[AML 5400] 荒木和博氏が辛光洙報道の裏に「日朝間密約」を大胆推理 (06.1.7)
横山 恵
yokomegu77 at yahoo.co.jp
2006年 1月 9日 (月) 23:40:22 JST
荒木和博 特定失踪者問題調査会代表の講演( 第13回藤沢集
会より 06.1.7)
http://piron326.seesaa.net/article/11442077.html
音声ファイルでノーカットアップ
▽▼▽▼引用ここから▽▼▽▼
ご紹介いただきました、荒木でございます。
今日は、正月から、たくさんの方、おいでいただきまして本当
にありがとうございます。
限られた時間でございますので、できるだけ簡潔にお話をした
いと思いますが。
おそらくここにおいでのみなさん多くの方が非常に関心を持っ
ていらっしゃるのがこの年末年始に流れました、あの横田めぐ
みさんや地村さんの事件の実行犯の問題ではなかろうかと思い
ます。
結論から申します。
あのニュースはすべてウソです。
(会場から『え?』)
あの横田めぐみさんや、地村さんをやったのは辛光洙ではあり
ません。違います。
辛光洙はあの事件の頃は、北朝鮮に戻っております。それは彼
を捕まえた後の韓国の1985年11月にですね−−
2月に捕まえまして、11月にソウルの地裁で、判決が出ており
まして、その判決文の中に、彼が生まれてからどういう風に行
動していったかと、工作員になってから、どういうふうに、ど
っから日本に上陸して、そしてまた北に戻って、また来て、ど
ういうふうに誰と接触して行動していったかということが、書
いてございます。その中には1977年1978年のあの時期は北朝鮮
に戻って、教育を受けている時期でございまして、日本にはお
りません。抜け出して拉致をしたと言うことはあり得ないわけ
でございまして、あの報道自体が、(もともとそれを確認する
前からおかしいと思ったんですが)やはり明らかに、意図的な
ウソであろうと、言う風に思います。
韓国政府の関係者の知り合いにも聞いてみましたけれども、ま
ぁその彼も『自分の名誉にかけてそんな地裁の判決が、そんな
ところで大嘘をつくことはあり得ない』と、言うふうに言って
おりました。
で、そうするといったい何でこんな事が出てくるんだと言うこ
とに当然なるわけですね。
あの年末の話は、辛光洙(シン・ガンス)と朴(パク)といわ
れる西新井事件というですね、いろんな日本人に成り代わって
工作活動をやったとされる、工作員の二人が主役として出てき
たわけでありまして『それくらいしか、北朝の工作員はいない
のか』と、当然あの時ですね、不思議に思うわけですね。
拉致は、相当の数、今、日本政府が言っているだけで16人で
すから、実際、まぁ遙かに多い数の拉致が行われているわけで
ありまして、それをですね、一人や二人でやるなんて事はあり
得ない。
あの調子ででてればですね、そこのポスターにある450人全
部辛光洙がやったという話になってもおかしくないわけでござ
います。
何でこんな事になるのかと。
あのニュースがでたのは、だいたい『7時のNHKのニュース
』です。
今日もちょっと有本さんのお父さん、NHKの批判をされまし
たが、いつもは、有本さんのお父さん、NHKの批判をすると
、私の方はですね『そんなきついこと言わないで、穏便にしま
しょうよ』となだめるんですが、やはりあそこから話がどうも
始まっているのではないかと思われます。
あのニュースを受けて、各社が動き始めると。で、そして翌日
には、各社一面トップとか大々的に乗っかるわけでございます
。で、しかし、実際には、しゃべったと言われる人たちはです
ね、直接の取材を受けない訳なんですよ。
これは9.17のあと、10月15日に帰ってきてから、ずー
と同じ状態なんですが、あの時は異常に特殊な状況であったと
。最初帰ってきたときは、なんとか彼らを北に戻さないように
しなければいけない。そしてその後は、家族がまだ残っている
から、と言うことがあってですね、我々、あの当時、私は救う
会の事務局長でしたが、報道規制をしていただかなければいけ
なかった。で、しかしもう家族が帰ってきたわけですが、その
報道規制の状態、未だに続いています。
もし、あの時(年末年始の報道の時)NHKが放送したと。そ
れで、当然各社の拉致の担当記者さんは、本当であれば、普通
であれば、蓮池さんに電話をかけて、あるいは柏崎や、小浜に
すっ飛んでいって、『これいったいどういう事なんですか』と
言う風に聞くわけですね。それに対して、『いや、これは事実
関係はこうなんだ』というふうに答えるはずなんですが、とこ
ろがそれが全くできない。
そうすると、あと聞けるのは、それを聞いたはずである家族会
の方々とか、そういうことになってくる。しかし、それもです
ね、家族会の方からすれば、そういうことを言われたという事
実はたとえ有ったとしても、それが事実であるかの、もちろん
確認はできない。 確認はできないけれど、一社が抜かれてし
まったら、他の社もですね、そういうふうに動かざるを得ない
。そういう状態だと、もしたとえば他にリークが行われれば、
それにのもうすぐに飛びつくという状態が、作られてしまって
います。
この状態はですね、考えてみると去年の7月ぐらいですか、あ
の蓮池さんが、太陽里(ちゅんちょんり)、住んでいたところ
の地図かなんかとかが出てきて、ここでこうしてとか言う、話
が出ました。で、あのニュースの時も私非常に不思議に思った
んですが、あの時のNHKの報道はですね、『こうであること
がわかった』という報道になっています。わかったはずがない
です。裏がとれるはずがない。絶対に。
そういうことを、言っているという報道であればいいんですが
、『わかった』と言うことになっている。
あの時は確かその後ですね、クローズアップ現代でも、この問
題だけをやっていて、そこでもですね『こういう事がわかりま
した、という報道になっています。これはもう絶対におかしい
です。
それを誰も確認ができない。たとえば安明進が、『ここはこう
で、ここはこうで確かにそのとおりだ』 と言う話でもしたの
であれば、しまいには別な、脱北者ですとかなんか、他の人で
もいいですが、そういう事がでてくれば、確かにそういう可能
性があると言うことになるかもしれませんが、そういうものは
一切ない。ただ5人が証言をしたと。
それもその本人たちが証言したのではなくて、ただ伝聞で出て
きたと言うことだけの話でございまして、これで事態が動くと
したら非常に怖いことでございます。
なんでこういう事が起きているかと。
可能性として一つあるのはですね、日本と北朝鮮の間で(ま、
今有本さんがいろんな取引やなんかの話をされましたが)もう
すでにある程度のですね、落としどころが決まっている可能性
がある。
それはどこかと言うと、この事件をやったのはみんな辛光洙と
朴なんだと言う話にしてしてしまおうとしてるのではないかと
。
横田めぐみさんも、誰々さんも・・そのうちですね、下手する
と、よど号グループのことも隠したいと思ったらですね、『有
本恵子さんも辛光洙がやりました』という話が出てきてしまう
かもしれません。もう、そういうようなことをして、ともかく
『あれ(辛光洙と朴)だけがやったんだ』ということで他のも
のを全部押さえてしまうと。
そこで、北朝鮮側とすれば、調べてみましょうかとたとえば、
日本側に回答して、『朴というのは確かにいたけれども、もう
とっくに死んでしまった』といってですね、『もう記録も残っ
ていない。』
それから『辛光洙は確かにいるけれども、もう高齢だから、北
朝鮮から出すことはできない、もし日本から来たらば、ちょっ
とぐらい会わせてあげてもいい。』まぁ30分ぐらいおざなり
に会わせて、あとはちょっと体調が悪いからと言って隠してし
まう。もう何もしゃべらないと言うことは十分に考えられます
ね。
へたしたら、北朝鮮のことですから、『いや、これは辛光洙と
朴の骨ですよ』と出してきても、これもおかしくないわけでご
ざいます。(会場笑い)
そういうような事に日本側でも、そこで話を一段落させて、そ
こで次ぎに進もうと。つまり、今、日朝交渉の中で、平行して
、拉致の問題と、国交正常化の問題を別々にやっていくという
話になっていますから、そういう中で『いた、拉致の問題は北
朝鮮側、譲歩してきた』と。だから日朝(国交正常化)交渉の
方も、進める必要があると。こっちを、進めないと拉致の方も
進まなくなると。そういう風な形にしていこうというのがです
ね、おそらくだいたいの可能性ではないだろうかなと。
ま、もう一つ考えられるのは、警察がそういうような動きに対
してブレーキをかける為に出してリークしたという、そういう
可能性もあるんですけれど、しかし、それにしては、この事実
関係がですね、辛光洙がやったとか言う話というのは、あまり
にも変な話でありまして、ちょっと警察がリークするとは思い
にくい。
と言うことになれば、もっとその更に上の方で、ものは進んで
いるのではないだろうかと言う感じがいたします。
そしてもう一つ言えば、拉致議連の幹事長である西村慎悟さん
が逮捕されたのが11月の終わりで、そしてこのニュースが出
始めたのは、西村さんが釈放された直後からと言うこともござ
います。
あの事件について、ま、いろんなことを、もちろん感じられて
いる方、有ると思うんですが。あの政治家の弁護士で、非弁活
動で捕まえようと思えば何人だって捕まえられるわけですね。
あの西村さんが逮捕された直後になんかの番組で、福島瑞穂が
でていて、このことが話題になった話があるそうですけれども
。あの福島瑞穂さんって人なんかは当然西村慎悟みたいな一番
嫌いなはずなんですが、青な顔して一言も言わなかったいうこ
とでございまして、そういう風に思って、びくびくしている人
はたくさんいると思います。その気になればいくらでも捕まえ
られると思うのですが、一切そんな動きはない。
おそらく、あの逮捕の目的というのは、西村慎悟からバッチを
はずさせたいと。バッチをはずせば穏便に済ましてやると言う
ようなことではなかったかと。ま、本人とそこまで話したわけ
ではないのですが、私の推測にすぎませんが、どうもそういう
感じがします。
そういうものすべてが、今何か動いているというふうに考えた
方がいいのではないだろうかと思います。これは、何もこれに
始まったことではありません。
9.17の時はですね、9,17で北朝鮮が拉致を認めると。
『拉致を認めたら、国交正常化交渉を動かす』と、おそらく日
本側は言っていたわけです。で、認めたと。認めたら、逆に日
本の世論が激昂してしまったと。そしてその次ぎにいったのが
、『じゃぁ、生きてると言った5人を返してくれ、ともかく。
ちょっと返してくれたら二週間ぐらいで戻す』と。
『そうしたら国交正常化を進める』と日本側言ったんですね。
でまぁ、北朝鮮側は『よし、わかった。こんどはほんとだな』
と言って返したのが戻ってこないと。
ある意味でいうとですね、日本の外交の方がうまいのかもしれ
ません。(会場軽い笑い)
北朝鮮をだまくらかしているといえないこともない。
この次ぎやったのはですね、『じゃぁ子供たちは残っているん
だから、子供たちを返したら、そうしたら進めてやる 』と言
う話になったけれども、子供たちとジェンキンスさんなんかは
帰ってきたと。しかしやっぱり進まない。
あの、5.22の時に家族会バッシングということがありまし
た。さきほど有本さんからお話がありましたけれど、あの時に
ですね、確か共同通信の世論調査だったと思いますが、小泉首
相の訪朝を評価する声というのが確か68%ぐらいあったんで
すね。しかし第一次訪朝の時が86%ぐらいだったと思うので
、それよりは低いんですが、まぁそれでも7割ぐらいの人が評
価していた。しかしその一方で『これで拉致問題が終わったか
』という質問に対してですね、確か8割以上の人が『終わって
いない』と言う風に答えている。日本の世論はそう甘いもので
はないわけでございまして。
で、結局、子供たちが帰ってきても話は前に進まなかったと。
で、その次、その次というのは一昨年の11月になりますが、あ
の時私が思ったのは、北朝鮮がやる方法はおそらくもう一つし
か残っていないだろうと。それはですね、死んだと言っていな
い人たち、つまり政府が認定していない人の誰かを出してきて
、そしてですね、『自分の意志で行きました。今、日本に帰る
ことは、都合でできません』と。『ただし、自分としては両親
に会いたい』と。『だから、お父さん、お母さんもし平壌に来
てくれれば会います。早く国交正常化が実現して自由に行き来
できるようになればいいと思います』ということを言わせよう
としていたのではないかと言う感じがしています。
ところがあの時は、それができなかった。この間帰ってきた北
川和美っていう変な女(嗤笑)おりましたが、あの彼女が、ど
うも目的としては、その要員として使おうとして連れてきたと
いう話しでございます。つまり「自分の意思で行った」と。「
私自分の意思で行きました」。鴨緑江で飛び込んだという話も
多分ウソじゃないかと言われるのですが。自分で行った、あれ
もう既に荷物先に送ってあるわけですから(ウス笑)。
そういうふうに出てきて、「私自分で行きました」と言えば
、ちょっとこっち(日本)にいる北朝鮮シンパの方、国交「正
常化」を進めようとしている人間が、「ほら見ろ、北朝鮮は折
れてきてるじゃないか。あれ(北川某)はたまたま自分の意思
で行った人だけども、こういうことはちゃんと信頼関係を作れ
ば、そうしたら次に今度は死んだと言ってる人のことまで進ん
でいくかもしれない」という世論が作れる。
それからもう一つは「いや北朝鮮に行った人も、やっぱり自
分の意思で行った人もあるんじゃないか?」あるいは向こうで
いい暮らしをして、帰りたくないと思ってるんじゃないか?
ということを流していくと。それによってこちら側の行動にブ
レーキをかける。あるいは経済制裁とかですね、そういうのに
ブレーキをかける、としたのではないだろうかと思います。
私は、あの時はもうあれしかないと思ってました。しかしそ
れに対して北朝鮮側がやってきたのは、何やったかというと、
あの「遺骨」でございます。それ(荒木氏の予想した策略)が
できなかった最大の理由はおそらく、金正日に9.17の時ほどの
力がもう残っていないということなんだろうと思います。工作
機関の中に手を突っ込んで、拉致した人間を引っ張り出してく
るとか、あるいはそれ以外でも工作機関が関与した拉致被害者
をですね、たとえ日本政府が認めていなくても出していくとい
うのは、相当なリスクを伴うわけで、実際曽我さんの件ではで
すね、やったらば逆効果になっちゃったわけですね。
そうすると、出してくるのはかなりの力を使わなきゃいけな
い。それが金正日にはおそらくできなかった、ということであ
ろうと思います。
そしてその「遺骨」、この時はおそらくちゃんとした合意で
はなかったのでしょうけど、日本の中の誰かが、「どうせ鑑定
なんかできないから、出してこい」と言ったのかもしれません
。そうしたらば(遺骨はめぐみさんではないという)鑑定がで
きてしまった。で、話しが違うということに向こう(北朝鮮)
としてはなって相当頭にきた、ということであろう。
そうすると、その後やってきていること、今やってることも
おそらく、そういう意味での落とし所を作りたいということに
、それも北朝鮮側だけでなく、日本側だけでなく両方が既にあ
る程度の合意が行われていると、思った方がいいのではないか
と思います。
ですから、今の流れているニュースをそのまま真に受けてい
ますと、その方向へみんなどうしても流れていきます。非常に
危険なことですので、ともかくここにおられる皆さんが、おか
しいということは、しっかり思っていただきたいと。
元々北朝鮮とは、ウソをつくことなんてのは、悪いとも何と
も思っておりません。
「嘘つきは北朝鮮の始まり」
でありまして(爆笑)、
北朝鮮の「労働新聞」なんて、正しいのは日付くらいでありま
して(笑)、
まあ今日のこの集会のテーマから言いますと、まあ
「嘘つきはよど号の始まり」
ということも言えるわけでございます。
よど号グループも、後ほど有本さんのお母さんが、よど号の
一人(赤木史郎)と話しをしたことを言われるかもしれません
が、まったく有本恵子さんの拉致を知らないと、言ってるわけ
ですね。知らないはずがないということは、もう誰もわかって
いるわけでありまして、それを敢えて知らないと言うことは、
彼らの言ってることもすべてはウソだ、ということの証拠でご
ざいます。
ところが、日本人というのはマジメですから、もっともらし
い顔をしてウソを吐かれると、ひょっとしたら本当のことが入
ってるんじゃないかなと、思ってしまうわけなんですね。これ
が間違いで、そういう人でない場合には、そういう対応をせざ
るを得ないのではないだろうかと思います。
そういう場合は、どういうふうにすればいいか? この会場
で前にも言ったかもしれませんが、北朝鮮のやり方のウソの吐
きかたというのは、わたくしは「試験問題戦術」という言い方
をしますが、ともかくいい加減は試験問題を出して、ぶつけて
くる。で、こちら(日本)側で交渉に当たる人というのは、だ
いたい非常に頭のいい学校の成績が良くて、東大をトップで卒
業したような人たちが当たるわけですね。
そうするとですね、試験問題というと無条件に解くものだと
いうふうに頭にあるわけです。すると出てきた試験問題に、マ
ス目に空白が空いていると、空いたままにしておくと、とても
指が震えて禁断症状を起こしてしまう(ウス笑い)。そうする
と、ともかく解答を書き込んじゃう。書き込んでいる間に相手
は逃げていくわけです。
しかしともかくマス目が空いていることは許せないというこ
とで、一生懸命マス目を埋めて、それから走っていって「ここ
は、こうおかしいじゃないか」と言って出す。そうするとまた
向こうは、またいい加減な問題を作って渡してくる。こんな問
題解いても仕方ないと思いながら、でも目の前にマス目がある
と埋めたくなってしまう。
こういう交渉にあんまり頭のいい人使う必要はないですね。
もうちょっと度胸があってですね、多少頭が悪い。試験問題を
元々解けなかった人間を使ったほうが(ウス笑い)、はるかに
上手く行くわけでございます。
北朝鮮という「国」相手に、まともな話し合いで信頼関係を
作ろうなんてこと自体が、そもそも間違いなわけでございまし
て、金正日が代わってまともな政権ができりゃあ、その時はも
ちろんちゃんと話しをすればいんですけど、今のあの体制でま
ともに話し合いをしたって通じるわけがない。
フツーのアメリカ人相手に、スワヒリ語(ケニヤやタンザニ
アなど東アフリカ地域で多用される言語)で話したって通じな
いわけですね。それと同じことです。北朝鮮相手に、普通の言
葉で話しをしたって、朝鮮語で話そうが、何で話そうが通じな
い。「馬の耳に念仏」という言葉がありますけど、馬に言うこ
とを聞かせるには、鞭でひっぱたくか、ニンジンをやるかどっ
ちかぐらいしかない。
そうすると北朝鮮に言うこと聞かせるには、経済制裁を初め
として圧力をかけることしか方法はない。実際に一昨年の前半
、ですから3年前の(03年)12月の末ですか、平沢さんが中国
(大連)へ行って、北朝鮮の日朝国交担当大使と会う。そして
その後4月に、山崎拓さんと平沢さんがまた行くと。あの時は
、その後5.22の小泉第二次訪朝があるわけですけど、あの時一
体北朝鮮はどうしていたかと。
あの平沢‐山崎ルート以外にですね、あのレインボーブリッ
ジ(小坂浩彰代表)という怪しげなNGOを使ったりとか、そ
れから今の総理のですね、あの〜(名前が思い出せない様子)
腹の周りが120センチあるという秘書官(ハントウ君こと飯島
勲首相卑書官)を使って、飯島秘書官と朝鮮総聯の大物の間と
か、いろんなルートを使ってます。
私、ちょっと見てて、何でそんなにあせるんだろうというこ
とを非常に思ってみていたんです。そこでわかったのが、結局
あの時、経済制裁が怖くてしかたがなかったということです。
あの前の年の暮れくらいから、経済制裁法案が具体化して決ま
っていく。次は発動だという話しになる。北朝鮮としては、何
がなんでもそれを止めざるを得ないという状況に置かれていた
わけでございます。
そしてそういう状況の中で、なりふりかまわず日朝のルート
を使っていった、というのが、1年半前の状況だったのではな
いか? その結果、小泉さんの第二次訪朝になった。そこに向
かって、(帰国済みの拉致被害者)5人の家族の帰国最優先と
いうことで行っていたので、そこでだいたい落としどころにな
っていったのだと思います。
実際に5.22の小泉第二次訪朝で、北朝鮮は経済制裁は発動し
ないとか、あるいは在日朝鮮人に差別をしないとか、これは「
差別をしない」というのは、つまり在日朝鮮人の個人、個人な
んかどうでもいいんですね。北朝鮮からすれば、ただ収奪の対
象でしかない。問題は、総聯に圧力をかけるのを止めたい、と
いうことだけで、そのほとんどの目的をとりあえずは達成をし
たということであります。
これ裏を返せば、いかに北朝鮮がそういう制裁が怖がっている
かと言うことでございまして、ならば、こちら側からは、それ
(経済制裁)をやるしか方法はないであろうと言う風に思って
います。
本当にひどい状況の国ではあります、そういう意味で言うと。
ただし、これはですね、さっき言ってきたように、9.17の
時には、あくまで結果的ですよ、あくまで結果的ですけれども
、あの田中均さんをはじめとする、福田康夫官房長官かわかり
ませんが、ともかく北朝鮮側にですね、『拉致を認めろ』と『
拉致を認めたら、日朝交渉進めてやる』と言う風に言って、だ
まくらかして拉致を認めさせたと。
北朝鮮は、朝鮮戦争も自分からやったと言っていない。あれ、
南から攻めたと言っています。
大韓航空機の爆破事件も、ラングーンのテロもみんな我々知ら
ないと言っている。
その北朝鮮が拉致だけは認めたのです。
いかに意味があったかと言うことであります。
そのあとは『5人だけ、ともかく生きてるんだからともかく返
してこい』と、『そうしたら戻してやるから』と言って戻さな
かったと。
そして次には家族だけ帰してきたら、後は(国交正常化を)進
めてやるといって進めなかったと。
と言うことでございまして、今回も、うまくいけば、辛光洙か
ら、なんか取って、ものは進めないということも、まぁ、うま
くいけばできるかもしれません。乗せられてはいけませんが。
と言うことで考えると、日本という国は、もどかしいんです。
もどかしいし、かなり個別の工作事件のことでは、やられっぱ
なしではあるんですが、全体としては間違いなく、北朝鮮を押
しています。間違いなく。これはですね、ご家族の皆さんにと
っては、もちろん自分の家族を取られているですから、一分一
秒でも(早く)という事がありますが、私にとっても、そうし
なければいけないという思いはあるんですが、少なくとも全体
から見れば、こちらが押しているのは間違いないのです。
アメリカはクリントンの政権の時は、逆行しようとしていたと
。そのときに、結果的にですけれどブレーキをかけたのは日本
であったと。日本だけが、ある意味で言うと、だんだん、だん
だんに強行になって、そしてしかもその方針をかえていないと
いうことでございます。
ですから、このことが続いていけば、私はですね、どっかで大
きな転換を持ってくることができるであろうと、確信をしてお
ります。
アメリカの私の友人に前に言われたんですけれど『とにかく日
本はすごい』と。これはですね『5人取り返してきた』と。『
北朝鮮に拉致を認めさせて』『アメリカでは考えられない』
と言っておりました。ちょっとまぁ意外な話ですね。我々ちょ
っといろんなところでお話ししますと、アメリカだったら、軍
艦を送っても取り返してくるだろうという言い方するんですが
、、まぁ、その友人、共和党系の人なんですが、『いや、アメ
リカ、そんなことしないよ』と言っておりました。『日本がで
きたのがすごい』と言うことでございまして、これはですね、
もちろん社交辞令もあるでしょうが、やはり、我々自信を持っ
ていいんじゃないかと思います。
なんか戦前はですね(具体的にいつどこというのは知らないん
ですが)ソ連に漁船が拿捕されたときに、ウラジオストックか
どこかに、連合艦隊の船が戦艦か何かが行ってですね、港に向
けて砲身をそちらに向けたらですね、返してきたと言う話があ
るそうで、もちろん日本でもそういうことがあったわけであっ
て、今でも、こういう風に取り返してきたということを考える
だけでも、やっぱりそれ(奪還)はできるのであろうと言う風
に思っております。
問題は、我々がこれができるんだというふうに確信できるか、
それともできないかという問題です。
お恥ずかしい話で有りますが私自身もですね、あの羽田空港を
(3年前の10月15日にですね)あの5人がタラップの上か
ら降りてくる時に下で待っていたうちの一人ですが、あのタラ
ップを降りてきた5人を見てですね、一番最初に思ったことは
、『なんだやりゃぁ、できるじゃないか』ということでござい
ました。
自分自身、もちろんそれはできると思ってやってるんですよ。
運動盛り上げて、そして政府を動かせばですね取り返せると確
信をもってやっていた、私自身が、目の前に生身の階段を降り
てくる5人を見たときに、最初に感じたのは『なんだ、やりゃ
ぁ、できるじゃないか』ということでございます。実感という
のは、こんなに大きなものなんだなぁと感じました。
やられてる、やられてるとばっかり、思っちゃうとですね、な
かなか、イメージとして湧いてきませんが、『絶対できる』と
確信を持てば、それはおそらくすごい力になると思います。
北朝鮮と日本と比べてですね、これはもう、人口で六分の一、
面積は三分の一、そして、国力、経済力は、そういうものは全
く話にならない。国際的信用から何からですね、日本と北朝鮮
と比べる方が、無理があるわけでございます。
まぁ確かに向こうは軍人が100万人以上いると。人口の20
人に一人が軍人という国ですが、そのおかげで、飯食えないで
、軍隊の中でも、なんか豚小屋つくったりとかですね、鶏小屋
作ったりして、何とか飯くっているという状態のところなんで
すから、どこから言ったって日本が、そこにですね、負けるわ
けがないわけでありまして。
我々の力で、絶対できるんだと、このアジアの中でですね、そ
ういうことのできる国は、我が国しかないんだと。そういうこ
とを考えることによって、事態は間違いなく前に進むと思いま
す。
こないだ、12月22日の東京の集会にはですね、レバノンの
拉致被害者のお母さん(ハイダールさん)、それからタイの拉
致被害者のアノーチャさんのお兄さん、そして韓国の拉致被害
者の家族会のみなさんが見えられました。
あれはどういう事を意味しているかと言いますと、別にそうい
う風に決めてるのではありませんが、日本の力でああいう人た
ちをみんな、取り戻してあげると言うことです。
我々、外国人だから、それは外国がやってくれということは、
これは言えないわけでございまして、この地域にあって、最大
の影響力持っている我が国がそれをやらなければ、タイが助け
るなんて事は、まずできません。
レバノンだって、あの時の4人取り返したのだって、非常に特
殊な条件の中の話であって、本当の意味で、(自国=レバノン
の)力で取り戻したわけではない。それができるのは我々しか
ありません。
それをやる使命も我々には持たされているということであろう
というふうに思います。
私ども特定失踪者調査会では、去年の10月の末から『しおか
ぜ』と言う名前で短波のラジオ放送を始めました。
まちがいなく北朝鮮の中に伝わっているということは間違いご
ざいませんので、これから先、今年はですね、この『しおかぜ
』のプロジェクトを、単に短波放送発信するだけではなくて、
むこうから消息を実際取ってくるという作業をですね、やると
言うことにいたしております。これを聞いた人がですね、なん
だかの形で、たとえば手紙とか、そういうものを送ってくれる
とか、何処かに向けて、なんかしらの、シグナルを送ってくれ
るとか、それを受け取ることができるようにしておこうと、こ
れからやっていくつもりでございまして、とりあえず東京中央
郵便局に私書箱をおきました。
調査会のあります文京区後楽・・・と言いましてもわかりやし
ませんけれども、東京中央郵便局の私書箱何号といえば、これ
はもう覚えられやすいと言うことで。
放送も韓国語・英語できれば中国語も含めて、少しでも多くの
人が聞いてもらえるように、していこうと言う風に考えていま
す。
ともかくやれる手はみんなやる。
我々のやっていることに対して、『これは本当は政府のやるこ
となのに』と言ってくださる方も、たくさんございます。これ
もありがたいのですが、私は、少なくとも政府だけがやること
ではないと思います。やはり日本国民全部の責任としてですね
、ここで今平和なところで暮らしている人間の責任として、そ
れはやらなければならない。だから私は今その役割にいるんだ
からやるべき事、それをやるということでございます。
今、この問題を通して、我々やらなければいけない、考えてお
かなければならない事は、(この国は)今ここに集まっている
皆さんをはじめとして、今この国の中に住んでいる人たちだけ
のものではないと言うことでございます。
この国が今ここにあるためにはですね、もう何千年も日本とい
う国の名前もなかった頃から。我々の先輩たちが営々としてこ
の国を築いてくれた訳でございまして、そしてこれから先、こ
のくににですね、次の生命がどんどん生まれて、我々の後を継
いでいくわけであります。
我々がやるべきことはその中継ぎです。
全体の、そういうみんな含めた日本国民という意味では、我々
の数、1億二千万というのはほんの僅かにすぎません。我々が
やるべき事というのは、これまで先人が作って来てくれたこと
を汚さないこと。そしてこの次の世代にですね、あの頃の世代
がいい加減だったから、こんなふうになってしまったというこ
とを絶対に言わせないように、次の世代にちゃんとした国を引
き継いでいくことであろうと。
そのためには、やっぱりそれ相応のですね、我々自身が犠牲を
払う必要があるのではないだろうかということでございます。
我々にはそれだけのことをする力がございます。
今、最初に言いましたようないろんな動きの中で動いておりま
すけれど、しかしこの国の今の状況をみますと、本当に確信を
持ってですね、何が何でも(国交正常化を)やってやろうとい
うところまでの確信では、私はないと思っています。いろんな
思惑がごちゃごちゃ集まってるうちにこういう風になっている
んだと思いますが、そうであれば、こういう状況の時に打開す
るのは、最終的着地点はどういうふうにするのかと。何を最後
やらなければならないのかというような事でございまして。そ
れをしっかりと見据えてやっていけばそんな大きな間違いはな
いであろうと思います。
拉致問題に関する限り、最終的な到達点というのは、『すべて
の拉致被害者を救出する』というこれ以外の何物でもないとい
うことでございまして。これはもう当然、そこから派生してで
すね、北朝鮮に住んでいる2000万の人たち、すべてが平和に暮
らせるようになっていくということに間違いなく繋がることで
ございますので、そこに向かっていくと言うことであろうと思
います。
本当に、この正月ですね、お休みの時、おいでいただいた皆様
に感謝いたしますと共に、後もう少しで私は、それが実現する
と思いますので、ご協力をお願いいたしまして私の話を終わら
せていただきます。
ありがとうございました。(拍手)
▲△▲△引用ここまで▲△▲△
+ 横山 恵 yokomegu77 at yahoo.co.jp +
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北朝鮮拉致被害未帰還者に呼びかける短波ラジオ「しおかぜ」5.89MHz 23:00〜24:00 4:00〜4:30
http://www.chosa-kai.jp/shiokaze.html http://www.senryaku-jouhou.jp/shiotsuu.html
「私達はすべての拉致被害者を救出するため力を尽くしています。拉致被害者の皆さんには
これまで放置してきたことをお詫び申し上げます。必ず助け出します。それ以外の方々も、
自由に日本に戻ることができるように努力しています。もう少しの間、頑張ってください。」
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