[AML 16574] 11月17日【東京】講演と映画の会

加賀谷いそみ QZF01055 at nifty.ne.jp
2007年 10月 29日 (月) 22:13:06 JST


(転載歓迎)

【東京での集会のお知らせ】

 11・17  講演と映画の会
  市民と国境 ―脱走米兵「イントレピッドの4人」から40年―

 私は国境を越える、と米軍からの脱走兵たちは言った。「ベトナム戦争とい
う国家の犯罪に荷担したくない」「この不正な戦争への出動命令を拒否する」
と。きっぱりと、しかし、少しの不安と怯えを滲ませた口調で。
 1967年11月、神奈川県横須賀に寄港した米空母・イントレピッド(勇
猛)号から4人の兵士が脱走した。日本で最初の市民運動、ベ平連(ベトナム
に平和を!市民連合)は彼らを匿い、スウェーデンに亡命させた。ニュースは
世界中に伝わった。
以後、ベ平連とジャテック(脱走兵支援のための地下活動組織)は10数人の
脱走米兵を安住の地へと送った。
 あれから40年が過ぎた。アフガンとイラクで、米国はまた激しい戦争をつ
づけている。日本政府はその戦争政策を支持しながら、非戦非武装と主権在民
を掲げた憲法の改悪を目論んでいる。
 国家、国益、国民に囲い込まれないこと。そこから身を引きはがし、国境を
越えていくこと―少しの不安と怯えの向こうに、私たちの自由と共生の地平を
展望してみたい。
    
 ●DVD 
  「殺すな!―日本市民はアメリカのベトナム侵略といかに闘ったか―」
  (2002年、旧ベ平連製作)
 ●記録映画「イントレピッドの4人」(1967年、ベ平連製作)
 ●対談 鶴見俊輔(哲学者)・室 謙二(評論家・在米ジャーナリスト)
  司会 吉岡 忍(ノンフィクション作家)
 ●講演 小熊英二(慶應大学教授・著書に「民主と愛国」など。
 ●発言 海老坂 武 遠藤洋一 坂元良江 関谷 滋 吉川勇一 ほか
 ◆会費 1000円

 日時 11月17日(土) 13:00〜17:30
 会場 日中友好会館大ホール 都営大江戸線・飯田橋駅C3出口より徒歩約
1分、JR/東京メトロ・飯田橋駅より徒歩7分 ※ 満席の場合は入場でき
ない場合があります。

 主催:元ベ平連・元ジャテック・元イントレピッドの4人の会有志
  連絡先:TEL&FAX 044・854・6227
      メールアドレス koya-m at qf6.so-net.ne.jp  

◆『私たちは、脱走アメリカ兵を越境させた…
   ――ベ平連/ ジャテック、最後の密出国作戦の回想』  刊行のお知らせ

 10月末、上記の本が作品社から刊行されます。以下は同書の著者、高橋武
智(たかはし・たけとも)からのご挨拶です。

・序文:鶴見俊輔 ・46版上製・320ページ ・図版多数、文献目録・索
引つき・予価(本体):2200円
 
   

友人・知人の皆さま、また未知の皆さまへのご挨拶

 小著、『私たちは、脱走アメリカ兵を越境させた…
      ――ベ平連/ ジャテック、最後の密出国作戦の回想』
が10月末にも作品社から刊行されます。
 鬼面、人を驚かすタイトルですが、最近の読者は内容がストレートに表現さ
れていないと、店頭で本を手にとってくれないそうで、こうなりました。
 今は昔、ベトナム戦争のさなか、戦場を逃れた米軍脱走兵が日本で脱走しま
した。
市民のあいだに、彼らをかくまい、安全な海外へ逃すネットワーク=ジャテッ
クが生まれたことは皆さまもご承知でしょう。
 1967年、そのきっかけとなった米空母「イントレピッド号からの四人」
の脱走成功がベ平連の記者会見で公表されてから、この11月でちょうど40
周年になります。
 ジャテックによる彼らへの支援活動は、71年夏まで3年半のあいだ、シコ
シコとつづけられました。
 途中で米情報機関員が脱走兵を装って潜入したため、それまでの「ソ連ルー
ト」は絶たれ、最後の二年半は「鎖国状態」を余儀なくされました。
 運動自体は、米国人活動家の応援を得て、「米軍解体運動」へと重点を移し、
ベトナム人民の勝利と解放にいささかなりとも貢献できたと信じております。
 しかし、脱走援助運動に締めくくりをつけなければなりませんでした。小著
は、この「ジャテック最終作戦」の準備から実行までを詳細に報告したもので
す。
 ことがらの性格上、今日まで伏せられてきましたが、いま記録を残しておか
なければ、市民の記憶から永遠に消えてしまうという想いから、二年前にあえ
て執筆に踏み切りました。
 これによって、脱走兵援助運動を初めから結末までトータルに考えていただ
くことができるようになったわけです。
 お読みいただければお分かりのとおり、この作戦はいかなる国家の力も借り
ませんでした。パリ「五月革命」に象徴される時代の空気が有利に働きました
が、とりわけ長い抵抗の歴史を継承してきたヨーロッパの市民たちから、無私
無償の援助を得ることがなければ、決して実現をみなかったでしょう。
 その具体的な細部こそ本書の主要部分ですが、作戦の時空を超える側面につ
いても考えをめぐらせてみました。
 なお個人的には、本書は私が生きた証となるでしょう。
 何はともあれ、読んでいただければ幸いです。
 もし共感を抱いていただければ、周囲の方々にもお勧めいただきたく、この
段特別にお願い申しあげます。
 当時を知らない若い読者にも読んでもらえるよう、時代背景に一章を割いた
ほか、多数の注記を付しました。
 まずはお手にとっていただきたく、これをもってご挨拶に代えます。

   2007年10月10日            高 橋 武 智



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