[CML 002313] 葛飾最高裁判決を批判する声明文(立川自衛隊監視テント村)

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2009年 12月 13日 (日) 21:23:24 JST


CMLの皆さん、こんにちは。やや遅れましたが、テント村で
は葛飾事件最高裁判決に対して、以下の声明を出します。

葛飾最高裁判決を批判する声明文

 最高裁判所第二小法廷(今井功裁判長)は11月30日、葛飾ビ
ラ配布弾圧事件弁護団の上告を棄却した。これによって罰金5
万円の原判決が確定してしまった。立川自衛隊監視テント村は
言論の自由を抑圧するこの判決を認めない。最高裁を糾弾し、
立川反戦ビラ弾圧事件の判決とともにこの判決内容を批判し続
けるものである。
  葛飾の事件は、2004年12月23日、立川事件の一審判決からわ
ずか8日後に起きた。東京地裁八王子支部で下された一審判決
は被告らの行動を「加罰的違法性なし」として無罪の判決とし
た。葛飾の事件はまるでこれを認めない、警察・検察側からの
反撃であるかのように起こされた事件だった。両事件には違う
点も多いが、集合住宅へのビラまきを弾圧したという点では同
じであり、事件の発生そのものには密接な関連があったと言え
る。 葛飾事件でも東京地裁は荒川氏の行為や社会的な状況を
細部にわたって検討し、立川事件以上に踏み込んで犯罪の構成
要件を満たさないとして2006年8月やはり無罪の判決を出して
いる。立川、葛飾の両事件では一審判決ではビラをポストに配
布するという行為が社会的に認められているとして、事件の被
告の行為がほとんど住人の平穏を妨げるものではなかったこと
に言及している。高裁、最高裁はこうした側面を無視し、形式
的に管理者の許可をとらずに敷地内に入りドアポストにビラを
投函したことから有罪の判決を下したのである。しかしそうで
あるなら、ほとんどの商業チラシや選挙のたびに大量配布され
る政党のチラシなどもすべて住居侵入罪の対象ではないか。
 結局、この最高裁判決により、権力者の都合のいいような基
準で反戦ビラや革新政党のビラのみが抑圧されるものとなるこ
とは明らかだ。現実に全国の自衛隊官舎へのチラシまきは立川
事件以降激減したはずである。
 しかし、2008年秋、この立川事件の最高裁判決など言論の自
由を脅かす判決が次々に出ていることに対し、国連規約人権委
員会最終報告に一連のビラまき弾圧事件への日本政府対応を批
判する内容が盛り込まれた。国際的にはむしろこうした日本で
の動きに対して、危惧する声も大きくなりつつあるのだ。
 私たちは言論の自由を抑圧する今回の葛飾事件最高裁判決を
認めない。地域の、全国の仲間とともにこうした状況に抗して
ビラをまき、政府を批判し続けていく。そしてこの判決に対し
て多くの人々が批判の声を上げてくれることを今後も訴え続け
ていきたい。

 2009年12月6日         立川自衛隊監視テント村

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立川自衛隊監視テント村・立川反戦ビラ弾圧事件元被告
大洞俊之
HP http://www.geocities.jp/solea01/


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