[CML 002348] Re: 辺野古の目はなくなった? ほんとうでしょうか??〜池田香代子ブログ「辺野古の目はなくなった」記事への疑問 

higashimoto takashi taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
2009年 12月 16日 (水) 20:38:00 JST


池田さん wrote:
> でもそれ(注:普天間基地の辺野古基地「移設」)を許したのでは、鳩山政権は民意を
> 失うことになるので、政権にとっては合理的選択ではないと考えました。

私もそうあって欲しいとは思っています。その思いは池田さんと同じです。

しかし、私は、このところ連日のように報道される鳩山首相及び鳩山内閣の普天間問題に関する
対応を見る限り、この問題についての鳩山首相及び鳩山内閣の対応のありさまを肯定的に評価
することはとてもできないように思います。

昨日の15日に鳩山内閣は与党党首級による基本政策閣僚委員会を開き、「普天間の負担軽減
の観点から、三党で移設先を含め検討を行う」との政府方針を決定しました。池田さんのブログ
なども紹介されているNPJのサイトを見ると、一方で同政府方針を「鳩山首相は『年内には決め
ないことを決断』した。勇気ある決断だったと思う。しかも来年5月までという半年に近い先の期日
にまで言及している。これを優柔不断ということは、もうできない」(志村建世のブログ 2009年12
月15日)などとして鳩山首相礼賛に近い評価をする向きもあるようですが、しかし私には、下記に
示す東京新聞の解説記事、朝日新聞の社説、前岩国市長の井原勝介さんのブログ記事、元『噂
の真相』編集発行人の岡留安則さんの『マガジン9条』所収の記事などの同政府方針ないし鳩山
内閣評価の方がことの真実をよくとらえた見方のように思えます。

■普天間問題 3カ月かけ答え出ず(東京新聞解説 2009年12月15日 夕刊)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009121502000221.html
「米軍普天間飛行場の移設問題に関する政府方針は、何ら方針を決められない鳩山政権の現
状をさらけ出した。明確に確認したのは『与党三党で協議して決めていく』という、言わずもがな
の連立政権の原則くらいだった」

■普天間先送り―鳩山外交に募る不安(朝日新聞社説 2009年12月16日)
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1
「米軍・普天間飛行場の移設問題で、鳩山内閣が方針を決めた。決着を来年に先送りし、連立3
党で移設先を再検討するという。しかし、これを方針と呼べるだろうか」「沖縄の基地負担、日米
合意の重さ、連立への配慮。どれにも応えたいという鳩山由紀夫首相の姿勢の繰り返しにすぎ
ない。ただ結論を先延ばしするだけである」

■普天間基地移設問題の再検討(井原勝介ー草と風のノートー 2009年12月15日)
http://ihara-k.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-86af.html
「ただ残念なのは、依然として、政府の具体的な考え方が何も示されていないことである。移設
先の特定はできないにしても、県内移設を拒否する県民の意思は明確であり、沖縄の抜本的
負担軽減を図るため、それ以外の選択肢を真剣に検討するという趣旨の基本的方針を早急に
明確にすべきである。見直しを要求する日本側に具体的な方針がなければ、いつまで経っても
アメリカ側との実質的な協議が始まらず、結局時間切れで押し切られてしまうことは目に見えて
いる」

■鳩山総理よ、初心貫徹せよ!(癒しの島・沖縄の深層 2009年12月16日)
http://www.magazine9.jp/okadome/091216/
「何よりも分かりやすいのは、鳩山総理の指導力の欠如と閣僚たちのバラバラな閣内不統一と
も言うべき不安定な状態が国民の目にさらされ始めていることだ。この先行き不透明感こそが、
国民不安の元凶になりつつあり、支持率も下降している。新政権の政策のブレは経済対策など
いろいろあるが、その分かりやすい代表格が沖縄の普天間基地の移転問題だろう・・・」

東京新聞の報道(「首相『辺野古以外を模索』 普天間移設 数カ月かけ検討の意向」2009年
12月16日 朝刊)によれば、鳩山首相は、上記の政府方針を決定した同日夕方の記者会見で
「辺野古に代わる移設先を数カ月かけて検討する」意向を初めて示したということですが、この
鳩山首相の「意向」なるものも私はほんとうのところ危ういものだと思っています。首相としてそ
ういう「意向」を持っているというのであれば、なぜリーダシップをとって朝方の政府方針を決定
した与党党首級による基本政策閣僚委員会の場でそのことを述べないのか? 普天間問題
に関する政府の正式方針は同日朝にあった基本政策閣僚委員会の決定である、ということで
言い逃れするつもりではないのか? 私は鳩山首相の「辺野古以外を模索」発言にマヌーバー
のような意図を感じます(そういう意味ではタフネスな政治家ということはできるかもしれません)。

私は「沖縄の基地負担、日米合意の重さ、連立への配慮。どれにも応えたい」などと優柔不断
発言を繰り返す鳩山首相を同首相のちょっとした言質をとらえて少しでもよいように評価しよう
とする姿勢にとても危険なものを感じます。

上記はいわば「褒めて育てる」「教育」方針だろうと思いますが、民主党は先の衆院選マニフェ
ストで在日米軍再編について「見直しの方向で臨む」と明記し、かつ鳩山首相も先の選挙戦で
「最低でも県外移設が期待される」と訴えてきたこと、かつ2008年の同党の『沖縄ビジョン』
でも普天間について「県外移設を模索し、国外移転を目指す」としてきたのだから、その公約
=約束をいますぐにでも守ること、実行に移すことこそが選挙民に対する政党としての誠実さ、
政党としての義務というべきではないか。そういう世論を起こすことこそが普天間問題の真の
解決(閉鎖・撤去)につながるのではないか? そうした方が「鳩山政権は民意を失うこと」の
重要性により早く気づくのではないか? そういう意味で「ボールはわたしたちの手にある」、
というのが私の考えです。

もちろん、鳩山内閣の成立によって私たちの国の政治は画期的に変化し始めています。その
ことを私は否定するつもりはありません。その画期的な変化をさらに確実なものにするために
も私は鳩山政権のダメなところはダメだとはっきりと言うべきだろうと思っています。


東本高志@大分
taka.h77 at basil.ocn.ne.jp

----- Original Message ----- 
From: "池田香代子" <0146945001 at jcom.home.ne.jp>
To: "市民のML" <cml at list.jca.apc.org>
Sent: Wednesday, December 16, 2009 4:26 PM
Subject: [CML 002346] Re: 辺野古の目はなくなった? ほんとうでしょうか??〜池田香代子ブログ「辺野古の目はなくなった」記事への疑問 


> 池田香代子です。
>
>
> 東本さん、レス遅れてすみません。
>
> 「それはあくまでもこちら(辺野古基地建設反対)側の理屈
> です。アメリカ側が理屈どおりにことを進める保障はありません。」(東本さん)
>
> そのとおりだと思います。
> こちらはこちらの「理屈」を通すまで、交渉ごととはそういうものだと思います。
> 「理屈」じゃなくて「論理」だとも思います。
>
> 民の論理、民主主義です。
>
> 「米国が辺野古基地計画をあくまで強行しようとする場合、同政府がこの統治行
> 為論を主張して裁判所に「効力停止判決の取り消し」を要請することは十分考え
> られる」(東本さん)
>
> はい。わたしも、「アメリカがなんらかの汚い手を使」う可能性を考えました(12/
> 15のブログ)。
> でもそれを許したのでは、鳩山政権は民意を失うことになるので、政権にとっては
> 合理的選択ではないと考えました。
>
> わたしの「思い込み」(東本さん)かもしれません。
> でも、甘いとは思いません。
> が、いまは強く強く思うことがたいせつだと考えています。
> わたしたちの力を信じることがたいせつだと思います。
> 力を信じて、その力を行使することがたいせつだと思います。
> 民主主義って、そういうものなのではないでしょうか。
> ボールはわたしたちの手にある、というのが民主主義であり、ボールが手の中に
> あることを知るところから歩み出す、それが、「政権交代政権」をもつに至った今
> のわたしたちだろうと思います。
>
>
> ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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