[AML 1367] ( お詫びと訂正)先日転送の「萬晩報」中国と日本記事について

hagitani ryo gitani at sa.netlaputa.com
2005年 5月 2日 (月) 23:48:04 JST


hagitaniです。

先日(4月23日)「萬晩報」 050423中国と日本−マッチポンプとシャドーボクシング
(美濃口 坦)を転送しましたが、転送を受けた人たちから、あの記事には問題が多
く、転送してよいとは思えないという意見をいただきました。

 検討した結果、私の大変な誤読があったと判断せざるを得ません。

 恥をさらすことになりますが、あの推薦はお詫びして取り消します。

 5月4日が近づき、中国でどのような事態になるか、懸念もされます。このような
とき、隣国について偏見をばらまき、助長するような言論に対しては、注意深くなけ
ればなりません。ゆがみや曇りのない目で中国を見たいものです。

 先日、転送に際し、次のような推薦の辞を書きましたが、取り消します。

「日中双方を突き放したクールな見方に、信頼感を覚えます。
 日本の「主流」を作っている主要新聞、通信社の記者たちも美濃口さんと同じよう
に欧米の論調に接しているはずなのに、何をしているのでしょう?
 情報鎖国はもはやあってはならないのです。そして多くの「国際情報通」が、じつ
は、情報にフィルターをかける役割にばかり努めて、日本をまたもや体制翼賛、大本
営発表の国にしてしまっているのではないでしょうか。」

 簡単に言えば、上記の「情報鎖国・・・体制翼賛、大本営発表」などの文言は、美
濃口氏の記事にもあてはまるということです。

 この記事については、TUPのメンバーの一人が、とくに正鵠を得た分析をしてい
るので、その要点をご紹介します。
 【 】内は私の付け加えであり、それ以外の部分も、私なりの要約なので、以下す
べて文責が萩谷にあります。

★ 中国政府はマッチポンプだと断定する根拠はない。

  欧州でそのような論調が主流だと書いているが、欧州在住の日本人の知人で、そ
のような印象を受けた者はいない。

 【フランスの右派紙ル・フィガロは、北京政府が民衆の暴動を利用している、とは
書いたが、ヤラセとまでは言っていない】

 【このTUPメンバーが情報ソースを美濃口氏に確認すると、2本の記事が送られ
てきた。片方はドイツ
のDie Zeitで、ドイツ語のため、内容がまだ確認できていないが、もう1本は、アジ
アタイムズ(香港の新聞の英語版)に載ったものだった。
  たった2本の記事で、欧州の論調を判断するわけにはいかない。
  それも片方は香港紙である】

★デモがよく組織されていたことが、すなわち、やらせだと言えるか?
 デモは、当局への届け出、主催者と警察との打ち合わせなどもあって整然と行われ
るのが当然である。

 中国人は、1989年の天安門の虐殺事件、昨年の重慶でのサッカー試合などで、痛い
経験をしている。インターネットの発達した今日、彼らが国際社会の目を意識し、自
らを律して、あのように比較的穏やかなデモを実現したと推測することも可能である
。

【美濃口氏の論は、先入観にもとづく、あまりに一方的な独断ではないか。そして、
いま、そのような断定が日本では主流となっている。彼は、日本とは異なる欧州の興
味ふかい側面を紹介するというスタンスをとっているかに見えて、今回書いているこ
とは、日本にありふれた、浅薄な裏読みにすぎない】


★最初は、ヤラセだと「思われる」「推定される」と言いながら、そう断定する根拠
も示さず、あとはヤラセとの断定を前提にして論じているのは、論理的に破綻してい
る。
 
【これまで、美濃口氏の記事をいくつか読み、共感するところがあったので、急いで
斜め読みをして、転送してしまったのは、迂濶というほかありません。お詫びします
。私としては、上記の論点のとくに2点目、中国人の国際感覚に言及した点をとくに
重視したいと思います。5月4日、中国人よ、死ぬな、一人も、と言いたい心境です
】

2005年5月2日


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