[AML 1382] Re: 憲法・教育基本法を、具体的な場で守ろう
Takaki Kawaguchi
takaki_kawaguchi at muc.biglobe.ne.jp
2005年 5月 4日 (水) 00:54:02 JST
川口です。
hagitaniさんへ
ご返事させていただくのが遅くなってすみません。
> 残虐な支配を倒すのは戦争だけですか?
> 現に、ロシア南部の諸共和国では、明らかに欧米の支援によって、比較的穏やかな
> かたちの変革が起こっています。
ロシア南部の諸共和国とアフガニスタンでは状況が違うと思います。
ウクライナやキルギスは独裁国家とは言え、近代国家の枠組みが出来ており
タリバンのような石器時代のイスラムとは違います。
過激主義と独裁とは似て非なるもので、独裁は利害によって動く可能性も
ありますし、内外の評判も気にしますけれども、過激主義は力の信奉と憎悪に
基盤を置いているため、諸外国の圧力など気にしないでしょう。
> 将来にわたり、戦争を上回る死者が発生するだろうという根拠はなんですか? そ
> んなことを軽々に他国について断定するのは、ずいぶん恐ろしいことではないでしょ
> うか。
アフガニスタンの平均寿命と新生児死亡率は他の発展途上国と比較しても著しく低く
これは、”戦争を上回る死者が発生”とは言えませんか?
> おそらく、そういう見方は、イスラム教圏に対する侮蔑に結び付きやすいのではな
> いでしょうか。そうすることで、彼らをへんな方向に追いやる結果になれば、いよい
> よ手がつけられなくなるでしょう。
> 考えてみれば、80年代以前は、中東のイスラム教国は、宗教の伝統に固執するよ
> りは、近代化を価値としていたのです。
> 宗教的復古主義(よく原理主義と言っていますが、それはブッシュら、米国の狂信
> 的プロテスタントのことです)は、近代化が約束した繁栄を民衆にもたらさなかった
> からこそ生まれたのです。
何故、中東のイスラム教国では近代化がうまくいかなかったのかを考えるべきかと
思います。大雑把ですが、宗教が搾取、差別と密接に結びついている国では
近代化はうまくいかないようです。イスラムに限らず、ヒンズー教のカーストも
そうですけれども。まず、近代化をするなら寄生地主のような搾取と、宗教勢力の
解体が必要です。しかし、それが出来ないのなら、永久にイスラム原理主義と
近代化のループから抜けるのは不可能でしょう。
グローバル化批判が盛んですけれども、発展途上国は指導者はもちろんのこと、
国民にも大いに問題があることが多く、要するに人間を人間として扱わないので、
この点を直さないと。
調べれば、事例はいろいろ出てくると思います。
> あなたは、反戦というのはたんに戦争に反対だけするものだと思っているのでしょ
> うか?
> 社会のなかにあるものごとはみなつながりをもっています。
> 環境問題や、消費者運動、教育との取り組み、性差別撤廃に向けた運動などが、互
> いに支え合いながら積み重ねてきたものが、あなたの目には入っていないように思い
> ます。
その通りだと思いますけれども、積み重ねてきたものが見えにくいような気がします。
北欧などの外国では市民のコンセンサスが得られてるんでしょうけれども、
何故か日本では反発も多いです。
その違いは何なんでしょう?
> 戦後、地価はどれほど上がってきたでしょう。それがちょっと普通なみに鎮静しよ
> うとしただけで、大勢の失業者を出したほどに、この病は重いのです。その地価情報
> の右肩あがりカーブを喜んで見ていたのは、財界や不動産業者や投機家ばかりでなあ
> りません。労組(大企業労組、企業別労使協調の)も、自分の家のローンが目減りす
> るので、インフレを歓迎したのです。政府の持ち家政策は、こうして、労働者のあい
> だに、経済的格差による分断をもたらしたのですが、加えて言えば、地価高騰のもた
> らした職住遠隔化は、労組の運動そのものをも、時間や体力の面で阻害した(遅くま
> で残って組合活動をしてはいられなくなった)のです。
直接は関係無いのかもしれませんが、hagitaniさんは鳩山ニュータウン事件をご存知
でしょうか?鳩山ニュータウンと言うある新興住宅地に自閉症の子供たちの施設を
作ろうとしたところ、住民の猛烈な反対運動が起きて建設が中止されたものです。
説明会にて、関係者の一人が自閉症の孫のためにと話しを始めると、激しい罵声が
飛び交ったそうです。毎日新聞に市の担当者からの怒りの投書があり、そこには
鳩山ニュータウンの住民を許さないと書かれてました。それに対して、住民からの
投書があり、施設の代替地を用意しているし、”子供も住んでいる”、住民には”先住権”が
あるのだから、住民の了解無しの建設は許されないと書かれてました。
代替地は家などとても立てられない土地だったようですが。
上記の理由は後付けで、要するに土地の値が下がるのを気にしたようです。
私なら機動隊を投入して住民など叩き出して施設を建ててしまいますが、
少々乱暴な考えですかね?
hagitaniさんへの返事になってなくて申し訳ないのですが、思い出してしまいました。
> > そう言えば、都知事の石原慎太郎は、かって水俣病患者に対して「にせ患者」呼ば
> > わりを
> > した人なんですよね。
> > こんな人物が当選するってことは、「護憲」=「護民」だと考える人が
> > 少なくなっているんだろうと思います。
> >
>
> この最後の二行も、どうもよくわかりません。ご説明願えればさいわいです。
>
護憲が自分たちにとって何のメリットがあるのかわかりにくくなっていると思います。
hagitaniさんのおっしゃるように手段を守るのも大事だと言うのはそのとおりですけれども
具体的な目的がはっきりしないと積極的な支持を集めるのは難しいでしょう。
かって具体的な目的を持ち、市民と憲法の掛け橋を担ってきたのが労組ですが、
派遣や請負の拡大によって労組が縮小して市民と憲法を結びつける具体的な
絆が無くなって来たように思います。市民運動がその代わりと言えるのかもしれませんが
市民とのつながりは必ずしも深いものではありません。
たとえば日の丸君が代反対運動は、それはそれで大切でも多くの人たちはあまり
関心をもっていないようです。何しろ社会に出ると日の丸など関係ないですから。
何やらコップの中の嵐に見えて、それへの反発が石原慎太郎を当選させたのかも
知れません。
> いま、なぜ、「護憲」と言わざるを得ないかを、非常に良く説明した発言が、財界
> 人からもなされています。
> 週刊金曜日4月29日号(合併)「憲法特集」に品田正治元日本火災海上社長・経
> 済同友会副代表幹事の護憲論が載っていますから、ぜひ読んでみてください。
有難うございます。
読んでみます。
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