[CML 005982] Re: 井上論文に対する沖縄からの反論

maeda at zokei.ac.jp maeda at zokei.ac.jp
2010年 10月 15日 (金) 12:29:02 JST


前田 朗です。
10月15日

坂井さん

ご教示ありがとうございます。


>  
>  「尖閣列島」緑間栄著 おきなわ文庫14 ひるぎ社 1986年 600円
>>  >  以下のサイトでは通販で手に入れる事ができます。
>  >  ブックスじのん
>  http://www.jinon.ginowan.okinawa.jp/
>  

探していた本なので検索してみましたが、「該当なし」と出ました。私より先に
検索・注文された方がいるようです。残念。

昨日、私が投稿したように(下記に貼り付けておきます)、井上清の著作は歴史
的な著作として、そこから井上清の方法論を学ぶ際には役に立ちますが、これに
依拠して尖閣諸島領土問題を語ることは危険であり、もはや時代錯誤の域に入り
かねません。

それにもかかわらず、井上清の著作に依拠して尖閣諸島領土問題について議論す
る人は、おそらく[CML]の議論水準はこんなに低くてどうしようもないのだと世
間に宣伝することを目的としているのでしょう。情けなくて涙が出そうです(笑)
。



----- Original Message -----
> 前田 朗です。
> 
> 10月14日
> 
> 以下は、2つのML――[CML]および[pmn-ml]――へのある的確な投稿、及びそれ
に
> 対するいく人かのリプライを読んでの私の感想、情報提供です。ほかのMLに
も
> 同報します。
> 
> この間、尖閣諸島の領土問題への関心が高まり、井上清の著作に注目が集まっ
て
> います。ネット上で中国側は、下記のサイトをもとに議論しているといわれて
い
> ます。
> 
> 
> 
> 「尖閣」列島 ――釣魚諸島の史的解明(井上清 初版1972/再刊1996)
> 
> http://www.mahoroba.ne.jp/~tatsumi/dinoue0.html
> 
> 日本でも井上支持を唱える学者や市民が多数います。しかし、井上説を根拠に
す
> るのは危険です。ひたすら井上説を持ち上げている「政治学者」がいますが、
ニ
> セ学者と言っていいでしょう。少なくとも次の著作を検討する必要があります
> (他にもありますが割愛)。
> 
> A)井上清『「尖閣」列島――釣魚諸島の史的解明』(第三書館、1996年
[現
> 代評論社、1972年])
> 
> B)浦野起央『尖閣諸島・琉球・中国――日中国際関係史分析・資料・文献』増
補
> 版(三和書籍、2005年)
> 
> C)村田忠禧『尖閣列島・釣魚島問題をどう見るか――試される二十一世紀に生
き
> るわれわれの英知』(日本僑報社、2004年)
> 
> D)浦野起央、劉甦朝、植栄辺吉『釣魚台群島(尖閣諸島)問題―研究資料匯編』
> (刀水書房、2001年)
> 
> E)『尖閣研究――高良学術調
> 査団資料集』(上下巻、尖閣諸島
> 文献資料編纂会、
> 2008年)
> 
> F)『尖閣研究――尖閣諸島
> 海域の漁業に関す
> る調査報告』(尖閣諸島
> 文献資料編纂会)
> 
> BやDの登場によって、井上説は過去のものとなったと見られています。また、
> 昨日の産経新聞では、EとFこそが日本領土論の最大の根拠として取り上げら
れ
> ています。いずれにしても、井上説は過去のものとなっています。井上清の思
想
> や方法論を知るためには有益でしょうし、学ぶべき点もあるでしょう。しかし、
> 尖閣諸島の領土問題を論じるための根拠とするには、再検討が必要です。
> 
> 私はA〜Cを入手していますが、ちゃんと読んでいません。D〜Fは入手して
い
> ません。
> 
> (いずれにしろ、私は、領土問題にはさして関心がありません。私の関心は、
> 「領土ナショナリズム」「民族ナショナリズム」がいかに形成されるか、いか
に
> 国際問題を引き起こすかという点です。「非国民入門セミナー」主催者として
> は、領土・民族・国民といったイデオロギーとのたたかいいこそ重要です。で
す
> から、今のところ、尖閣諸島の領土問題それ自体について発言する気はありま
せ
> んが、この問題を議論する方たちには、井上本だけを根拠にするような愚は避
け
> たほうがいいとお知らせしておきたいと思います。)
> 





CML メーリングリストの案内