[CML 002291] 沖縄戦集団自決をめぐる2006年度教科書検定をめぐる裁判の判決-愛媛

Okumura Etuo zxvt29 at dokidoki.ne.jp
2009年 12月 12日 (土) 00:39:10 JST


愛媛の奥村です。
BCCでお送りします。

えひめ教科書裁判を支える会からのお知らせ

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沖縄戦集団自決をめぐる2006年度教科書検定をめぐる裁判の判決が
12月9日、ありました。

私たちは、被告国寄りの裁判長の強引な訴訟指揮を理由に
裁判官の交代を求め忌避を行っていました。
しかし、
行おうとし、これに抗議し、
法廷への出廷を拒否しました。

それで、私たちは、判決文を受け取っていません。
その判決内容をマスコミが報道していますので、
お送りします。


新聞記事てすので、転送禁止

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愛媛新聞 2009.12.10
「集団自決」教科書採択
無効確認訴え却下 松山地裁判決

 沖縄戦集団自決をめぐる2006年度教科書検定で、教科書検定審議会が
旧日本軍の関与を示す記述の削除を求めたのは違法などとして「えひめ教
科書裁判を支える会」メンバー151人が国や県などに教科書採択無効確認
などを求めた訴訟の判決公判が9日、松山地裁であった。山本剛史裁判長は
「採択によって原告の権利や利益は侵害されず、原告適格が認められない」
として訴えを却下した。精神的苦痛を理由に請求していた約30万円の損害賠
償も「原告に損害対象となり得る利益侵害はない」として棄却した。

 判決理由で山本裁判長は「教科書採択は特定の教育内容を受けさせる権利を、
個々の住民に認めたものではない」と指摘した。

 08年から使用される複数の高校歴史教科書で、沖縄での集団自決が
「軍に強制された」旨の記述に関し検定審が「誤解の恐れがある」との検
定意見を出したことに対し、原告側は「文部科学省の恣意的な検定で違法」
と主張。県や県教委には「検定意見の不正や違法性を察知していたのに
撤回を求めず放置した」などと訴えていた。

 訴訟は10月14日の第2回弁論で終結。原告側は「被告寄りの偏った
訴訟指揮をし、一方的に弁論を終わらせた」として同地裁に山本裁判長
の忌避を申し立てたが、地裁は却下していた。

 原告の奥村悦夫さん(57)=西条市黒谷=は「文科省の資料が公開されない
と原告の権利侵害の立証が難しいのに裁判長は国に資料を提出させず、
原告の主張に立ち入らないまま裁判を終結させたことは問題」と話した。

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限られた字数の記事であるとの制限があるだろうと思いますが、

「教科書検定審議会が旧日本軍の関与を示す記述の削除を求めたのは違法など」
と「えひめ教科書裁判を支える会」が訴えていると書かれています。

しかし、
「教科書検定審議会」が削除させたのではなく、
違法な文科省の介入によって、「削除」させたとして、
文科省の違法を私たちは、訴えています。

熱心に事前に取材し、資料を読んでくれてはいますが、
かなり資料を読み込まないと、
正確な記事が書けないだろうと
私たちの裁判などに関する記事を読むたびに感じています。

しかし、いずれにしても
酷い判決です。

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Okumura Etuo
zxvt29 at dokidoki.ne.jp

教科書裁判
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/zxvt29/su2-saibannsiryou.htm
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