ者だけが「先生」で、ふつうに
> まじめに働いている人たちは「先生」と呼ばれないのか?
私はある環境関係のMLで問う
> たことがあります。「ひとつの『運動』あるいは『とりくみ
』を長く長く、熱心に続けている人はた
> くさんいるのにその人たちは「さん」づけで、たまたまその
『運動』の応援に来たにすぎない国
> 会議員や弁護士のみがなにゆえに『先生』なのか? 私は釈
然としない」と。
>
> 人間が対等な存在である以上、このような日常的な「差別」
の体系(だと私は思うのですが)
> は「人権と民主主義」という価値を尊ぼうということで結ば
れた私たちとしては《意識的》に掘
> り崩していく必要がある。そういう《変哲もない日常》の中
での私たちとしての仕草を変えてみ
> るところからほんとうの民主主義の第一歩も始まるというべ
きではないのか。私はそう思うと
> ころがあるのです。
> (以下、略)
> ━━━━━━━━━━━
>
> 以上、私の考えです。はじめにも述べましたが、この問題に
ついては私としての最後の投稿
> ということにしたいと思います。
>
>
> 東本高志@大分
> taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
>
>
>
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