[AML 1419] 【反天連声明】アジア蔑視の排外主義ナショナリズム煽動を非難する
sakurai daiko
cjj98680 at ams.odn.ne.jp
2005年 5月 7日 (土) 01:47:28 JST
桜井大子です
反天皇制運動連絡会(反天連)では、4月29日づけで声明を発しました。
報告がかなり遅れてしまいましたが、以下のとおりです。
Bccで複数のMLに流します。また、課題的には直接的には関係のないML
にも発信させていただきます。情報として受け取っていただければ嬉しい
です。
<以下、声明です>
アジア蔑視の排外主義ナショナリズム煽動を非難する
2005年4月、中国で大規模な「反日」デモが行われた。その中には、日本大
使館・領事館や日本料理店への破壊行為もあったため、日本のマスメディアは
これをセンセーショナルに報道した。
しかし、デモ参加者が訴える「反日」や中国政府が言う「日本政府に責任が
ある」という主張は、きわめてまっとうである。小泉首相をはじめとする政治
家たちが、侵略者を「英霊」として祀る靖国神社に参拝し続けてきたこと。
「検定」によって、侵略戦争を正当化しようとする「つくる会」教科書を国家
公認とする一方で、全教科書から「慰安婦」記述の削除を指導したこと。これ
らをもって日本が過去の歴史を改竄・歪曲していると批判するのは、全くその
通りだ。さらに言えば、「昭和の日」法案や「昭和天皇のご生涯のご事蹟とご
遺徳を偲」ぶ「昭和天皇記念館」の準備など、日本政府は「昭和」を正当化し
つつある。昭和天皇を賛美することは、昭和天皇を最高責任者とする植民地支
配と侵略戦争を美化することに他ならず、許されるべきことではない。その上、
海外派兵を正当化する法整備や改憲を進め、国連安保理の常任理事国入りを狙
うのだから、アジア諸国が警戒心を高めるのも当然だ。戦後の日本国はアジア
諸国との友好的関係を築くべく曲がりなりにも努力してきたが、小泉政権はそ
の最低限の責任すら放棄し、アジアとの外交関係をぶち壊しつつあるのだ。こ
うした動きに対して、「日本は歴史を反省していない」とする「反日」の主張
は、全く正しいと言う他ない。
ところが日本のマスメディアの多くは、「反日」デモにおける一部の破壊行
為ばかりを切り取り、中国(あるいは韓国)への敵意を煽ることに専念した。
そもそもの「反日」デモの原因となった日本のアジア蔑視の政策について、こ
れを批判的に取りあげず、中国の国内問題だとする分析ばかりを垂れ流した。
アジア・アフリカ首脳会議で小泉首相が「痛切な反省と心からのおわび」発言
をせざるを得なくなってからも、マスメディアは、日本政府のこれまでの政策
への批判ではなく、中国政府のデモ取り締まりばかりを報じている。
当事者として呼びかけられている「反日」の中身を検討せず、ただ他国の事
情を詮索する自省なき日本の政治家やマスメディアの姿は醜悪である。特に今
までナショナリズムを煽ってきた右派メディアが躍起になって他国のナショナ
リズムを非難するのは、論理的にも破綻している。「反日」デモの暴力を非難
するアジテーションが、中国大使館や日中友好関係の施設などへの破壊・脅迫
を生み出しつつある。私たちはこうした自己中心的・排外主義的・暴力的風潮
(=ナショナリズム)を許さない。
日本政府は、侵略戦争の正当化をやめ、加害国としての戦争責任を果たせ。
そして日本のマスメディアは、アジア蔑視の排外主義ナショナリズムの煽動を
やめよ。
2005年4月29日
反天皇制運動連絡会
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